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最近入手した、ダイバーズ時計の往年の名作…

Wittnauer 
Chronograph professional 7004A
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つけ麺とともに・・・

この通りボロボロの状態で手に入れたのだが、さすが名作だけあって結構なお値段であった。上の写真を見ておわかりだろうか、過去にメンテナンスされたときに一通り夜光を塗りなおされている形跡がある。それらが古くなって腐りかけてきているため、せっかくのIndexの夜光が黒くボロボロになっている。

針も同様にボロボロであったのだが、こちらはサクッと夜光を載せ替えた。

…のはいいのだが、今度は新しい夜光が文字盤と全く合っていないという事になった。

この時計の特徴はなんといっても長針のアローハンズで、これがカッコよすぎで欲しくなったので別にいいといえば良いのだが…

とはいえ、ここまでチグハグなまま使い続けるのも時計に申し訳ないので、針の夜光にビンテージらしい焼けた色を入れることにする。
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ベゼルを抉って外し、プラ風防も取り外す。

針も取り外す。

文字盤はいたるところのプリントが剥がれ落ちているのはまぁ良いとして、後から塗り直されたであろう夜光が黒くこびりつき、汚い…。
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さて、ここからはTAMIYAカラーの出番。

愛読しているゼンマイワークス社のブログに、同じようにタミヤカラーで夜光を塗りなおす記事がある。ここに乗っている写真をもとにいくつかタミヤカラーを購入、まったく同じように色を混ぜるw
このエントリではなぜか既存の夜光の上から焼けた感じの色を塗るという謎の要件があったそうなので、僕もそれに倣って夜光を残したまま色を塗りなおすことにする。

一部違うのは、僕は夜光塗料も一緒に混ぜている事である。
ただ、これはきっと全く意味がない。。。
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適当に混ぜ合わせたら、針に塗ってみる。

おお!?意外といきなり上手くいってるのではないだろうか??

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横に未塗装の短針を並べてみる。

おお、結構焼けた風合いになってるではないか・・・!

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という事で、短針も長針もこのノリで塗っていく。

写真を撮ってないのだが、このあと文字盤にも手を入れる。黒くこびりついた、おそらく後年追加で塗り直された夜光塗料の除去である。

ビンテージ時計の文字盤は、ちょっとだけいじるつもりで合っても思わぬ影響が出て時計のバランスが崩れるため、文字盤ノータッチの原則というのが(僕の中で)あるのだが、これは文字盤のゴミの除去の範疇であろうと思うため、よいのだ。
それに後年の夜光塗料は粉末状になっているため、機械に入り込みそうで危険でもある。

これはすべて手作業で、オリジナルのインデックスの塗料をはがさないようにものすごく慎重に行う。倍率の高いルーペを装着し、精密ドライバーで、ほんのわずかずつ、触るか触らないか程度の高さで削ぎ落とすようにこすりながら除去していく。

それでもやはりオリジナルの塗料を僅かに剥がしてしまった所があったため、そこは新しい夜光をうすーーーく塗りなおして修正。


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できた。

FullSizeRender
こんなもんか…?

尚、ベゼルの上部、元々は夜光塗料が入っていたと思われる三角形の部分があるのだが、すっかり剥がれ落ちてしまっていたちめ、ここにも針と同じ色の塗料と夜光を入れてみた。が、整形が難しい…後日塗り足してみよう。

焼けた感じの色合いが統一感を生む。
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あとは色あせたベゼルの替えを見つけるか、赤く再塗装できれば完璧なのであるが・・・


尊敬する某時計師様によれば、ベゼルの再塗装というのは聞いたことが無く、基本的には入れ替えになる、、という事であった。残念。。。


以上、ウィットナーの名作時計の夜光を調整した話でございました。


インデックスのゴミを除去するだけとはいえ、毎度毎度、文字盤に手を入れるのは心臓に悪い。。。