Hamilton Viewmaticのクリーンアップ その3

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ムーブメントの分解に入る。




自動巻機構を取り外す。

裏側はこうなっている。

ムーブメントは、ETA2824-2。右にあるロゴがETAを表す。関係ないが、このロゴが文字盤にプリントされたビンテージクロノをたまーに見るのだが、あれはどーいうものなのであろうか?

テンプを外す。


丸穴車を外す。と。うおっ…汚れが…

アンクルを外す。アンクルを外す前に、必ず香箱のトルクが残ってないことを確認すること!!
香箱を指で押さえながらオシドリをピンセットで解放し、ゆっくり回してゼンマイを解いていく。ていうか、整備の前には無闇矢鱈に巻かない…よね?


すると…釣れた釣れたw
アンクルがドライバーに吸い付くほどの磁気を初めて見た。


ヒゲ持ちもこの通り、見事なまでに帯磁している。ネジがくっついて持ち上がる。すごっ!!

速攻消磁器で消磁する。中華製のかなり怪しい器械なのだが、ちゃんと消磁できるからすごい。写真撮り忘れた。



輪列受けを外す。


香箱受けも外す。


さて、自動巻機構の分解に入る。裏側のプレートを外しバラす。


香箱内部。外壁付近にAO-3を塗布し、内側にはグリース。


ケースといくつかの部品を超音波洗浄。今回は日の裏側はバラしていないので、地板は洗浄せず。油汚れやカスは、ロディコや爪楊枝にベンジンを染み込ませたものでこすって取り除いた。


つづく…

























Hamilton Viewmaticのクリーンアップ その2

では、バラし始めるとしよう。


…この皮脂汚れよ

裏蓋はスクリューバックではなくネジ止め式であった。今はいいが、10年…20年と経ったときにネジはまだちゃんと着脱できるのだろうか?

あるいは、メーカーのオーバーホールに出せばちゃんと取り替えてくれる部分なのだろうか。

残念ながら今の僕の知識と技術では、このネジの強度を高めたり耐久性を強めたりといった処理は分からない。ので、洗って再利用するのみ。
やはりネジ止め部分までは汚れが浸透し、このように頑固な汚れがこびりついている。
ここからサビなどが発生し防水性能が落ちれば大変危険。なので、今整備やっといてよかった。こいつらはベンジンをつけてこすったり目の細かいサンドペーパーでこそぎ落とす。

しかしさすが、ムーブメントをケースに固定する金具も立派で、綺麗である。梨地になっていて安っぽくもない。

その金具を取り外す。これなんて呼ぶんだったかな、ムーブメントホルダーやったかな?


ムーブメントを取り出したところ。

取り出す時は、機械台を逆さにして時計に当てて、そのまま反転させてケースだけを持ち上げる。

こうしないと、ムーブや針が傷ついたり、曲がったりする。


針を外す時の必須ツール、サランラップ。極細のドライバーを入れてテコの原理で針を外す。
文字盤を傷つけないよう、針を汚さないよう曲げないよう、ホゾを折らないよう、細心の注意を払う。

針が抜けた。


うーん、きれいなムーブだ…!

文字盤を外す時は、このツメを持ち上げて外す。どこの特許かは知らないが、これはETAの偉大な工夫であると思う。

むかーしこれがわからず30分悩んだ末、マニュアルを開いてようやく外し方が分かった、ということがあったw

文字盤を外したらついつい裏側を覗き込んでしまう。裏側までキレーだなあ。きちんとムーブの外周を覆うように輪の部品が取り付けられているが、こうする事により衝撃などで文字盤に生じるわずかなズレを抑止できるのであろう。知らんけど。


日の裏側。時計は、外から見た時とムーブを取り出した時で裏表が入れ替わる。こちらは『裏側』である。


さすがハミルトンに搭載されるETAは質感が高い。ピッカピカである。


つづく。














Hamilton Viewmaticのクリーンアップ その1

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とある覇権会社(派遣会社ニ非ズ)のやり手の若手営業が巻いていたこの時計、

Hamilton Viewmatic
黒文字盤にドーフィンハンド、ミックスインデックスのキリッとした出で立ちのハミルトン自動巻デイト付き。


うーん、かっちょいい!!

