ORIS 自動巻の風防交換 その2
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ようやく目当てのサイズの風防に出会う。
合わせてみると…ピッタリ!
圧入するために微調整を施す…と、この時にこの時計屋で珍しいものを見た。
この道具、
どうやって使うかお分かりだろうか?
裏面
風防の外径、内径を削るものらしいのだが、僕は初見であった。
このようにセットして、指でゴリゴリ回して削って行く、らしい。外周に面してる四角い部分が刃のようになっていて、ここで削る。
へえー、なるほどなー。
風防貰うだけで良かったのだが、僕が既に風防外した状態で持ち込んだのもあり、このまま入れてやるよということで入れて貰う。
とはいえ、持ち帰ったあと風防をさらにきちんと圧入するのと、ベゼルをはめるのとで圧入マシンを取り出し、圧入。ヘタレなのでいつもサランラップか布で保護しながらやります。合ってるかどうか分からんので真似しないように…
続いて、ベゼルを載せて…
このベゼルのリングの部分にフチが当たるコマを選んで、グイッとな。センター出すのにすごく気を遣う。
完成。
ツルッツルになりました、とさ。
オリス、よいね!!
その後、時計は無事Tさんへ還っていきました、とさ。めでたしめでたし。
ほんとはケースごと洗浄と研磨したかったのだが、裏蓋が開かず断念。小さい時計のスクリューバックって、手持ちタイプのオープナーでは開けにくい…
そしてもちろん、旧風防もお渡し。
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