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Omega Memomatic オーバーホール その2

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前回の続き。

さて、バラした部品を見ていこう。

まず、アラームボタンと外環リング。この外環リングは多分ゴングが叩いて音を響かせるためのもの。多分ね。
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自動巻き機構を裏から。更に分解が必要。
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アンクル受けとアンクル。そこそこ擦った跡があるので、やはり手入れはされていたんだろうなあ。
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巻き上げ機構。上に2つ見える歯車の左側のパックマンみたいなやつがコハゼ。油切れっぽい。
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輪列。みたところサビとか汚れの固着とかはない。
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香箱とメインスプリング。きれいなものだ。
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切り替え機構の受けの裏側。大小3つの歯車が噛み合っている。黒く輪郭が残ってるのは昔の油の汚れ。
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アラームを抑えるレバーの操縦をする部品。なんか右側の部品、長簿沿い魚みたいで可愛い。
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カレンダー送り機構やアラーム抑えなど。ツツカナも見える。
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アラームを鳴らすゴングを震わせるための歯車とその受け。丈夫にできている。
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位置ごとに分けてこのように格納していく。
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文字板はすぐに格納してその後一切いじらない。これ鉄則。
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ここまでやってあまりの部品の多さにビビり、このような工夫をしてみた。

まず、取り外した場所が近いパーツを塊で紙の上においていき、ペンで丸で囲ってグループを作る。そしてそれぞれのグループに番号を振り、どの部品がどのグループに属すのかを写真で記録しておく。

こうする事で、万一ネジが転がってどこかにいっても、写真のグループごとのパーツの形状と数を見比べれば、どのグループから転がってきたネジかがわかる。部品洗浄後も、正しいグループに置き直せばそのまま直感的に組んでいける。
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クロノグラフの分解でもここまでしなかったのですが、思ったより部品数が多くしかもネジの形状が全く異なるためこのようにして、部品管理をしてみた。デジタル技術バンザイ。

その3へつづーく。

Omega Memomatic オーバーホール その1

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さて、僕が二本目に手に入れた機械式時計であり、アラーム時計にはまる切っ掛けとなった、OMEGA Memomatic。6-7年前に時計屋にOHを依頼した後は全く手つかずであったので、そろそろ分解掃除しようかなという事になった。

緑のシャツと、緑の紐ブレスと共に。時計のブレスは、ビンテージもののエクステンションベルト。ばね棒のところが横にびよっと広がるので、22㎜のラグ幅を持つこの時計にもこのようにハマるのでした。
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蓋を開けたところ。
え?自動巻きじゃないの?と思うかもしれないが、これは僕があえて外してある。理由は、軽量化のためと、自動巻きローター芯の摩耗を防ぎたいたいから。ローターは別の袋に大切に保存してあります。自動巻きの手巻き化、おすすめです。
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裏ブタ。あらまあ、、、さびも浮いてるし汚れがひどい。
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というわけでばらしていく。まずは外環のリングを取り外す。いきなり思ったより複雑で、これは分解にあまり慣れてない人が手を出したら一発で分からなくなるやつだと思いました。
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ケースの中身。この個体は文字板の状態も良く、素晴らしい。
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緊張した面持ちで針を取り外す。真ん中の印はアラームインジケーターで、この時計のすごいところは、なんと時間と分の両方でアラームセットできることである。とはいえ厳密に分単位で会わせられるわけではなく、組み立てManualの注釈には『+ー4分でアラームが鳴るとよい』みたいな事が書かれてあった。
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裏返して、ムーブメントをばらしていく。
この瞬間が緊張するし、わくわくするし、楽しい。体験したことある人しか分からないはず。
ほんっと楽しいのです。
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自動巻き機構の取り外し。ここまでは、ローターを外した時にやったことがあったのでした。
(ドライバーが写ってますがもちろんこんな適当なドライバーで分解してる訳ではないです)
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真っ先にテンプを取り除く。実はこれも二度目で、昔テンプがずれてたことがあり、修正するのに外したことがあった。