八連ブレスの質感は高く、巻いていてとても柔らかく感じる。さすがハミルトン…おそるべし。

ビンテージ時計大好きの僕であるが、明確にビンテージ時計が現代時計にかなり大きく劣る点、それはブレスである。

ビンテージ時計のブレスの価値や楽しみは希少性という要素が多分に含まれていて、装着感や長さ調整の利便性などはイマイチという事も少なくない。

それに比べ、このハミルトンの時計のブレスの質の高さと言ったら、もはや極上と言ってよい。
素材の調達や加工機械の発達、人材チャネルの多様化など色々な理由はあるのだろう。あるいはロレックスが、かなり頻繁にブレスレットの仕様変更を行う点から見ても、日進月歩の世界なのであろう。


閑話休題。


…しかし、時計を手に取ってみるとどうも動きがおかしい。手巻きの感触が重い上に引っ掛かりがあるようで巻きが悪く、シースルーバックの中をのぞいて見ても心なしか乾いているような印象。


裏側。
ネジ周りの汚れから、公私にわたる
パートナーとして使い倒してきたのだろうなぁと、想像できる。




ので、預かってクリーンアップする事にした。ハミルトンの時計は初めてバラすため、楽しみ、楽しみ…


ゴルフのお供に、SEIKO SPACEMOVE

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写真は曇りであるが、じつはもちょっと晴れていた。久々のゴルフのお供に、SEIKO SPACEMOVEを装着する。

普通、ゴルフは衝撃を伴うスポーツなので腕時計はご法度である。ましてやロレックスのような高級時計をするのは考えられない蛮行であるので、お心当たりのある方はご注意下さい。

このような、クォーツ時計やG-SHOCKが一番よい。と思います。
サポーターに半分覆われながらも健気に時刻を示し続けるSPACEMOVE。



全然関係ないが、一時期左肩痛でまともにスイングできなかったのだが、このサポーターをつけると少しましになった事があった。手首を固定する事で肩への負担に関係するのだろうか?

SEIKO 自動巻パワリザ黒文字盤

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一緒に飯食った人の時計がイケてたので見せてもらった。



カッコヨイ!




テスト着。


ええがな…


黒文字盤に金の針、というのが有りそうでない。金色は肌に馴染むから、いざ着けてみるとすごく自然なんよなあ。

アラーム時計好きとして、畏敬の対象であり続けるモデル

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アラーム時計。鳴り物とも言われる。僕はこの機構の時計が大好きで、クロノグラフとかより好きである。

他の多くの機能と同様に実用されることはあまりないのであるが、動力源として慣性のみ使って動作している腕時計に、さらに指定した時間に音を鳴らす機能を盛り込むなんて、離れ業にしか思えないから、だ。

時計は通常、視覚を通して使用するものである。しかしアラームは、主に聴覚に訴えかけるため、五感の仕切りを超えることのできる、(複雑な時計を除けば)ほぼ唯一の実装である。

そんなアラーム好きの僕が尊敬してやまないメーカー、Vulcain。世界で最初にアラーム式腕時計を発売したメーカーであり、今もその矜恃を絶やさぬままアラーム時計界に君臨している。

そんなバルカンの中でも一際異彩を放つこのモデル、

Vulcain Cricket Nautical

ダイアルに施された目盛り、カレンダーのように文字盤下にセットされたディスクは、潜水時の減圧時間の計算を簡単にするものである。赤い矢印がアラーム針。文字盤の読み方はおいおい書こうと思う。

