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ビンテージ時計好きなら必ず考えることだと思うのだが、時計の中でも特に脆く崩れやすい部分は、夜光である。手に入れた時計の針の夜光がかけてたり、抜けてたりすればがっかりするものだ。

しかも粉末状となって文字盤上部に落ちたものはそのままムーブメントへ入り込んで正常な動きを妨げかねないため、危険でもある。

というわけで、しばらく前から夜光の入れ直しにとても興味を持っていたのだが、なかなかうまくいかなかった。

ネットで検索して時計の針に使えそうな夜光を見つけて取り寄せたりしたのだが、いざ使ってみると色がイメージと違う…

これ、時計の夜光 入れ直し とかってググってほぼ唯一出てくるサイトで試しているやつなのだが、めっちゃ硬くなるのはいいとして、色が緑色すぎるのである。

携帯の充電器とかエアコンのリモコンとかに塗って時計以外には結構活用してるものの、時計、特にビンテージの針と文字盤には合わない。

ちくしょーと思い黄色の蛍光塗料を取り寄せて混ぜたりしてみるが、少し薄くなるだけでやはりおかしい…

なんで夜光ってキツイ緑とか黄色ばっかりで、白っぽい色が無いのだろう!?!?


ちなみに時計専用のものはベルジョン社のものが楽天とかで買えるが、一万を超える、かつ色を混ぜるにはプラス五千円くらいで他の色の粉末を買わないといけないため、コスト的に踏み出せない。いつかは欲しいのだが…


というのでずっと困っていたのだが、


ようやく正解に辿り着いた。


その名も 『ヌーロ』





この、ミニサイズを買った。





オサレパッケージがテンションあがる!



テスト用の針に塗ったらこんな色。ちなみに塗る方法は、マスキングテープに針をくっつけて、裏側から塗料を流し込んで待つだけ。固まった頃にそーっとマスキングテープを剥がして完了。古い夜光はカッターやマチ針でこそぎ落とすよろし。

おお!!
めっちゃいい!!

…ちなみにそれまでの緑色のは、こんなだった。黄色混ぜてもめっちゃ緑色。



んで、こっちがヌーロ。裏側。


表側。上品な乳白色。


試しに、テストマシンに針をつけてみた。他の夜光の一部や分針には緑色が塗られているが、これらと比べても圧倒的に上品で大人しい乳白色である。

ようやくこれでずっと悩み続けていた夜光の入れ直しに一定の満足のいく解を与えることができた、よかったよかった…。

ビンテージ時計好きで、針や文字盤からぽろぽろ落ちてる夜光にお悩みの方は是非買ってみましょう、満足のいくこと間違いなし❗️ 👇



夜光なので、当然光る。机に出したまま電気を消すと、ボヤーっと不気味に輝いている…



以上、腕時計の針にぴったりな夜光塗料のご紹介でした。