Globetrotter再生記 その2
まずはどこから手をつけようか…
針からやろう!
この時計の最大の魅力は何と言っても針で、三つもある時針に加え、ビビッドなオレンジの分針がとってもよいのである。
本来ならこんな感じ👇
早速…
裏蓋を開け、ムーブメントを取り出す。ムーブメントはゆるーい金具でケースに固定されていて、簡単に動くため竜頭操作時のグラつきがある。こーいうのは、時計の癖として楽しんでいくものと考える。
秒針を外す。
分針を外す。
時針も外す。
すると、GMTとニューヨーク時間を示す針が見える。そう、こいつらはつながっているのです。発想が素晴らしい!
針を練習用の針とともにシンナーに漬け込み…
取り出す。夜光が思ったより取れなかったので、
次はベンジンの中で泳がせる。三角の針はテスト用の針。
ピンセットやドライバーで夜光をこそぎ落とす。
その次は短針を研磨。
爪楊枝と万能研磨剤であるサンエーパールを使い、地道に少しずつこする。折らないように、少しずつ…
USBメモリがちょうどよい大きさだったので作業台にするw
分針も同じように洗い、こする。ピカピカになった。
さて、短針に夜光を入れる。短針は色がついてなくてシルバーのままなので、夜光を入れたら終わりである。
ここでとりいだしたるはタミヤのマスキングテープ。経験的に、マスキングテープはちゃんとしたやつを使わないとうまく夜光が入らない。これは間違いなくオススメ!
マスキングテープに短針を貼り付け、テープのたわみで夜光が曲がらないようにプラスチックのフロスで左右と下部を固定する。
ヌーロの夜光。色的にこれが一番ビンテージ時計に合う!
裏からちょいちょいと塗っていく。コツがあるので、いらない針で何回か練習してからやることを勧める。
往往にして練習用の針の方がうまくいったりするのだが…
一回塗ってしばらく放置し、二回塗る。はみ出さないよう、ほんの少しずつ。
さて、次は鮮やかなオレンジになるべき、分針。
時計 針 再塗装とかでググって発見したゼンマイワークスのページを参考に、タミヤカラーで塗ることを決意。
このままぽちゃんと漬け込み…
この通り!
ほんとは、固まり方や広がり方のムラなどあって、思ったより難しい作業であった…。
もっと上手くやる方法はあるはず。タミヤのリターダーとか使えばもっと滑らかに塗料を塗りつけることができるのではなかろうか?エアブラシなら一瞬なのだろうか?
なお、失敗したらシンナーのプールで泳げばキレイになりリトライ可能。
続く…
コメント