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友人の母親のスウォッチ。



シンプルながらも気品あるデザイン。プラスチックベゼルとブレス部分に埋め込まれたガラス石が華やかである。

が、くすんでたり、プラ風防の表面には無数の擦り傷…、手入れが必要な状態ではある。

こういう、しっかり使い込む中でこびりついた汚れや傷というのは、好感の持てるものだ。持ち主とともに、どれほどの苦楽を共にしてきたのであろうか…

ブレスのくすみ



裏蓋を外して電池を取り出し、…



サンエーパールでブレスを磨く。これはもうひたすら磨く。側面も忘れずに!

かなり深い傷のある風防は、耐水ペーパー1500番、2000番で削った後にサンエーパールでゴシゴシ磨く。

磨く時には、ベゼルもこすってしまわないよう、マスキングテープで保護。
直線だから楽である。



磨く男の図

仕上げに超音波洗浄して、完了。このモデルはムーブの外し方が分からなかったので(嵌め殺し?)、水に浸からないよう手で持ってベゼルギリの位置で上下ともたっぷり浸して洗浄。

完成!

ステンレスの磨きが甘いが、手動なのでこんなもんだろう。ガラス石周りが超音波洗浄でとても綺麗になった!


裏側。女性の場合は、時計はアクセサリー的な意味も強いため、ピカピカ光るというのは大変重要である。バックルのとこだけヘアラインを入れてツヤ消ししようかとも考えたが、ピカピカ度が減少するためやめておいた。

お母様には喜ばれたらしい。よかったよかった!