ムーブメントの刻印も見える、Cal.980 である。元はレマニアのアラームムーブで、それをOMEGA用に色をつけたりカスタムしたりしたものだ。
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輪列受けを取り外す。ここから先は未知の部分。ドキドキ…

なんとなく見て思うのは、向かって左側は普通の時計の機構で、右にアラーム用の機構があること、香箱(メイン動力源)は一つであり、時計の運針とアラームを鳴らす動力は同じ主ゼンマイからとってきているという事だ。
(SEIKO Bell-maticや、VulcainのCricket、JLCのMemovoxはアラーム用に独立したゼンマイがある)
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せっかくなので右側のアラーム機構側からバラしていく。
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この銀色に光っている金属の塊はハンマー。これがすごい勢いで振動し、外環リングを叩く事によってアラームを鳴らすという仕組みである。
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ハンマーを震わせる役割をもつ歯車は、右の白いプラスチックの歯車。なんと!金属ではないのか。こりゃーアラームならしまくって消耗させるのはヤバいね。
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こんな感じで、アラーム振動用歯車の上側をはずすと、大きい歯車の内径に小さい歯車があるのがわかる。理解力がないのでなんのためかよくわからないのだが、おそらくは回転速度を上げるため、、、だろうか?ものすごく小さい歯車なので慎重に外し、慎重に置く。
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とれたとれた。アラーム関連機構と写真を撮る。
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これでなんの気兼ねもなく?輪列をばらしていける。
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裏がバラバラになったので次は表。文字板を取り外す。この青い部分は圧入されているだけなので、少しずつこじって外す。心臓に悪い。
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アラームインジケーターは、この2つが一つの部品になっている。分解しようとしたがよくわからなかったので、怖くなってあきらめた。
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カレンダー抑えとカレンダーディスク。このフォント好き。
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カレンダーを取り外す。
注目すべきは、中央に写っているアラームインジケーター回転ギア。大きな円盤の周囲に歯が切られている。さらに中央下には歯車が。
あとは、切替機構。リューズと、アラームボタンは下ー右にかけて見えるが、外から見るとシンプルだが、中はなかなか複雑だ。アラーム時計はアラーム機能ボタンとリューズ操作が連動しているケースがほとんどのため、このように切替機構が複雑になりがち。
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別角度から。
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いちばんなくなるリスクの高いカレンダー抑えばねは、率先して取り外す。取り外すときはこのように抑えたり、ロディコで固定したり、ビニール袋やサランラップの中でやったりする。それくらい注意しても注意しすぎるという事はないのです。
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次にアラームインジケーターの作動ギアをばらしていく。
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こんな感じ。真ん中の部分がアラームが鳴る仕組みである。鉄の棒が左上に向かって伸びており下にすこし曲がっている。これでアラーム作動ギアをロックしている。これが少し浮くとロックがはずれ、アラームが作動する仕組み。開けてみれば何のことはないシンプルな機構だが、これを考え付いて実装する(しかもPCもメールも無い時代)のは変態レベルのすごさ。
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こうしてみると、けっこう汚れがたまっている。でも削れたりしてないので状態はヨイね。
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恐る恐る、アラーム機構を外していく。絶対に部品を飛ばさないように。。。
ネジも形が違うので、どこから何を外したかというのは覚えておかねばならない。
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切り替えレバーや、アラーム機構を取り外しましたの図。左側、切替機構の部品がまだ残っている。タツノオトシゴのような形の金具が、リューズの場所に応じてアラームボタンの状態を切り替える部品。
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ばらした部品をまとめたら、こうなる。
思ったより部品数が多く複雑で、ネジの種類も多い。ものすごく怖い。
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地板。
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最後に、リューズを抑える部品であるカンヌキとばねをばらす。このばねも、もし飛んでいけばTHE/ENDなので、放射性物質並みに厳重に取り扱う。おすすめは、まずはロディコで吸着する事です。
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ここまでばらし終わったわけだが、ごらんのとおり、Cal.980は部品数が多く下手したらクロノグラフより多いのでは?と思わされた。紙に整列させたあと、丸をかいてグルーピングし、絶対に写真を撮るのを忘れない事。もし忘れたら組み立てられませんです。