これはロレックスのサブマリーナやオメガのシーマスターなどと同じくダイバーズモデルと言われるものなのだが、見た目もコンセプトもそれらとは大きくかけ離れていて、ダイビングに馴染みのない人には理解不能な、しかし実際やる人には欠かせない浮上時の各段階での減圧時間を確認できるという、とても尖ったコンセプトをもつ。

僕の知る限り、減圧時間を知ることのできる時計はほんの数種類しかないはずである。

オリジナルの発売は40年以上前であるが、これは復刻モデルとなる。オリジナルはもう二百万円は越える値段で取引されているので、とてもではないが手が出ない…

時計本体は見たらわかる通りかっこ良すぎなのであるが、意外と五連ブレスがとても良い!!昔触ったブライトリングのモンブリランのような上質な質感が感じられる!


竜頭も、ドーム型のガラス風防もかっこいい!

ファンに嬉しいロゴ入りバックル。


裏面に空いている穴は、アラームが作動した時に音を鳴り響かせるための空間である。他のアラーム時計にはないこの機構のおかげで、バルカンのアラーム時計は他とは一線を画す、ボリュームのある音を鳴らす。ほんっっとにうるさいのですw

余談ではあるが、ステンレスブレスには、細めの革ブレスを併せると装着感がソフトになり、かつ動きも固定されるのでブレスへの負担が減る。オシャレのためではなく、実用のためにぜひ一つは細めの革ブレスを買いましょう。


かっこよすぎる…!革のバンドを選ぶのも楽しくなりそうだ!




ティソの革ベルトを選びに行く

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友人のティソ、ステンレスのブレスも良いのだがいかんせん重いため、以前よりストラップへの換装をお勧めしていた。

(前整備したときの写真)


…ので、お気にのストラップ屋さんへお買い物に行くのに同伴の巻。

ところがラグ幅22mmは意外と少なく、めぼしいものを出して並べてもらう。


最初に目に付いた、というライトブラウン。とてもよい!他のを試す前に決めようかとも思った。腕の色に近いためよく馴染むだろう。


こちらはさわやかな茶色。薄い茶色は若々しいイメージを与えるが、このくらいの色の濃さだとだいぶ落ち着いて大人っぽい清潔感を感じさせる。

重厚な雰囲気の茶色。これはこれで迫力あって良いなぁ…!

取り敢えずという気持ちで試した黒。あれ?!これ、なんかいいぞ…!?ってなってた。

と、言うわけで…

黒お買い上げw

文字盤が黒いから大変馴染んでいる。黒のベルトや革靴に併せれば、引き締まった印象を与えられるであろう。黒髪の彼にもぴったり!


その後少し貸してもらった。

うーん、良いね!!めちゃ良いね!

…ブレスから革バンドに変えると戻れなく現象って、なんか名前つかないのだろうか。

気に入ってもらえてよかったよかった。できれば二本買わせたかったです。

ロシア アラームウオッチのクリーニング

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以前紹介したことのある、ロシア製アラームウォッチ。

なにやら調子が悪いとのことで診てくれない?と言われたため、喜んで診させていただいた。
いやーまさかムーブメントが拝めるとは・・・

これが時計画像。

たたずまいがCOOL! ケースの金色とインナーダイアルの金色が良く合っている。

裏側。なんとなく、スクリューバックが僕の愛用しているジャガールクルトのMemovox E855に似ている。。。
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開けますよっと。

内側のプレートは、アラーム用のハンマーがあるため固定されているので、回して外すのは外側のリングのみ。三点オープナーを確実にいれて、押す力7割の法則で、しかしより確実に、押す力を8割程度にしながらゆっくりと回して開ける。
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外れた。

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いよいよムーブメント!!

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おお!!!

きれいなムーブメントだし、上質だ!!機構も見たことなくてとてもウキウキさせてくれる・・・!!

