カルティエ マストタンク(初期)VS タンク

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仕事もできて時計にもこだわる某O女史が素晴らしいカルティエタンクを巻いていたので、手持ちのマストタンクと記念撮影してみた。このマストタンクはジャンクで拾ってきて直したもの。 CHLE4150

うーん美しい。。。。どっちも美しい。

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言うまでもないが左側がタンク(クォーツ)、右側がマストタンク(手巻き)。初期のマストタンクには、Must de という文字が入っていないそうで、ごくまれにこの文字盤を見る。

大きさも佇まいも非常によく似て見えるのだが、針の色、文字盤の色、ケースの縦横比、質感、リューズの形やグレード感、リューズ石の形(スピネルという宝石らしい)、などなど結構いろんな違いが見えてくる。ちなみにもちろん、お値段は十倍近く違う。

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革ベルトは純正 vs 露天レベルの安物。並べるのもおこがましい、、、w

タンクのベルトは真っ黒のほうが品格が出てよいね!
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少しアップ。ケースの横でネジ止めされているのも違うポイントだ。

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ちなみにこのマストタンク、直した直後はこうやってNATOストラップを通して巻いていた。こんなことするのは多分僕ぐらいであろう。VULCAINのレディースダイバーについていたものである。

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こっからはマストタンクのみ。闇にも映える。

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サイズは小さいが、ONで十分着用可能な品格を備える。

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精度はOHしたてて文句なし!視認性も抜群、本当に上品な時計である。。。

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あまりに格好良いので何度も見てしまうのでした。あと、とても軽いのが良い。

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以上、カルティエタンクとマストタンクのツーショットでした。





Twitter始めた → @HorologyWatchi1

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何年ぶり何回目になるんだか…

最近、COVID-19の情報収集でTwitterをよく使っていた。Twitterは信頼できそうな人をフォローさえしていれば、その人が勝手に情報を取ってきて勝手に解説をしてくれるので、いちいちニュースを追うのがものぐさな身としてはとても助かるのであった。

んで、なし崩し的に色々読んでいくと、、、時計関係のつぶやきがとてもおもしろいことに気づいた。何人か時計業界で名のしれた人をフォローしたりしたが、メディアやInstagramよりも、もう少しぶっちゃけたことを喋っていておもしろい。しかも、こういう人たちも勝手に情報を取ってきて勝手に解説をしてくれるので、とても有り難い。

ということで、もう5年位呟いていない本垢をおいといて、時計垢(@HorologyWatchi1)を作ってみた。 一応リンクというところにこのBlogのURLを入れておいたが、まあ誰も踏まないであろう。。w

更新内容は、Blogに書くほどでもないがInstaに上げれるほどのものでもなく、かといって完全に忘れるのは少しもったいない備忘録、、、というような感じになるであろう。あと、FF外から失礼します文化がまったく理解できないので、それを許せない人に怒られたりして意外とすぐにやめるかも。。。😅

なんか名前を書いたら勝手にユーザー名を決められ、しかもそれがHorologyWatchi1という、腹痛が痛いような感じの名前になってしまいやや凹んでいる。。。(後で変えられることを今知ったが時既に遅し)
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以上、どんだけ今更やねんという感じですが、Twitter始めた話、でしたとさ。


迷うのは、ここのアップデートをTwitterに流すかどうかなんだよなー。全然Twitterに流すような価値のある情報ではないのだが、まあ物は試しで今度流すよう設定してみようっと。







カンボジア初の時計学校、Prince Horology訪問!その4

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引き続き構内の設備を見学していく。

金属加工室が本格的すぎる

金属加工室にはこんなものもある。

CNCフライス。でかっ!!本格的すぎる。入学したい…
CNCフライスとは、簡単に言うと穴あけマシンを固定してコンピューター制御でグリグリ動かしながら金属加工をする機械。素材を積み上げていく3Dプリンターとは逆の機械。
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うーん、すごい。。。。

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こちらはシャブリン社製の精密旋盤。
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ほかにもいろいろ機械があったが撮り忘れた。。。