次回へつづーく。



ジャンクなZODIAC ASTRODIGITのケースクリーニング

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さて、ボロボロの状態で届いたAstrodigit

早速細部を見てみるが…酷いものだ。隙間という隙間には皮脂とホコリの混じったようなものがビッシリと詰まっていて、固着している。


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このように、打ち傷、擦り傷は数えられない。
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一番わかり易い表面からきれいにしていこう!ということで、ガラス部分と側面にマスクしてから粗めの耐水ペーパーで擦っていく。
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どんどん耐水ペーパーの目を細かくしていき、最後はヘアライン加工用のスポンジでまっすぐ筋目を入れていく。
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こんな感じ。文字の中の墨が抜けるが、これは仕方がない。まだうっすら傷が残っているのだが、これは、重要文化財並みに貴重なこの時計をあまりヤスリでガリガリやり過ぎるのは僕の精神が持たないためである。

んで、上側も同じようにすすめる。
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ガリガリガリガリ…
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こすってる途中。
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ヘアラインまで入れたのがこちら。削ってるので当然ながら文字も削り取られている。
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細かな傷はあらかたとれたので、次はサビの除去などのクリーニングを行う。横に見えてるのはヘアライン用スポンジ。
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錆取り液をサランラップにあけ、爪楊枝で細かく塗布していく。
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ネジの折れている4箇所と、側面のボタン部分の錆がひどいので、トントンと厚く乗せていく。
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どんどんサビが浮いてくる。君たち、一体何年前からサビとして存在してるのかね…?
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ケースの中のムーブメントが収まる周囲にもサビがういているため、ここにも錆取り液を塗布していく。
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もちろん、セッティング用のボタンも。サビがかなり浮いているため厚く盛る。あまりにもサビが多く、途中何度か拭き取り、また盛り直すのを繰り返した。
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だんだんとスッキリしてきた。
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‥のまえに、プッシャー部分も磨いてきれいにする。
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次はエッジのクリーニング。テープでしっかり保護して同じように、ヤスリがけ。エッジを丸めないよう細心の注意を払う。
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ちなみに、超音波洗浄にはかけていない。ガラスの奥のミラー部分が少し傷んでおり、超音波洗浄で万一影響があってはいけないと思い控えた。

さて、次は墨入れ。

オイル挿しにタミヤカラー黒を載せ、このように盛っていく。はみ出る部分はどうせ削り取るので構わない。
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拡大機能でガン見しながら、ものすごく気をつけて盛っていく。
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上も下も盛り直し。乾いた頃に、オイル挿しで不要なタミヤカラーを細かく削り、最後はヘアライン加工用スポンジで削り飛ばす。
本当はこの上に紫外線硬化剤などでコーティングすると良いらしいのだが、残念ながら手に入らなかったので見送り。
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できた。
だいぶスッキリしたんじゃないかな?
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戯れにセイコーのブレスを着けてみるなど。
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中に新品のムーブを入れたらなんとか動いたので一安心。

だがなんと、
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もともと入っていたムーブがすでにオリジナルから入れ替えられていた…。入ってたムーブと同じものを発注したので、間違えたムーブを新品で買ってしまった😂秒表示やクロノグラフ機能がないので、あれ?おかしいなとは思ってたのだが…(笑)


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とはいえ、キレイになった幻のアストロディジットが実用できるというのは単純に嬉しい。ケースだけでも、別格のオーラを放つモンスターウォッチでした。


とはいえ所詮ケースのみのジャンク上がり、かつジャンクすら全く世の中に出てこない幻のモデル。ブレスレットなど揃うわけ無いと思いながらも、気長に探してみようと思いました。十年以内に見つかれば超ラッキー!と言う事で…





