せっかく腕時計つけるなら、かっこ良く
つけたいものですねえ。
僕は個人的に以下のようなチラ隠しが好きである。
袖口にピチッと沿った黒革バンドは手元を引き締め、どこか真剣味を与えてくれる。
自らオーバーホールしたものだが、カレンダーを切り替えるタイミングと針を取り付けるタイミングをやや間違え、上の写真では九時半ですでにカレンダーディスクが回転しかかっている。
ので、少し時間を進めて撮る。
そういえば、上の写真の通り、時計はカフスボタンと組み合わせることができる。
どちらもただのオシャレではなく、必然性に基づいた装備品であることが重要である。シルバーの腕輪や天然石の数珠、プラチナの指輪をしていても、それらは必然性が無いために、言ってしまえばチャラいのである。
ところが、カフスと腕時計はその必然性故に許される。
シルバーならむしろ、精悍な印象さえ与え得るのである。お互いの色がうまくあっていれば尚更。
シルバー文字盤、黒革バンドに合うカフス。そのまんまの色、ではあるが、このそのまんまが重要である。
下はシャツから時計を出して見ましたの図。こうするとなんだかサングラスから眉毛が見えるが如き、"ややマヌケ感"を覚えるのがお分かりだろうか。
尾錠はオメガ純正品。カッコヨイー。
そしてここでも袖とラインを合わせることが大事だ。皮ベルトは少しきつめでもカッコ良い。ズレないのがよほど大事。
こうしてシャツの上にダイアルを被せるのも、個人的にはあんまりである。何処と無しに"チビッコ感"が漂いはじめる。
つまりは、
時計自身がカッコ良いだけでは、だめなのだ。
ややマヌケ感やチビッコ感、チャラい感やチグハグ感、不潔感などいろんな"感"を排除することで、美しい花が周囲の雑草と調和するように、ラクガキのような現代美術が額の中で異彩を放つように、カッコヨイ印象を与えるきっかけになるのである。
せっかく愛機を巻くのであれば、かっこ良く。というテーマの投稿でしたとさ。