拡大。携帯電話用のマクロレンズをなくしてしまったため、キズミを当てて撮影している。 

新しいやつかわないとなー・・・
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蓋の裏側。
なんと、アラーム用のポールは錆びて汚くなってしまっている・・・悲しいぜ・・・
速攻で錆び取り剤につけ数分放置、その後きれいに水洗い。錆びを取り去る。

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文字盤とムーブを取り出したところ。針はみたところきれい!!
文字盤のこまかな汚れは、どうしようもないなあ。
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秒針。なんと、折れ曲がっている。。。悲しいなあこれも。
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時針までとったところ。アラーム針、短い
。旧共産圏の奥ゆかしさなのだろうか。きつくハマりすぎており、文字盤に干渉してるんでは?!
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アラーム針も取り外し、、、日の裏側を確認。
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相当汚れがたまっている・・・!でも今回は分解掃除とかはしないため、
ロディコを押し付けて汚れを吸着させる程度にする。

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とはいえ、やはり少しはばらさないと汚れがとれない・・・
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しつこい汚れは、このようにロディコに押し付けてとったりする。ベンジン出すのがめんどいだけなのだが…
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動かしているといつのまにか止まる・・・という症状もあるそうなので、ムーブメントもみてみよう。
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テンプを外す。
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上から見たところ。受けやアンクルを取り外した。
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ムーブメントからは質実剛健、という印象を受ける。いいムーブやん!
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かっちょいい!!!
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歯車を抜く。
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二番車の受けを外す。
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これ、秒針が取り付けられる四番車なのだが。。。なんでこんなに汚れてるんだ。。。
そして、なぜ曲がってるのだ。。。
ここが時計が止まる原因だろうなあ、ということできれいにする。結局ベンジン取り出す羽目に…
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これはアラーム駆動部分。
奥に移ってるギザギザの歯車が、アラームハンマーの腕を激しく弾くように振動させ、ハンマーは裏蓋についているポールを叩き、音を鳴らすという仕組みである。 手前の歯車はアラーム用香箱の角穴車⚙

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これがアラームハンマーを駆動させる歯車。形がかっちょよい!
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アラームを駆動させるメインスプリング。 開けて、注油。
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さっきの四番車、ベンジンで洗ってこすってきれいにする。先端が曲がってるのは、戻そうとすると折るのは間違いないので、放置。
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それぞれ磨いたり注油したりした部品を組み戻していく。
この時計、二つの竜頭がものすごく入りづらい・・・ 

アンクルをつける前に竜頭を入れて、ザラ回し。高速になりすぎないよう注意しながら、歯車がスムーズに回転することを確認する。
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その後アンクルを取り付ける。少しだけゼンマイを巻いて、ピンセットで弾いたらちゃんと全ての歯車が動くことを確認する。そしたらテンプをつけて、動き出すことを確認。元気に振れている! 
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針は、曲がっているのをできるだけ伸ばして再び装着する。
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アラームが鳴るタイミングをきちんと合わせるのがやや難しい。
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・・・この後は歩度を調整し、ケーシングし、無事持ち主の元へ戻りました、とさ。

なんか色々放置してるのだが、ちゃんと動くようになってよかったよかった!!


・・・と言いたいところであるが、渡すときにまだ一つ問題が修正されていなかった。

この時計、なぜかアラームをセットした時刻+四時間でアラームが駆動してしまうのである。

分解しているときに気付いたらよかったのだが、すべてケーシングまで終わった段階、渡す直前で気付いたため、今回はそのまま返すことにした。

ので、またいつか、この時計は帰ってくるだろう。。。そのときバシっと直せればいい、よなあ。


Globetrotter再生記 その7

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さて、ケースも中身も終わったのでケーシング。

一度竜頭を抜き、上から被せるようにケースを入れ…

ひっくり返し、リューズを刺し、ムーブメント抑えを入れる。信じられないくらいちゃちい金具だ。これが原因で、リューズ操作時にぐらつきがあるのであった。
頑張れば調整できそうでもあるのだが、金属曲げるのめんどくさいしムーブメントに傷とかつけても嫌なので、まあこのままでいっか。

パッキンが無くなってるので付けなければ。
ストックの中のパッキンから適切そうな大きさのものを選び…

シリコングリスを塗布。この塗布器の容器を開けたらスポンジのようになっていて、そこに入れてまた蓋をしてグリグリ回せば、パッキンにグリスが塗布される。

このパッキン、すこし径が小さかったのだが、ピンセット二つを使って器用に伸ばしながら溝にはめ込む。

裏蓋をして、終わり。

ケースも風防も、輝いている…!!

