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タイトルで完結しているが…



Wittnauer Electro-Chron

電磁テンプ式の時計で、簡単に言えば電池の力でテンプを動かす、機械式とクオーツ式の時計の狭間の時代に生まれた一本である。

伝説のメジャーリーガー、リチャード・バートルがヤンキンスのオーナーからプレゼントされ、ジュリアーニ元ニューヨーク市長の手を経てオークショニアに渡ったモデルが、一万ドルで落札されたと言う逸話もある。


輪っかに見えるのは時針。秒針も分針もイナズマ針、おまけにロゴまでイナズママークという奇天烈なデザインで、めっちゃめちゃカッコ良い。

耳を近づけると、ものすごく元気の良いチックタックという音がして、温もりの感じられる時計である。動作品はかなり珍しく、出てくるものは動作しないものが多い。

茶色ストラップにしたりして…

ウィットナーは別に贔屓のブランドというわけでは全然ないのだが、これで多分三本目である。アメリカブランドの雄である(あった)ウィットナーは、先鋭的なデザイン、機構で、素晴らしい時計作りをしていたのであった。もっと有名になっても良いのになー…


以上、珍しいエレクトロクロンのご紹介でした。