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その昔、日本のTV番組「帰ってきたウルトラマン」第八話「怪獣時限爆弾」において、謎のスピードマスターが登場している。

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スピードマスターといえば精悍な白いクロノグラフ針がチャーミングポイントであるのだが、このモデルは70年代に多く見られる様なオレンジ色の三角形のクロノグラフ針を搭載している。

これはとても珍しく、以来スピマス野郎どもの垂涎の的となり、”ウルトラマンモデル”などと言われてきた。

なんとこれが復刻され、発売されることが発表された。

SNS界隈では#SpeedyTuesdayというワードがあり、火曜日にスピマスを装着して写真をアップする事が半ば慣例化されていて、時計好きのSNSerなら一度ならずとも目にしたことがあるであろう。僕もそれがうらやましくて何度スピマスを買おうと迷ったことか…

Speedy Tuesday発祥であるRobert-Jan Broer氏とその試みを讃え、OMEGAが繰り出した渾身の新作が”ウルトラマン”の復刻バージョンであるこちら、



 
Speedmaster
LIMITED EDITION 42 MM "ULTRAMAN"
311.12.42.30.01.001
Speedmaster Limited Edition 42 mm "Ultraman" Watch

原作(?)に忠実にオレンジ色のクロノグラフ針を備え、かつインデックスの夜光、ロゴ、ベゼルに至るまでオレンジ色に染められているスペシャルモデル!オレンジカラーのNATOストラップも良い。

個人的にはクロノ針の真ん中を貫く黒線は邪道じゃないかとも思ったのだが、さすがに最新技術で当時のベタ塗オレンジをそのまんま載せるわけにもいかなかったのであろう。

これ、Speedy Tueday発祥の年である2012個の限定販売だったのだが、予約販売を開始してから、なんと

1時間53分17秒で完売

したらしい。早すぎやろ!?!?ww

時差もあろうだろうに、世界中のスピマス野郎がいかに情熱的か、改めて世に示したというところであろうか。

ケースも洒落てるなあ…




キラーコンテンツであるスピマス、かつこれまたキラーコンテンツであるウルトラマン。おそらくではあるがこの双方のマニアというのは結構世の中に存在していて、そういった方々には絶対に負けられない戦いであったことだろう。


時計はストーリが大切というのはよく言われる事だが、まさにこれはストーリーの勝利である。
 
Speedy Tuesdayの記念的新商品の販売にあたり、密やかにWebを通してマニア間で語られ、伝えられてきたウルトラマンモデルの復刻モデルをぶつける。誰の発案か分からないが、素晴らしい采配だ。これでまたスピードマスターに新たな物語が紡がれる事となり、しばらく待てば幸運にも手に入れることができた人たちのリストショットがSNSで大量に出回るのであろう。

楽しみにしておこう!

ちなオリジナルはこんな感じ。↓




うーん、、、やっぱ今回の復刻盤のほうがカッコイイなあw
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