カンボジア初の時計学校、Prince Horology訪問!その3

カテゴリ:
さて、コロナ禍で少し時間が空いてしまったが、カンボジア初の時計学校の訪問記の続き。

�の前に、現時点でのカンボジアの状況について。

伝え聞いたところによると、まもなく緊急事態宣言が発効される見通しとの事で、周辺国からやや遅れつつもカンボジアも長く暗い停滞の黄昏を迎えようとしている。

カンボジアのように若い国が、いかに伝染病と戦うというのか。観光収入に大いに依存し、アジア諸国からの投資に頼って都市・リゾート開発を進める国が、どういった痛手を受けるのであろうか、想像に難くない。困難な舵取りを担う政府首脳や官僚、経済・産業界のリーダーたちの苦労は果てしないものであろう。だが、過去この国に悲惨な歴史をもたらした無節操な革命政府とは違い、ウィルスは人類共通の敵であり、先人たちの生死をとした努力により戦う方法は分かっている。

願わくば、カンボジアの国にまたあの賑わいが戻りますように。

さて、いざ校内へ。

案内してくれたのはこの方。本来時計師の方とアポを取ろうとしていたのだが、春節のタイミングでちょうど欧州へ帰国中であったので、代理でわざわざ案内してくれたのであった。休日出勤であろう、申し訳ない。大変ありがたい。

IMG_20200120_142841

校内からは廊下づたいに広く窓がとられており、陽光が差す明るい雰囲気。


IMG_20200120_144530

いたるところに、このようにレリーフが飾られている。これはなんだったかな・・・・ ゼニス?
尚、写真も、その被写体もすべて校長のMr. Louiの私物だそうだ。

IMG_20200120_144731

ランゲのクロノグラフムーブも。美しい。。。。

IMG_20200120_144744


一流の設備を見て回る


学校自体はまだまだ設備をいれている途中だが、このようにもうほぼ仕上がっている。このサイズの教室が2部屋ある。めちゃめちゃ綺麗。。。広い。。。

IMG_20200120_144832

カンボジアなので湿気対策の加湿器は必須。

IMG_20200120_144852


こちら、洗浄室の一角。まだ機械の設置も終わってなくて、段ボールも山積み。この向こうには大量の研磨マシーンと研磨用の資材がつまれてあった。

IMG_20200120_144925

こちら、脱進機の模型。うしろにあるゼンマイをまけばほんとに動く。楽しい。

IMG_20200120_144947

これが学習用机。机から道具まで、すべてスイスから直輸入。ものすごい額の金をつぎ込んでいる。この学校にかける気合が見て取れる。

IMG_20200120_145129

当然のように、大小さまざまな道具はすべてベルジョン。
ベルジョンとは、時計用具の業界でまず間違いなく最高品質(と価格)の道具を提供しているメーカー。

IMG_20200120_145245

ライカの実態顕微鏡。2席ごとに1台、設置されている。

IMG_20200120_145509

こちら、Sylvacのマイクロメーター。当然のように一流メーカーである。

IMG_20200120_145811

作業机は昇降式。

IMG_20200120_145903

これは別の教室。奥に見えるホワイトボードのところに講師用の机があり、顕微鏡の映像を見せたりしながら授業を進められるようになっている。

IMG_20200120_150856


ベルジョンの指サック。取り放題w

IMG_20200120_150909

顕微鏡。映像を出せるようになっている。

IMG_20200120_150746


ため息の連続。。。

このように、家具も、機材もスイスの時計師が最高のものをスイスから輸入している。最高の品質を追求し、まったく金に糸目をつけていない事に驚かされる。さすがの財力。。。あらゆる光景が目の保養であった。

無人の、しかもまだ完成していない教室や備品であっても、 カンボジアから真の時計職人、そして時計ブランドを育てるんだという創業者の強い意志を感じることができる。



もそっと、つづーく。

カンボジア初の時計学校、Prince Horology訪問!その2

カテゴリ:

というわけでカンボジアはプノンペンへ。このブログの読者の何人がカンボジアに行ったことがあるだろうか、あったとしてもほとんどはアンコール・ワットのあるシェムリアップではなかろうか?

