Rolex Airking 不動品修理 その1
とある先輩から、新卒の頃に最初のボーナスで買ったという時計を預かった。不動品として長らくカバンに眠っていたそうだ。
とある事から僕が時計いじりが趣味である事を知り、声をかけてくださったのであった。
お世話になった大好きな先輩なので気合が入る。しかももうじき遠い異国に旅立ってしまわれるため、尚更である。
Rolex Air King 14000

個人的には、壊れた時計をカバンに入れて持ち歩くというそのエピソードに痺れた。もはや時間を見るためだけのツールではなく、相棒としての時計の存在感を思い知らされる。こういうストーリー、大好物です!とお伝えしたら笑っていた。
ボーイズサイズのデイト無しのモデル。きらきら光る青文字盤が初々しくてとても良い。
オーバーホールなどはしたことがないそうで、それでも長年動き続けたのはさすがロレックスという他ない。
ご本人はバリバリのエリートビジネスマンで、共に相当活躍してきたのであろう、この時計にも多くの打ち傷、擦り傷が見られた。

なんと裏蓋には新品についてるステッカーが…!!!まだ貼られたままだ!!


最近は販売の際に剥がしてから売るようにしてるそうなので、レアである。
ロレックスに限らず言えることだが、通常この裏蓋の保護シールは、シールと金属の間に汚れが溜まりそこから錆などが発生する事があるので、付けたままにしておく事はあまり推奨されていない。
現にこの時計も、シールの中にぐるっとサビのような色が見られる。が、さすがに勝手に剥がす訳にはいかないので、あとで本人に説明差し上げよう…
開ける時は専用オープナーで。買っててよかったロレックスオープナー。かさばるけど。


つづーく。
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