カルティエ 手巻きタンクのオーバーホール その4 (完)
さて、仕上げに組み立てに入る。

文字盤。
裏側。
小さくまとまってて綺麗!
ブロワーとロディコで丹念に汚れや指紋を取り除く。このとき、時計油にロディコが触れないように気をつける。もしついてしまうと、その油が文字盤とかにつき汚してしまう。
また、テンプが微妙にムーブからはみ出ているため、ムーブを持つときに指でテンプに触らない様、細心の注意を払う。テンプに指をかけたまま少しでも力を込めれば、天芯がポキっと逝きます。
そのまま時計の裏蓋にカポッとはめて…
ちゃんと収まるのを確認し、
針を取り付け。
二針デイト無しモデルのなんと簡単なことよ…
針同士の干渉や、巻き上げ、時刻調整を一通り確認する。針の汚れもないか確認。
そのまま勢いよくケースにはめれば完成。パッキンとかないので、防水性はゼロに等しい。
さて、バンドは、と…
オリジナルの革ベルトについてたバネ棒、謎の汚れがビッシリ…!😓
爪楊枝でこそぎ落とす。地味に時間がかかる作業である…
コメント