プノンペンへ

こちらは首都プノンペンのプノンペン国際空港。東南アジア独特の空港に降り立った瞬間の熱気にまかれつつもリストショット。相棒はSINNのクロノグラフ、256。SINNの信頼性は圧倒的で、ついついこういった海外旅行に連れて行ってしまうのである。

IMG_20200117_123317

バゲッジクレームへ続く道。こぢんまりしているが、清潔で明るい空港である。

信頼できるSINN

SINNには、発汗を予測しラバーバンドを装着。圧倒的つけ心地、圧倒的機能性。SINNのような時計にはラバーバンドがお似合いである。

IMG_20200117_123328

SINN 256の精悍な佇まい。この時計はチタン製の屈強なケースの中に、信頼性の塊ともいえる高品質なETA7750が搭載されている。正確性はすさまじく、1-2年前にテンプを入れ替えとても元気に動いている。

プノンペン空港から市内へ


さて、空港から市内へは自動車でおよそ40分ほど。距離はとても短いのだが、渋滞がひどいのでこのくらいかかるのであった。平日の昼間についても渋滞がひどいので、週末はあまり考えたくない。

ホテルにチェックイン。プノンペンは海外資本のきれいなホテルがたくさんあるがそのどれもが非常に安く、とてもお得である。このホテルは以下の通りゴージャスな内装の広い部屋、清潔で明るい最新機器の揃うバスルームに日本以上のサービスがついて、一泊1万円を切る。無論、一部屋あたりの値段であって、複数人で泊まればもっと安くなる。

IMG_20200117_140331

プノンペンはメシウマ

カンボジアといえば旧インドシナ。フランス統治下におかれていた歴史があるだけあって食が豊かである。カフェも充実していて、早速気になっていたエリックカイザーへ。

IMG_20200117_143442

やはりめちゃくちゃうまい。。。

IMG_20200117_143630

周辺国でもエリックカイザーを食べたことがあるが、カンボジアが一番美味い。

IMG_20200117_144126

パンもコーヒーもめっちゃうまい。目当てのクロワッサンは残念ながら売り切れていたが、他のもうまかった。コーヒーはここで飲んだらもうスタバとかでは飲めない。

Prince Horologyへ向かう

腹ごしらえが終わり、さっそくPrince Horologyへ向かう。交通手段は、市内でもっともポピュラーな交通手段であるトゥクトゥク。ちょっとした距離であればだいたい1ドル、電車で2駅分くらいであれば2ドル程度。

Prince Horologyへはおよそ30分ほど。料金はたしか4ドルくらいだった気がする。なお、単位はUSDである。一応リエルという通貨もあるのだが、ドルのほうが便利だし流通している。

降りるときに運転席を撮らせてもらった。この箱がなにかわかるだろうか?
IMG_20200120_141009

カンボジアではGrabや、ローカルの配車アプリをつかいトゥクトゥクを呼ぶのが普通である。つまり、運転席にスマートフォンを設置するのが必須なのであるが、困ったことにプノンペン市内ではスマホのひったくりが横行しており、僕の知り合いも何人かやられたと言っていた。運転席のこの箱は、ひったくりからスマホを守るための彼なりの工夫であった。感心した。

いい笑顔である。
IMG_20200120_141026

アポイントメントが現実に

道路からすこし入ったところに、目的地であるPrince Horologyがあった。

IMG_20200120_142828

基金の看板と並べて、学校の看板が掲げられている。テンションめちゃめちゃ上がったw

IMG_20200120_142829


約束の時間である14:00きっかりに、一人の若者が厳重にロックされた鉄扉を開いて降りてくるのが見えた。辺りを見回し、僕の姿を認めると軽く会釈をしてきたので歩み寄り握手。

まだ開校前の時計学校、しかも東南アジアでも類を見ない最新機器の揃う施設に足を踏み入れる。間違いなく日本人では僕が初めてであろうw

若干の緊張と高揚感を抑えきれず、声が上ずって足取りが心もとない。紳士的な青年に案内され、3Fの会議室に通された。


つづーく。


 