こちらは生徒さんが使うロッカー。なんとロッカーまでスイスから輸入!!なんなんだ!!
そしてやはりかっこいい。開け閉めさせてもらったが、音が違った。笑。
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Prince Horologyに別れを告げる

ひとしきり回った後、後のスケジュールもあったので丁重に挨拶を交わし、市内に戻ることにした。

入り口横の待合スペースのソファ。

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学校の敷地をでて、大通りから振り返る。この中を入っていくと、学校に着く。
知らないと絶対たどり着けない。

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トゥクトゥクで市内に戻る。30分くらいかかるのだが、2ドルを渡せば問題なく連れて行ってくれる。風と振動が心地よい。

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そしてプノンペンの空港から帰路へ。
東南アジアの夕陽がまぶしい。キレイだなー。

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と、オープン前の時計学校、Prince Horologyの興奮がまだ冷めないのだが、このまま飛行機に乗り帰国しましたとさ。

今回は時計師の方々に会えなかったのが残念だったのだが、メールでいろいろと質問を送ったところとても丁寧に答えてくださったので感謝である。いずれ、日本語訳にしてブログに載せるつもりだ。


東南アジアの時計の未来に思いをはせる

カンボジア初の時計学校、おそらく日本人では初潜入であっただろう。御覧の通り、最新の設備、最新の環境が整い、現役時計師から指導を受けられるという東南アジア屈指の恵まれた環境である。

その1でも書いたが、アジアで時計を学ぶ環境は限られており、特にこういった時計制作までできる環境というのは非常にまれではないだろうか。東京のみなさんはヒコ・ミズノがあまりに身近なので実感がないかもしれないが、そのヒコ・ミズノの学校関係者の話によると、そういった本格的な時計学校はアジアでも2,3くらいしかないのでは、という事であった。

まさかカンボジアにこういった学校ができているということはご存じ無いであろうが、いつの日か知られる日も来るだろう。その時に、多くの時計師が、質の高い時計技術を学び、個性豊かなオリジナル時計を作成し、ゆくゆくは独立時計師アカデミー(AHCI)で脚光を浴びるスターが誕生していれば、いいなあ。


以上、4エントリに渡る、時計学校訪問記でしたとさ。走り書きで申し訳ない。


※関連記事は以下から御覧ください。



タグホイヤーの電池交換&クリーニング

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お世話になってる人から電池交換を頼まれたので、ついでにクリーニングもしますよと預かる。

タグホイヤー クォーツ時計。
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これと同じものを頼まれるのがもう3人目なんだが、そんなに人気だったモデルなのだろうか・・・?確かに高級感のある深い青ダイアル、視認性の良いインデックス&針、良質のステンレスブレスは良いものである。クォーツにしてはちょっと重いなあと思ったのだが、それもまたよい。
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長年使ってきたのであろう、小傷が入っている。

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裏側。潜水服の刻印がある。ここに汚れがたまりやすく、この個体も皮脂汚れが付着している。

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中身を取り出す。

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ハンディリューターで磨く。サンエーパール。

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ヘアライン加工用スポンジでヘアラインを修復。まずは荒いやつからスタートし、傷をとりつつヘアラインを仕上げていく。

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ブレスの真ん中はポリッシュ加工されているので適宜マスキングテープ(TAMIYA)でマスキングしながら仕上げる。ただ、あまり削り過ぎたくないため、ある程度の傷は消さずに残す。

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研磨中は研磨剤が飛び散るので、汚れてもいい服でやる必要がある。また、細かい粉塵も出るので、N95マスクを着用することをお勧めする。あるのとないのとでは、全然違います。ほんと。


ブレスも裏蓋も超音波洗浄機に沈める。五分間洗浄。

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この瞬間がなんともいえず快感。。。出したらピカピカに!


