『HODINKEE』日本語版ついに登場

カテゴリ:
みんな大好きHODINKEEの日本語サイトがついに登場。

Hodinkee.jp
https://www.hodinkee.jp/


HODINKEEというのはこんなもの好きのブログを読んでいる人ならきっと知っているかと思うのだが一応説明しておくと、アメリカ発の一大時計情報サイトで、
  • プロが書く一流のテキスト
  • プロが撮る一流の写真
  • 取材を基にした圧倒的な情報量
  • マニアックな時計にもフォーカスを当てる嗅覚
  • 機械式時計愛が一貫している
というような特徴を備えたWebである。

hodinkeeUS


分類としてはウェブログではなく、時計販売もしているが時計販売サイトでもない。かといって雑誌のような大衆性があるかと言われればないと思う。動画コンテンツやPodcastも充実しており、あらゆるチャネルで時計について語るメディアである。

しっくりくる表現は…『重度の時計オタク軍団が、一般人の興味のある記事を多く載せたり時計産業の告知のお手伝いをしたりして時計業界の底上げを図りながらも、こじらせた時計愛を隠すことなくあらゆる高度かつ芸術的な手段で見せびらかしているサイト』というような感じだろうか…?w

今後はオリジナルの翻訳記事はもちろん、日本独自の記事も発信していくとの事で、とても楽しみである。主筆は元『WatchNAVI』編集長の関口優氏。そして苦労が多々あったであろうWeb Producer兼エディターに『腕時計の読み物(The Watch Blog)』管理人であるMasahru Wada氏。

『腕時計の読み物』は時計業界のマニアックな話題がほぼ最速で日本語にされるサイトでとても熱量のこもった記事が量産される良サイトだが、氏の手腕はHodinkee.jpでも大いに発揮される事であろう。

Hodinkee.jpのリリースがアナウンスされてからかなり長い間空いていて、できたかなーと思いつつHodinkee.jpにアクセスしにいくとIDとパスワード入力を促されるという謎認証に見舞われたりしており、個人的に大いに待ちわびていた。

ついにリリースとの事でめでたい!


『いつかデイトナ欲しいよね』は、Hodinkee.jpを応援しています。



ggg













AS1931搭載 アラーム時計Memostarのアンクル交換

カテゴリ:
以前整備した時に不良だったアンクルなのだが、ネットで二千円くらいで買えたために交換を思い立ってみた。

新しいのと古いのを並べてみる。繋がって見えるけど二個あります。笑

IMG_0359

AS1931ムーブメントは長らく使われたアラーム付きのムーブで、いろんなメーカーが搭載している。そのためか換えの部品もまだまだ豊富にあるため、メンテ性はかなり良いビンテージ時計といえよう。

見た目はこんな感じ。
IMG_0362

テンプを取り外したところ。
IMG_0360

これがアンクル。ここを交換。
ムーブ名の刻印も見える。良いね!
IMG_0361

歩度調整を経て、また無事に動き出したMEMOSTAR君。これからも宜しくです。
IMG_0358

この時計は1977年ごろに売られていて、ちょうどこのころブライトリングと経営統合を果たすSICURA製である。なんでどこにもロゴ書いてないんだろう…?