カンボジア初の時計学校、Prince Horology訪問!その1

カテゴリ:

時計サイトの気になるニュース

去年、SJXという時計愛好家のニュースサイトでこんな記事を発見した。

Cambodia’s First Watchmaking School Opens in Phnom Penh
https://watchesbysjx.com/2019/12/cambodia-watchmaking-school-prince-horology.html


なんと、カンボジアはプノンペンに、ガチの時計製作学校ができるそうだ。これには本当に驚かされた。

時計を学ぶ環境は限られている

というのも、従来、アジア人が時計製作を学ぶ機会というのはとても限られており、国産の時計メーカーを多数抱える我らが日本のいくつかの専門学校か、もしくは香港にある時計学校しか選択肢が無い…と当の国内時計学校関係者から聞いていたからである。そしてそれは仕方ない事なのだと、個人的にまったく意識する事は無かった。


Webサイトはこちら。
PRINCE HOROLOGY
https://princehorology.com/

なんと東南アジアに、しかも!カンボジアにこんな最先端の時計学校ができるなんて、全く想像がつかなかった。記事を見てもしばらくは何かの間違いじゃないかと思ったほどだ。
aaf無題
見よ、この最新設備。。。ため息がでる。。
aaf無題

時計愛に満ちた時計学校

気になって気になって仕方がない。素人時計師としてはもちろんだが、単純にビジネスや時計業界の将来展望などの観点からも、非常に気になるし、ワクワクさせられる案件である。

というわけで、どうしようもなく気になったので、はるばるプノンペンまで見に行く事にしたのであった。

アポ取りへのアプローチ

もちろん自分は良識ある社会人であるので、いきなり突撃して侵入するわけにもいかない。まだOpen前という事もあり色々と整っていないと思われたので、まずは手を尽くして関係者を探し出し、個人的にアポを取ることにした。これが結構苦労した。。。

先方もまさかイチ時計好きがコンタクトを取ってくるとは想定していなかったらしく、怪しくない者だと納得させるのに結構苦労した。が、こちらの意図に理解を頂いてからはとても紳士的かつ親切、丁寧な応対を受けてしまい、逆に恐縮しきりであった。

カンボジア初の時計制作学校設立の背景

尚、学校の名前は『Prince Horology』である。カンボジアでビジネスをしたことのある人ならすぐに分かるのだが、Princeというのは当地の不動産開発の一大企業グループで、この企業の設立した財団から援助を受ける形で開校している旨がサイトに記載されている。以下はこの基金のロゴ。
aaf無題





つづーく。



Jaeger LeCoultre Memovox E855 (GOLD) 美しすぎ

カテゴリ:

愛機、ビンテージのジャガールクルト メモボックス、e855である。

ほんと美しすぎる。

そんなことは分かり切ってるのだが、何度見ても美しすぎるので一応。。。。

IMG_1659

見よ、このコンディション。メキシコの時計屋から買った。

IMG_1728
ラグの形状。アンティーク時計なのに古すぎず、現代にも通じる曲線美。美しいー

IMG_1719

インデックスも針もゴールド。

IMG_1696
うーん絵になる。かっこよすぎるぜE855.

IMG_1712

このモデルは複数デザインがあるが、何度も言うが、この六時の細長いインデックス、かつ夜光付きのドーフィンハンドが圧倒的にかっこよい。

IMG_1709
んー、アラームインジケーターの△が最高。

IMG_1675
黒い安ベルトでも十分にかっこよい。

IMG_1677

袖口から金色の時計が見えると、何かこう温かみのある時間を過ごしているようでほっとするのです。

IMG_1648

苦心してSSも手に入れた。それがこちら。かっこよすぎ。

ULZL8816

も一枚。
僕の中で、アナログ時計の中で全時計の中で一番かっこよいのがこの時計です。
言い過ぎ?w
QLGN0201



以上、ビンテージのMemovoxのお話でした。


 