まるで幻のポケモン…ZODIAC Astrodigit 入手

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以前から探していたZODIACのAstrodigitというLCD時計。
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幻の一本


僕の敬愛するUT氏の神サイト、UT Designで始めてみてからずっと探していた。ただのLCD時計なのにただならぬオーラを発していて、大変魅力的に感じたのでした。
ZODIAC ASTRODIGIT LCD CHRONOGRAPH  - UT Design
http://utdesign.syuriken.jp/watch/motel.html
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このページを一読して分かることはものすごくレアな時計であること、ものすごく格好良い形をしていること、本当にごくわずかの人しか所持してないこと、などである(あと、ユナイテッドアローズがパクリデザインの時計を発売しプチ炎上したこと)。

日本人だと、以下のコレクターが所持している事が確認できる。
MONDO WATCH - by HAL Design
http://www.juno.dti.ne.jp/~hamahal/Zodiac_Astrodigit.html
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高藤冬木の古時巡礼
http://pre-cog.jugem.jp/?eid=10
http://pre-cog.jugem.jp/?eid=19
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実際、Instagramなどで探しても、日本のコレクターが1-2名(上記コレクターと被っている可能性あり)、それから海外のコレクターが一人ヒットするだけで、その他は全くヒットしない。

色違いはSS、コンビ、SSx黒 の三種類が確認されているのみ。他にもAstrodigitの名前で売られているZODIACの時計はあるのだが、このシェイプがもう圧倒的、二段も三段も上のかっこよさだと思う。

デザイン性の高さを示す逸話として、シルバーx黒のモデルはスイス最大の時計博物館である、ラ・ショー・ド・フォン(MIH)の時計博物館(Musée international d'horlogerie)にも収蔵されているという話もあるほど。これは僕が裏付けが取れてないので、誰かご存じの方は教えて下さいませ。

ほしいのに見つからない


この時計、本当に笑ってしまうほどどこにもない。

一時期、ムキになって翻訳サイトとか使いながらいろんな言語のフォーラムを漁ってみた事もあったが、本当にない。多分、これを読んでいる人も、一度も売られている所を見たことがないと思う。

ところがある日…、なんと、某ベイに、出ているではないか・・・・!!ボロッボロのジャンクで、しかもブレスレットも紛失しているが、紛れもないAstrodigitの本体…!!!
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しかも見た日にそのまま終了するようなので、夜中まで粘って落札する。他にも狙ってる人がやっぱりいて、警戒して高めを指しててよかったーw

んで、届いたのが、コレ。
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写真と同じくらい酷い。ボロボロ。裏蓋のネジもすべて紛失、1つ以外の穴はすべてネジが折れ込んでいる。だが、欠品はなくボタンも完動、液晶表示付近も軽度のダメージに住んでいるので、磨けば光るのでは、と安心した。

ムーブはぶっ壊れているが、汎用ムーブであることは確認済み。チップにZODIACのシールが貼られていて、おおー純正かー!と思ってたら、実はこれすでに入れ替えられていて、違うモデルのモジュールが動いていたようだw(新しいの買ってから気づいた。。。)

わざわざZodiac純正の他チップと入れ替えるとか、よほどの捻くれ者が使ってたか、直したかしたんだろうなあ…。よくぞ手元に来てくれた、ありがとう!

というわけで、そのうち研磨、それからムーブの入れ替えに続きます。

以上、ZODIAC Astrodigit (の一部)入手のお話でした。
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余談

ちなみにどれくらい探してたかというと、多分最初に探し始めたのが2014年くらい。んで、今回はじめてこのモデルのまともな出品を見た。(3-4年前に、裏蓋なし、ボタン・ガラス無しのほぼ鉄くずのケースが出たのを見た気はするが定かでない)つまり、6年に一度は出てくるようです、欲しい人は根気強く待ちましょうw



OMEGAビンテージクォーツめっさいい

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お世話になっている人から、時刻合わせ、ブレス合わせをして欲しいと言われて預かったこのオメガのクォーツ。