以下、リストショット。

IMG_8871

良いですねえー。人と被る確率ゼロパー。



シャツにすっと収まるデザイン。
IMG_8872

時計好きの女史がたまたま近くにいたので彼女のものを見せてもらいつつ記念撮影。
IMG_8879


価格差何倍だ…?
ざっと計算すると左の時計で右の時計が1,000個くらい買える笑。
IMG_8915

以上、アンティークアラーム時計のアンクル交換のお話でしたとさ。






HP-01、やはり圧倒的カッコよさ。。。

カテゴリ:
ヒューレットパッカードが40年くらい前に出したスマートウォッチ、

HP-01
IMG_9023

いつみてもカッコよい。なんでこんな大昔の時計がいまだにこんなにカッコいいのであろうか。。

IMG_9136
たまたま見せてもらった女性用アクアノートと共に。

かっこよさでは負けてない、はず。。。

IMG_9633
運転しててもクールに時刻を教えるHP-01。

IMG_9636

ラフな格好の普段使いもできてしまう。

以上、相変わらずいつみてもカッコよい、HP-01についての写真でしたとさ。







Gay Freres (ゲイフレアー) ブレスのコマ調整

カテゴリ:
多分僕以外に書く人が誰もいないので書く。

ジャガールクルト・Memovox E855 には純正ブレスレットとして、ゲイフレアー社のブレスレットがある。

コレ。これは別個体で調整済み。
IMG_6881

ゲイフレアー社はゼニスやパテック、ロレックスなど、名だたるメーカーにブレスレットを供給してきた伝説的な会社である。

この個体はバックルが純正のものから替えてあるが、そもそもこブレスは現存する個体が少ない上、華奢な作りなので壊れやすく、ほとんど見かけることはない。
IMG_9815

コマはこのようになっている。

IMG_9816

接続部のアップ。
IMG_9818


細めのこじ開けやドライバーを用いて、このように二つのリングを開く。
IMG_9820

そうするとコマが外れる。
IMG_9821

この端っこの部品が曲げやすくて良いが、他のコマと違い換えが無いため慎重にやって下さい。
IMG_9822

詰めた後のコマに嵌めて、この通り。
IMG_9823

ついでにサンエーパールで磨いてみた。上が研磨済、下が未研磨。
IMG_9824

どやっ
IMG_9825


つくづく美しいブレスだ…😍
IMG_9826



以上、レアブレスレットのコマ調整のお話でした。日本語で書いてるし、まじ誰得な記事なんだろう…?笑

Wittnauer 7004A とわさビーフ

カテゴリ:
ビンテージダイバー時計の名作、

Wittnauer 7004A
IMG_8650

褪色してしまっているが、レッドのベゼルとロリポップなクロノグラフ針、骨太なアローハンズが特徴的な、これぞビンテージダイバース!という趣の一本である。

IMG_8653

ピザポテトと勢力を二分するぜいたくポテトチップス界の雄、わさビーフ。これを味わう貴重なひとときを、この珠玉の名作ダイバーズと共に過ごす。

IMG_8654

シャツにも合うのでオフィスでも使えます。リアルでは一度も同じ時計を撒いてる人を見たことが無い。今後も間違いなく無いであろう。

IMG_8651

かっこよいー!ムーブはバルジュー7733搭載、日付なしの2つ目クロノグラフです。名作。

IMG_8652


以上、かっちょよいウィットナーのクロノグラフの写真でしたとさ。





Patek Philippe 5067A 良き哉

カテゴリ:
A女史がかっちょいい時計を巻いていたので、見せてもらうついでに巻かせてもらった。

パテクフィリップ 5067A

IMG_9188

ダイアモンドベゼル、クオーツ。

カッコ良い! そして華やか。

あんまり時計に興味のない御仁なので純粋に見た目(と価格)で買ってるはずなのだが、カジュアルさが気に入ったと言っていた。カジュアル、なのか…?

IMG_9191

こんくらいのサイズは腕に乗っかってる気がして心地よい。
IMG_9186

3日に撮ったので三時位置にちゃんと3と書いてある 笑
IMG_9123

さすがの輝き…
IMG_9114


ただのシリコンバンドがなぜここまでオーラを纏うのか…
IMG_9132

せっかくなので手元のシンクローナ2100とツーショット。白シャツにめちゃめちゃ似合ってる!
IMG_9202


以上、レディスクォーツの最高峰とも言えるアクアノートのダイヤベゼルでしたとさ。













仮面ライダー 変身ベルト的腕時計

カテゴリ:
タイトルまんま…


P君の私物。

IMG_8272


レディースサイズの時計かと思いきや、実は仮面ライダーのベルトデザイン。
IMG_8275

ナイス⭐️

放射線状の模様がインデックスのようで良いね!本物は確か回るんだったっけか…?
IMG_8274


中はこの通り、ごく普通のデジタル時計。
IMG_8278

裏蓋。電池交換はここからであろう。
IMG_8269


ベルトはカスタムした革バンドを付けている。このバンドに本体の数倍の金をかけている。
IMG_8268


良いね!時計っぽさある。
IMG_8267


以上、遊び心溢れる時計のご紹介でした。

こういう一本を愛で楽しむ事ができてこそ、真の時計好きと言えるのではないだろうか…。学ぶところ深し。










Cartier マストタンクの歩度調整

カテゴリ:
前に不動品を買ってオーバーホールしたカルティエの初期型マストタンク、実はまだ歩度を調整できていないのであった。

というのも、ここ最近、パソコンでオーディオインターフェースを接続していつものごとくびぶ郎を起動しようとしたら謎のブルースクリーンが出てきてしまい、OSを巻き込んで落ちていたのであった。これについては後で詳しく書こう。


