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ケースの方はオッケーなので、分解洗浄へ進む。

針を外す。
このギラついたダイアモンドインデックス、良いねぇ…!
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文字盤も外す。
側面に二つネジがあるので緩めて持ち上げるだけ。さすがロレックス、加工精度が高いのか、すごくスムーズに取り外せる…。安い(といっても数十万クラス)時計だとガタガタで取り外しにくかったりする。
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裏返して駆動系を分解していく。まずは駆動部の息の根を止める、という時計師の言葉を忘れずに…

3135 の素晴らしい両持ちブリッジ。いつ見ても惚れ惚れする…
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ブリッジごとテンプを取り外したところ。
テンプの左右、ねじ止めされていたところにハマっている金色の丸い輪っかは、テンプ受けの高さを変えてテンプのアガキを微調整するためのもの。ロレックス以外では見たことがない。素晴らしい工夫。これを考え出した人は天才すぎ。
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輪列受けを取り外したところ。
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三番車を外す。
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二番車、四番車を外す。波打つようにムーブ全体に刻まれているペラルージュが美しい…!
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香箱受けを外す。
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香箱も取り出す。
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真ん中の抑えも外す。
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これはハック機構部分。時刻合わせのためにリューズを引いた時、秒針を止めるためにテンプを停止させる役割を持つ。この金色の細長い部品がぴょこんと飛び出てテンプを止める。
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これもきちんと分解。
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つづく。