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ベゼルの墨入れが落ちてるところがあるので、敬愛するゼンマイワークスの記事を思い出し、必殺タミヤカラーで修復。これが意外と落ちないのである。ちなみに前は黒の油性ペンとかをつかったりしていた。

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こんな感じでインクをいれ、ふき取りつつ色を入れていく。4が難しかった。。。
ある程度インクを落としたら、つまようじをこすりながら余計なインクを落としていくことで、
かなり細かな調整が可能。

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パッキンは状態がよかったのでグリースを塗って再利用。
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新しい電池で順調に動作。

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おおーーいいねー!装着感が抜群に良い。

ブレスレットはもうちょっとポリッシュしてもよかったかな?
まあどーせすぐ傷がつくからいいか。
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この通り、キレイにしてお返ししたところとても喜んでいただけた。

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ブレスレットのポリッシュ部とヘアラインの切り返しの部分はやっぱクッキリさせるほうが高級感があって良いね!この時計はベゼルもポリッシュ仕上げなので結構細かい研磨が必要であった。でも楽しいから全然良い。


以上、タグホイヤークオーツの電池交換&クリーニングでした。




SEIKO フジツボ(通称Helmet)愛用中

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黒の革バンドに変えたら、めっちゃよくなった。。。。

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友人から販売情報を教えてもらい、慌ててゲットしたSEIKOヘルメット。フジツボの愛称でも有名。

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みよ、この清々しいまでに盛り上がった極太のケース。
ピカピカに磨き込まれ、シンプルでありながらも存在感を放つ鏡面ベゼル。

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自動巻きのみ、リュウズは時間をセットするためだけにある。
プッシュボタンはぐらつきもなく、堅牢な作りを感じさせる。

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かっこよい。

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このツールウォッチ然とした佇まいがたまらん。

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やはり文字盤が白x黒なので、バンドも黒の革バンドが合う。

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リストショット。画質わるーw

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手のひら側からみたところ。リューズがケースに収まっており、
さらに、プッシュボタンも面取りされ、ツルッとしているため、手の甲への圧迫感がない。

このサイズ、この形状なのに、驚くほどつけやすいのである。

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ガラス風防の奥のインナーベゼルが凛々しい。

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秒針がなくスッキリしていて、正面からの視認性も抜群。

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以上、いつ見てもめちゃめちゃかっこいい、SEIKOフジツボでしたとさ。




オールドゼニスやばい良い、三つ目、アローハンド😍 Super Sub Sea A3736

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これも先のコレクターとの会合時に見せていただいたもの。

ZENITH Super Sub Sea A3736

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もはや芸術品。。。。
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なんと腕につけさせてもらった!!!めちゃめちゃ嬉しい。
ムーブメントは名機146HP。

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しかもGay Freres社のラダーブレスつき。たまらん。。。。
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オールドピアノの上で撮影。めちゃめちゃかっこいい。

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僕のMemovoxのGay Freresブレスとツーショット。

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ツーショット。
リアル生活でGay Freresブレスのオーナーに会うのはこれが初めてである。

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何回見てもあきないなー。もっと写真とればよかった!!
この時計をリアルで見ることができる人って、めちゃめちゃ限られているのではなかろうか??

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ピンク・フロイドのレコードが背景に見える。

彼はおもむろにレコードを取り出し、Darkside of the Moonをかけはじめた。アナログプレーヤーで聞くピンク・フロイド、めちゃめちゃよかった。

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クッションケースに左右に割り当てられたリュウズとプッシャー、ロリポップ黒の針、パンダ三つ目、アローハンド、僕がかっこいいと思えるすべての要素が詰まっているスーパー名作クロノグラフ。デイトナよりいいかも。。。

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以上、貴重な一本との出会いについてでした。





エベラール コントグラフ ビンテージオリジナル!!めちゃめちゃ良い

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先日、とある時計愛好家とお会いする機会があり、先方のコレクションを一部見せていただいた。

その中にあった・・・・これ!!

Eberhard CONTOGAF (Original)

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うーん、ヤバー。。。。めっちゃくちゃかっこよい。。。

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見よ、この精悍な佇まい。。。

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状態も抜群。50年経ってもこんなにかっこいいままの時計って、すごない?