G-SHOCK 黒いのヨイねーーー


電池交換で預かったG-Shock・・・ めっちゃよいやん。。。。

IMG_7640

サイズは小さめ。

IMG_7646

Baby-Gと書いてある。Babyなのにこのサイズ感!
機械式時計に慣れてると大きく感じる。

IMG_7641

この腕への収まりを見よ!腕の太さに対する時計の直系の割合が大変にちょうどよろしい。
欲しくなった。

 IMG_7640

ヨイー。スポーツにも絶対いいが、これだけ収まりが良いとビジネスでも全然OK。むしろオフのときにこれだと少し地味すぎる気がするので、積極的にオンでつけてよいのでは。。。

というか持ち主がバリバリのビジネスマンなので既にオンでガシガシ使われているのだが。
IMG_7637

思わず写真撮りまくるのでありました。

IMG_7634




以上、腕にはめてカッコよかったBaby-Gのご紹介でしたとさ。







ベトナム飯&Vulcain Cricket Nautical

ベトナムに行ってきた。これはホーチミンシティの高島屋(たぶん)デパートの上にあったレストランで食べたベトナム飯。やばー。めっちゃうまかった。

本場のフォー(phở)。
IMG_5381

ベトナム料理はいろんな国で食ったが、ベトナムで食うのが圧倒的にうまい。あたりまえか?w
IMG_5379

空芯菜炒め。東南アジアではお決まりだが、、、これもうまい!!
IMG_5377

Banh Xeo(バインセオ)。
ひき肉やもやしをサクサクした生地で挟んだやつ。甘辛ソースに付けて頂くのだが、、、これもまた、、、うまい、、、!!
IMG_5376


うますぎてフォーおかわり。フォー?ていいんだろうか…きしめんのような麺だが。。。これまためちゃくちゃうまい。満腹の状態で食い始めたのだが、全然食えるくらいうまい。。。
IMG_5370

これが牛肉たっぷり。うまい
IMG_5369


米の生地に野菜や肉を巻いてタレにつけて食べる。ググって探してみたが、どうやら「ネムルオンニチャン」という料理らしい。これも海外で食べたことあるが、本場のはめちゃくちゃうんまい。
IMG_5367


お供の時計はVulcain Cricket Nautical。
旅にはアラーム時計が結構便利なのです。戦争証跡博物館の前の壁をバックに。
水色のステッカーは博物館にきたら入館証代わりに貼られるシールで、平和の象徴である鳩がプリントされている。これが博物館の前の壁に道路沿いにびっしり貼られてたので僕も一枚貼った。
IMG_5332

ベトナムと言えば旧フランス領インドシナ、つまりフレンチがうまい。そして安い。昼は迷わずフレンチコース料理。シルバーの食器とシルバーの時計がかわいらしいランチョンマットの上で映える。
IMG_5298



以上、ベトナム飯とクリケットノーティカルでしたとさ。






 

WAKMANN クロノグラフのビンテージ感

カテゴリ:
Wakmannというブランド名を聞いたことある人はきっと相応のビンテージ時計好きであろう。 

1895年生まれのWakmann氏がポルトガルで立ち上げた時計ビジネスに端を発するこのブランドは、後にスイスのBREITLINGと共にアメリカでBREITLINGを立ち上げるなど、知る人ぞ知るクロノグラフ界の雄である。
 
GCRD4860

この端正なたたずまい、まるでクロノグラフのお手本と言っても言い過ぎではないだろう。

DKBC8241

丁寧に夜光が盛られたアラビア数字インデックス、赤く特徴的なクロノグラフ針、細かく刻まれた目盛り、美しくブルースチールで仕上げられた針、さらには美しく切り落とされたプッシュボタン、などなど。。。 

当時アメリカで隆盛した時計産業の中でも独特の存在感を放っており、今見てもそのクオリティの高さは一目瞭然である。

BAIP2157

ワックマンのロゴが∞のような形になっているものはたまに見るが、僕はこのロゴが大好きである。この個体も、このロゴで状態がいいものを待っているときに出てきたもので、即買いした。