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修理内容


かなりのビンテージ品だったのだが、割と使われていたらしくあまり風化はしていなかった。ただし、その分しつこい汚れと錆あり。そんなもんはいつもどおり裏蓋を開けこすったり超音波洗浄したりかるーーく研磨したりで、割とすぐに治る。

電池交換も一瞬。ただ、時刻合わせがかなりわかりにくく、リューズを一弾弾いても時針しか調整できない。分針は、リューズを押し込んで進めるタイプであった。これが、かなりきつーーく押し込まないといけなくて、おそらく、皮脂汚れで固まったリューズでは十分に押し込むことができず、時刻合わせが壊れていると勘違いしたのであろう。

コマ詰めも同じで、ブレスを外すスプリングが腐って完全に固着していた。時計店で、無理だと断られたのことだが、腐ったスプリングを破壊していいならできるので、これもマイクロリューターでスプリングを削り取り、無事に完了。

そして、動作確認…という名の試着。

カッコ良すぎる


これが、ほんまに良い。
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写真から伝わらないかもしれないが、この肉厚のケース感、丁寧に面取りされたエッジ、ポリッシュ仕上げのベゼル、本当に美しいのである。

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極めつけは、このブレス。
ものすごく質感がよく、仕上げが素晴らしい。装着感抜群。

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この通り、ケースはゴルフの砲台グリーンのようになっており、少し下がったところからニョキっとベゼルが映えてて、めちゃめちゃ細かいがめちゃめちゃ格好良い。

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文字盤の深いブルーもたまらん。光に当てると、様々な表情を見せてくれる。

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正面から見てもすごくヨイ。3連ブレスが上下にちらっと見える。

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少し持ち上げてみた所。エッジの仕上げとブレスの質感、ベゼルの生え具合が見て取れる。

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惚れ惚れするブレス。軽く研磨とヘアラインの傷取りをしたが、ここまで美しくなるとは思わなかった。。。

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驚くべき時計である。

なんというか、この自体のオメガ特有の色気、というのだろうか、それとも妖気、とでも言おうか、、、そんなのをうちに秘めつつも、当時は最新のクォーツムーブを落ち着いたデザインに帰着させていて、見事。
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もうほんと、この適度に重量感があって、贅沢に仕上げてあるブレスが絶品。
厚みや折曲具合から伝わるだろうか。。。

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丁寧に整形されていることが分かるケースとブレス。

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ブレスの側面は、少しカーブのかかったポリッシュ仕上げ。これが、装着時に少し離れてみてもキラキラ光って、きれいなのである。

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ましたから。ベゼルの下側側面もポリッシュ仕上げ。今回軽く磨いておいたら、この輝き。。。

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じっくりと試着してK女史に返却。素晴らしい時計を見せていただいてありがとうございましたー!

謎リファレンス


でも不思議なことに、この時計のReferrenceが分からない。。。ぐぐってもそれらしいものが見つからない。ケース、ブレスは↓にとても似ているのだが、これ自動巻きっぽいし…
Seamaster 1974 Cosmic ST 366.0838
https://www.omegawatches.com/watch-omega-seamaster-cosmic-st-366-0838

もしご存知の方がいたら、教えて下さいませ。






タグホイヤーの電池交換&クリーニング

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お世話になってる人から電池交換を頼まれたので、ついでにクリーニングもしますよと預かる。

タグホイヤー クォーツ時計。
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これと同じものを頼まれるのがもう3人目なんだが、そんなに人気だったモデルなのだろうか・・・?確かに高級感のある深い青ダイアル、視認性の良いインデックス&針、良質のステンレスブレスは良いものである。クォーツにしてはちょっと重いなあと思ったのだが、それもまたよい。
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長年使ってきたのであろう、小傷が入っている。

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裏側。潜水服の刻印がある。ここに汚れがたまりやすく、この個体も皮脂汚れが付着している。

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中身を取り出す。

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ハンディリューターで磨く。サンエーパール。

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ヘアライン加工用スポンジでヘアラインを修復。まずは荒いやつからスタートし、傷をとりつつヘアラインを仕上げていく。