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愛好家があつまると、こうしてリストショットをとりあうのは世の常。

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気に入ったので、しばらくつけさせてもらい、ニヤニヤしていた。

搭載キャリバーは自社製のCal.310-82。REF番は131501・・・だろうか?
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何枚写真を撮っても飽きないなあ。

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以上、ビンテージの超名品のご紹介でした。





閑話休題 ビンテージダイバーズの名作、ウイットナー7004A

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さてここで小休止、

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米国ウイットナー社のダイバーズウォッチ、7004A。赤いベゼルにアローハンド、ロリポップクロノグラフ針と、ツボを抑えていて美しい。マイナーブランドのビンテージであるにも関わらず、未だに人気モデルとして活発に取引されているのも頷ける。
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ビジネスシーンでも存在感を放つ。もちろん、いままで他人とかぶったことは一度もない。
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都会を眺めながら一息つくときの腕もとで、静かに佇んでいる。白黒でも尚ヨイね!
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ラグの、少し角ばった形状がホント好き。
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ダイバーズだけあって視認性は抜群。昨今の非常事態下において、こういう頼もしい時計を身に着けたくなるのは生存本能か?
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以上、ビンテージダイバーズの珠玉の名作についてご紹介でした。

カンボジア初の時計学校、Prince Horology訪問!その3

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さて、コロナ禍で少し時間が空いてしまったが、カンボジア初の時計学校の訪問記の続き。

�の前に、現時点でのカンボジアの状況について。

伝え聞いたところによると、まもなく緊急事態宣言が発効される見通しとの事で、周辺国からやや遅れつつもカンボジアも長く暗い停滞の黄昏を迎えようとしている。

カンボジアのように若い国が、いかに伝染病と戦うというのか。観光収入に大いに依存し、アジア諸国からの投資に頼って都市・リゾート開発を進める国が、どういった痛手を受けるのであろうか、想像に難くない。困難な舵取りを担う政府首脳や官僚、経済・産業界のリーダーたちの苦労は果てしないものであろう。だが、過去この国に悲惨な歴史をもたらした無節操な革命政府とは違い、ウィルスは人類共通の敵であり、先人たちの生死をとした努力により戦う方法は分かっている。

願わくば、カンボジアの国にまたあの賑わいが戻りますように。

さて、いざ校内へ。

案内してくれたのはこの方。本来時計師の方とアポを取ろうとしていたのだが、春節のタイミングでちょうど欧州へ帰国中であったので、代理でわざわざ案内してくれたのであった。休日出勤であろう、申し訳ない。大変ありがたい。

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校内からは廊下づたいに広く窓がとられており、陽光が差す明るい雰囲気。


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いたるところに、このようにレリーフが飾られている。これはなんだったかな・・・・ ゼニス?
尚、写真も、その被写体もすべて校長のMr. Louiの私物だそうだ。

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ランゲのクロノグラフムーブも。美しい。。。。

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一流の設備を見て回る


学校自体はまだまだ設備をいれている途中だが、このようにもうほぼ仕上がっている。このサイズの教室が2部屋ある。めちゃめちゃ綺麗。。。広い。。。

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カンボジアなので湿気対策の加湿器は必須。

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こちら、洗浄室の一角。まだ機械の設置も終わってなくて、段ボールも山積み。この向こうには大量の研磨マシーンと研磨用の資材がつまれてあった。

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こちら、脱進機の模型。うしろにあるゼンマイをまけばほんとに動く。楽しい。

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これが学習用机。机から道具まで、すべてスイスから直輸入。ものすごい額の金をつぎ込んでいる。この学校にかける気合が見て取れる。

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当然のように、大小さまざまな道具はすべてベルジョン。
ベルジョンとは、時計用具の業界でまず間違いなく最高品質(と価格)の道具を提供しているメーカー。

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ライカの実態顕微鏡。2席ごとに1台、設置されている。

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こちら、Sylvacのマイクロメーター。当然のように一流メーカーである。

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作業机は昇降式。

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これは別の教室。奥に見えるホワイトボードのところに講師用の机があり、顕微鏡の映像を見せたりしながら授業を進められるようになっている。

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ベルジョンの指サック。取り放題w

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顕微鏡。映像を出せるようになっている。

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ため息の連続。。。

このように、家具も、機材もスイスの時計師が最高のものをスイスから輸入している。最高の品質を追求し、まったく金に糸目をつけていない事に驚かされる。さすがの財力。。。あらゆる光景が目の保養であった。

無人の、しかもまだ完成していない教室や備品であっても、 カンボジアから真の時計職人、そして時計ブランドを育てるんだという創業者の強い意志を感じることができる。



もそっと、つづーく。

カンボジア初の時計学校、Prince Horology訪問!その2

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というわけでカンボジアはプノンペンへ。このブログの読者の何人がカンボジアに行ったことがあるだろうか、あったとしてもほとんどはアンコール・ワットのあるシェムリアップではなかろうか?