褪色したベゼルがとてもよい。

竜頭側側面。ぴかっびか

歩度を測る。使用するのはいつものフリーソフト、びぶ郎。かなり遅れ気味であったので、

緩急針やヒゲ持ちをいろいろ動かし、このように水平に近い状態にする。これでいわゆる、時間がある程度正確に刻まれている状態である。
振り角やビートエラーはボラティリティが大きく、いまいちちゃんと数値が出てない気がする。まぁ、出てたとしてもそれらを治す技術などないのであるが…


塗り直したオレンジの針、とても良いなぁ。

そしてここで登場…


新品ベゼルw 

時計自身と同じくらいの値段であった…

古いベゼルを外し、新たに装着。うおっ…これは…




か…カッコ良い…😂



ケースの輝きも素晴らしい。
ベゼルからチラ見えしている四隅の輝きが、この時計の魂を感じさせる。

文字盤は変わらず汚いのだが、他を整備すれば見てくれはなんとかなるもんだなあ…

SINN EZM3に付けていた手縫いの皮バンドを取り外し、付ける。色は合わないがまあよかろう。

丸めた所。

すこしアップ。
秒針も、先端を白く塗り直しただけなのにとても凛々しくなった。

針と夜光、バッチリやないか…文字盤の夜光とも色が合っている!

四時位置を指しているニューヨークタイムを示す黒の時針、とってもよい…。オレンジの分針の下に隠れてるのはクリニッヂ標準時を示す時針。


…さて、以下は入手時の写真。

以下は整備後。
なんか若々しくなった。

ただ一点、

新しいベゼルも水色と黄色という斬新なカラーリングで半端ないセンスを感じるものだが、褪色したベゼルはコレはコレでありだなあ…、、、どっちも売らずに取り替えながら使おうw

気に入った時計に手を入れて、綺麗にして使うってのはとてもよいね!どんなに古い時計でも、部品さえ揃ってればまた実用できるのが機械式時計の魅力でもある。

久々に時計趣味を満喫できた一本でして、とさ。

Globetrotter再生記 その6

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さて、プラスチック風防と外装の研磨に入る。

風防にはひび割れがあり、これはどうしようもない…


インナーベゼルと風防の間に、コジアケを何重にもティッシュで包んだものをいれ、こじると分離される。
インナーベゼルに傷をつけないようにするのがとても大切。このインナーベゼル、黄色の矢印と世界の都市の表記がとても印象的でカッコ良い…!!

ケース。
キレイキレイで洗い、さらに超音波洗浄のあと、サンエーパールで研磨する。そのあとまた超音波洗浄。


手前の角が軽く研磨したもの、奥の角は未研磨。数秒間擦っただけなのにめっちゃ綺麗になった…


あんなにぼろいジャンクだったのに…!


ピッカピカでござるの巻

風防も、耐水ペーパーとサンエーパールで研磨したもの。

このみずみずしさ…!!

竜頭周りのくすみも一蹴。
神聖な感じの輝きを放っている…!

ピッカピカになりましたとさ。退色ベゼルも、これはこれで合う…!!良い!

裏蓋の側面の鏡面仕上げ部分も数十秒手でこする程度の研磨。他のところの傷も少ないし、研磨されまくった形跡もない。相変わらず、弾痕のような穴ポコが、カッコ良い。

ケースは当たり個体であると考えて間違いない!


続く。

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