GMRX1391

手に入れたときはかなりくすみや汚れ、サビがあったので結構根気強く落としていったもの。大変気に入っている。

もちろん、リアル生活でWakmannの時計を巻いている人など一度も見たことはない。。。w

以上、Wakmannの激渋なクロノグラフのご紹介でしたとさ。










SINN EZM3をヒルシュのストラップにする

カテゴリ:
ストラップ交換の巻。

 IMG_1419

カーフとシリコンの合わせ技で、エレガントな見た目かつ抜群のつけ心地を実現しているビルシュストラップ。

IMG_1418

超実用時計であるところのSinn EZM3に装着してみた。

IMG_1416

黒と赤がめちゃめちゃ合っている!

IMG_1430

ヒルシュロゴ。ここだけなんかイマイチなんよな…プクッとしててやや野暮ったい…グレード感はある。

IMG_1423


休日のサッカーのお供に。

IMG_1461

と言っても観戦専門だが…

IMG_1452

イイねー

IMG_1460



ヒルシュストラップ、オススメです。







BELL&ROSS Vintage126やっぱいいなあ

カテゴリ:
 ベルアンドロス。時計好きの人々にとってはどのような印象をもつブランドなのだろうか?

少なくとも僕にとっては、時計を好きになり始めた時期、パラパラとめくっていた時計雑誌でものすごくかっこよい広告を見て以来、憧れのブランドであり続けている。

UHWA1123

たしかにムーブメントは汎用ムーブメントであるところのETAを搭載していて、いわゆるエタポン時計としてファッションブランドとみなされるかもしれないが、これは誤解だと申し上げたい。

ベル&ロスがETAを採用している理由は、僕はベル&ロスの目指すところとして創業者が明言していたSINNにあると考えている。SINNは超実用時計として、実用的に計測することに重きをおいて制作されていた時計で、外装や仕組み、構成に色々と工夫をしていたが、ムーブメントに関しては実績もありパーツ交換も用意なETAを意図的に採用し続けていた(と僕は考える)。

ベル&ロスもこれに倣い、ムーブメントはあくまで時計の一部として、それ以上に時計ファンに響く斬新なデザインコンセプトや品質の高いケース、ダイアル、ブレスレットに投資するという方針なのだろう。
 

IMG_7699

この時計はビンテージ126と名付けられた時計で、ETA7750が搭載されている。本来なら三ツ目クロノグラフなのだが、ビンテージクロノグラフのデザインに寄せるためあえて二ツ目となっている。

インデックスエンドにある夜光のポチっとした部分がめっちゃ好きで、お気に入りの時計である。

IMG_7700

好みで言えば、サファイアガラスの風貌はあまり慣れていないので、すこしピカピカしすぎな印象がある。プラスチックのもっさりとした風貌のほうが好みではある。

が、モダンウォッチなので仕方ない。文字盤はくっきりと明るく映るし、高級感があるのでこれはこれでよい。

IMG_7685

純正のレザーバンドも質感が高く大変お気に入り。とにかくかっこいい。ETA7750の上質仕上げのムーブが入っているため、精度はめちゃめちゃ良い。ビンテージ時計とはこの点で決定的に異なる。笑。

IMG_7687

ビンテージクロノグラフに寄せたモダンクロノグラフ、とてもおすすめな一品である。

実はリアル生活で一度この時計が被った経験があり、仕事中ではあったがついつい時計の話を振ってしまった。どうやらベル&ロスの代理店と取引がある方らしく、社員価格?で購入を勧められたときこの時計を気に入って、もう十年以上使っているとのことであった。素晴らしい方だ。。。


以上、ベル&ロスのビンテージ126のご紹介でした。











あけましておめでとう2020!

カテゴリ:
というエントリを書かないとなんか更新しにくくなったので気分的に。。。

IMG_20200120_102316


昨年は時計がらみで色々と出会いのあった一年でございました。
お世話になった皆様、その節は誠にありがとうございました。

今年は、時計がらみの出会いをさらに増やしたいと思っているので、
引き続き何卒よろしくお願いいたします。

IMG_20200120_113913


以下、暇な人のみ読んでください。


時計の何が好きか

こんなブログを読んでるあなたはきっと時計好きだと思うので、このテーマについて少し考えてみてほしい。あなたは時計の一体何が好きなのか?