色々あってやっとエラー解消し、調整に入る。
IMG_9621
マイクはアコースティックギター用のピックアップを使用する。上の写真の左側にちょこっと見えている。

ケースの上からでも十分音が拾える!
IMG_9620


一日五分ほど遅れ気味であったので、緩急針を調整する。
IMG_9615

さすがのETA2512である。こないだやったYEMA MEANGRAFとは全然違う安定感…😁👍🏻

五分くらいいじってでこの結果。
IMG_9618

凄ない??すごい。
IMG_9617

姿勢差もほとんどなく、ピシャリ合ってくれた。50年近く前の時計が日差数秒以内で動くってのは、驚きである。

以上、マストタンクはデザインだけでなく中身も素晴らしいというお話でした。


IMG_20191015_075548
このサイズ感、以外に快適でオンで普通に使っている…













オメガ メモマチックを青ラバーバンドへ換装

カテゴリ:
個人的には記念すべき第2号の機械式時計であった、OMEGA MEMOMATIC。

マニアックな時計だが鳴り物界隈では超スタンダードな一本である。レマニアムーブを搭載している。

革バンドにも、10年使ってるブレスにも飽きてきたので、なんかいいシリコンバンド無いかなーと探してたのだが一つ見つけて買ってみた。

IMG_8202

22mmが意外と可愛いのないんだよなー。

長さ調整。これは切ってしまうともう接着できないため、細心の注意を払うようにする。時間をかけてひとつひとつ切り詰め、試着してフィット感を試していく。
IMG_8201


完成。
IMG_8205

デザインはイマイチなのだが…まぁ雰囲気イケメン的な?
ぱっと見の印象が涼しげなのでいいかー。

IMG_8203

はい。

ダイアルとバンドの色が合ってて良いね!

夏っぽくてよろしい。
IMG_8200
バンドのデザイン、こんなにブヨブヨにしなくて良かったのになー…フラットなやつあれば買い換えよう。

買ったばっかの青サンダルと共に。ほのかに色を合わせただけなのにテンション上がるね!
IMG_8204

流石のシリコンバンド、装着感は抜群。ものすごく快適。

IMG_8086


まだシリコンバンドを試した事がない人は、是非試すことをお勧めいたします。時計の装着率が一気に上がること請け合い。
IMG_8083


以上、青シリコンバンド装着のお話でした。












MB&Fのルイジ・コラーニ追悼ポスト

カテゴリ:
なんかストーリーズのキャプチャが続き申し訳ないが、手抜きではない…


産業デザイン界の巨匠、ルイジ・コラーニが2019/9/16にお亡くなりになった。享年91、大往生といえる。

氏の業績はここで語り尽くせるものでもないのだが、腕時計にも彼のデザインが存在する。

IMG_8574

そしてタイトルのMB&Fである。超高級複雑時計メーカーであり異次元の時計を作り出す事で異質な存在感を醸し出すこのメーカーが、彼の死を悼んで以下のようなポストをしていた。

“先週、有名なデザイナー、ルイジ・コラーニ氏がお亡くなりになりました”
IMG_8398

“中略 いくつかのMB&Fの機械の閃きの源泉となりました”
IMG_8400

“例えばこの、HM6 スペース・パイレーツなどです。”
IMG_8401

なんと、この超高級時計ブランドに多大なインスピレーションを与えていたというのは驚きである。

かっこよさ、というのは時代を超えて引き継がれるという事なのだろう。


確かにこの自動車、↑の時計に似ている…
IMG_8402


ペガサスと言う名のピアノ。
IMG_8403


椅子。
IMG_8404


ご尊顔。
IMG_8405


R. I. P. 
IMG_8406


…かっこよさ、とは、何であろうか?人種も、時代も違う人間の心に、強烈な印象を残すその原理はどのようなものだろう?

偉大な業績に敬意を抱きつつ、惜しまれながら逝去された氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。











このページのトップヘ

見出し画像
×