プノンペンへ

こちらは首都プノンペンのプノンペン国際空港。東南アジア独特の空港に降り立った瞬間の熱気にまかれつつもリストショット。相棒はSINNのクロノグラフ、256。SINNの信頼性は圧倒的で、ついついこういった海外旅行に連れて行ってしまうのである。

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バゲッジクレームへ続く道。こぢんまりしているが、清潔で明るい空港である。

信頼できるSINN

SINNには、発汗を予測しラバーバンドを装着。圧倒的つけ心地、圧倒的機能性。SINNのような時計にはラバーバンドがお似合いである。

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SINN 256の精悍な佇まい。この時計はチタン製の屈強なケースの中に、信頼性の塊ともいえる高品質なETA7750が搭載されている。正確性はすさまじく、1-2年前にテンプを入れ替えとても元気に動いている。

プノンペン空港から市内へ


さて、空港から市内へは自動車でおよそ40分ほど。距離はとても短いのだが、渋滞がひどいのでこのくらいかかるのであった。平日の昼間についても渋滞がひどいので、週末はあまり考えたくない。

ホテルにチェックイン。プノンペンは海外資本のきれいなホテルがたくさんあるがそのどれもが非常に安く、とてもお得である。このホテルは以下の通りゴージャスな内装の広い部屋、清潔で明るい最新機器の揃うバスルームに日本以上のサービスがついて、一泊1万円を切る。無論、一部屋あたりの値段であって、複数人で泊まればもっと安くなる。

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プノンペンはメシウマ

カンボジアといえば旧インドシナ。フランス統治下におかれていた歴史があるだけあって食が豊かである。カフェも充実していて、早速気になっていたエリックカイザーへ。

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やはりめちゃくちゃうまい。。。

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周辺国でもエリックカイザーを食べたことがあるが、カンボジアが一番美味い。

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パンもコーヒーもめっちゃうまい。目当てのクロワッサンは残念ながら売り切れていたが、他のもうまかった。コーヒーはここで飲んだらもうスタバとかでは飲めない。

Prince Horologyへ向かう

腹ごしらえが終わり、さっそくPrince Horologyへ向かう。交通手段は、市内でもっともポピュラーな交通手段であるトゥクトゥク。ちょっとした距離であればだいたい1ドル、電車で2駅分くらいであれば2ドル程度。

Prince Horologyへはおよそ30分ほど。料金はたしか4ドルくらいだった気がする。なお、単位はUSDである。一応リエルという通貨もあるのだが、ドルのほうが便利だし流通している。

降りるときに運転席を撮らせてもらった。この箱がなにかわかるだろうか?
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カンボジアではGrabや、ローカルの配車アプリをつかいトゥクトゥクを呼ぶのが普通である。つまり、運転席にスマートフォンを設置するのが必須なのであるが、困ったことにプノンペン市内ではスマホのひったくりが横行しており、僕の知り合いも何人かやられたと言っていた。運転席のこの箱は、ひったくりからスマホを守るための彼なりの工夫であった。感心した。

いい笑顔である。
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アポイントメントが現実に

道路からすこし入ったところに、目的地であるPrince Horologyがあった。

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基金の看板と並べて、学校の看板が掲げられている。テンションめちゃめちゃ上がったw

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約束の時間である14:00きっかりに、一人の若者が厳重にロックされた鉄扉を開いて降りてくるのが見えた。辺りを見回し、僕の姿を認めると軽く会釈をしてきたので歩み寄り握手。

まだ開校前の時計学校、しかも東南アジアでも類を見ない最新機器の揃う施設に足を踏み入れる。間違いなく日本人では僕が初めてであろうw

若干の緊張と高揚感を抑えきれず、声が上ずって足取りが心もとない。紳士的な青年に案内され、3Fの会議室に通された。


つづーく。


 

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