一口に時計好きといってもこれはほんとにまちまちで、色々なコレクターの方の投稿を読んでいるが、だんだんと嗜好の合いそうな人、合わなそうな人というのが分かってくるのが面白い。

時計とはなんぞや、という哲学的な疑問には、すでに偉大なる先人であるところのアルキメデスが非常に鋭い考察を与えている。テセウスの船というテーマの問題に関する、『四原因説』という回答である。

テセウスの船(Wikipedia)

ギリシャ神話

プルタルコスは以下のようなギリシャ伝説を挙げている。

テセウスアテネの若者と共に(クレタ島から)帰還した船には30本のがあり、アテネの人々はこれをファレロンのデメトリウス[1] の時代にも保存していた。このため、朽ちた木材は徐々に新たな木材に置き換えられていき、論理的な問題から哲学者らにとって恰好の議論の的となった。すなわち、ある者はその船はもはや同じものとは言えないとし、別の者はまだ同じものだと主張したのである。

プルタルコスは全部の部品が置き換えられたとき、その船が同じものと言えるのかという疑問を投げかけている。また、ここから派生する問題として置き換えられた古い部品を集めて何とか別の船を組み立てた場合、どちらがテセウスの船なのかという疑問が生じる。


ー中略ー

アリストテレスの四原因説

アリストテレスの哲学体系では、事象の原因を4つに分け(四原因説)、これらを分析することでパラドックスに答えることができるとされる。アリストテレスによれば、ある事象が「何であるか」は「形相因」であり、その観点では設計などの本質が変わっていないため、テセウスの船は「同じ」であるとされる。同様にヘラクレイトスの川も「形相因」的には変わっていないが、「質料因」が時と共に変化しているとされる。

また、「目的因」から見ると、テセウスの船は「質料因」としての材質が変わったとしても、テセウスが使った船であるという「目的因」は変わっていないとされる。「動力因」は誰がどのように作ったかを指し、テセウスの船の場合、船を最初に作った職人は同じ道具や技法を使って修理(部品の置換)をしたと考えることができる。


つまりは、時計という物体を認識するとき、時計の何をもって時計と判断するか、というとらえ方は四つあるという提言である。これは鋭い。この四つのとらえ方というのは質量因、形相因、作用因、目的因、である。

詳しくは上記Wikipediaを読んでいただくとして、これは時計が世の中に産まれ、その時計に価値を見出す人が産まれる現象を説明する提言として、また、ご自身の時計愛を客観的に見つめなおす視座として、とても有益な考察だと思う。

少し砕いて言えば、質量因は時計の材質、形相因は時計という概念、つまり時を表すという機能、作用因とは時計が作り上げられる工程、そして目的因は実際に使ったり売ったりする目的だと言い換えることができよう。こうして四つに分解するだけでも、嗜好はかなりバラバラである事がお分かりいただけるのではなかろうか。

…というのを踏まえて、自分の嗜好を改めて見返して、新年の抱負代わりにこのブログは何でないかを考えてみた。


『いつかデイトナ欲しいよね』は何でないか
  • ショッピングサイトではない。商品を売ることは無い。
  • 掲示板サイトではない。読者同士の交流は無いほうがよい。制御できない。
  • ニュースサイトではない。時計のニュースは日々溢れていて個人で追いかけるのは不可能。それを分かりやすく説明するのはもっと不可能。
  • 宣伝サイトではない。特定のブランドの宣伝を目的としたエントリはない。需要が無い。
  • 日記ではない。読み手が読んだ後何も心に残らないものを書きたくない。個人情報も書かない。
  • 批評ではない。悪口は書かない。誰かが読んで傷つく可能性のある事は避ける。
  • 政治、宗教の話はしない。不要な争いは避ける。



皆様も、2020年が時計愛にあふれたよい一年になることを祈っております。





このページのトップヘ

見出し画像
×