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ブレスの真ん中はポリッシュ加工されているので適宜マスキングテープ(TAMIYA)でマスキングしながら仕上げる。ただ、あまり削り過ぎたくないため、ある程度の傷は消さずに残す。

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研磨中は研磨剤が飛び散るので、汚れてもいい服でやる必要がある。また、細かい粉塵も出るので、N95マスクを着用することをお勧めする。あるのとないのとでは、全然違います。ほんと。


ブレスも裏蓋も超音波洗浄機に沈める。五分間洗浄。

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この瞬間がなんともいえず快感。。。出したらピカピカに!


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ベゼルの墨入れが落ちてるところがあるので、敬愛するゼンマイワークスの記事を思い出し、必殺タミヤカラーで修復。これが意外と落ちないのである。ちなみに前は黒の油性ペンとかをつかったりしていた。

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こんな感じでインクをいれ、ふき取りつつ色を入れていく。4が難しかった。。。
ある程度インクを落としたら、つまようじをこすりながら余計なインクを落としていくことで、
かなり細かな調整が可能。

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パッキンは状態がよかったのでグリースを塗って再利用。
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新しい電池で順調に動作。

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おおーーいいねー!装着感が抜群に良い。

ブレスレットはもうちょっとポリッシュしてもよかったかな?
まあどーせすぐ傷がつくからいいか。
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この通り、キレイにしてお返ししたところとても喜んでいただけた。

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ブレスレットのポリッシュ部とヘアラインの切り返しの部分はやっぱクッキリさせるほうが高級感があって良いね!この時計はベゼルもポリッシュ仕上げなので結構細かい研磨が必要であった。でも楽しいから全然良い。


以上、タグホイヤークオーツの電池交換&クリーニングでした。




カンボジア初の時計学校、Prince Horology訪問!その1

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時計サイトの気になるニュース

去年、SJXという時計愛好家のニュースサイトでこんな記事を発見した。

Cambodia’s First Watchmaking School Opens in Phnom Penh
https://watchesbysjx.com/2019/12/cambodia-watchmaking-school-prince-horology.html


なんと、カンボジアはプノンペンに、ガチの時計製作学校ができるそうだ。これには本当に驚かされた。

時計を学ぶ環境は限られている

というのも、従来、アジア人が時計製作を学ぶ機会というのはとても限られており、国産の時計メーカーを多数抱える我らが日本のいくつかの専門学校か、もしくは香港にある時計学校しか選択肢が無い…と当の国内時計学校関係者から聞いていたからである。そしてそれは仕方ない事なのだと、個人的にまったく意識する事は無かった。


Webサイトはこちら。
PRINCE HOROLOGY
https://princehorology.com/

なんと東南アジアに、しかも!カンボジアにこんな最先端の時計学校ができるなんて、全く想像がつかなかった。記事を見てもしばらくは何かの間違いじゃないかと思ったほどだ。
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見よ、この最新設備。。。ため息がでる。。
aaf無題

時計愛に満ちた時計学校

気になって気になって仕方がない。素人時計師としてはもちろんだが、単純にビジネスや時計業界の将来展望などの観点からも、非常に気になるし、ワクワクさせられる案件である。

というわけで、どうしようもなく気になったので、はるばるプノンペンまで見に行く事にしたのであった。

アポ取りへのアプローチ

もちろん自分は良識ある社会人であるので、いきなり突撃して侵入するわけにもいかない。まだOpen前という事もあり色々と整っていないと思われたので、まずは手を尽くして関係者を探し出し、個人的にアポを取ることにした。これが結構苦労した。。。

先方もまさかイチ時計好きがコンタクトを取ってくるとは想定していなかったらしく、怪しくない者だと納得させるのに結構苦労した。が、こちらの意図に理解を頂いてからはとても紳士的かつ親切、丁寧な応対を受けてしまい、逆に恐縮しきりであった。

カンボジア初の時計制作学校設立の背景

尚、学校の名前は『Prince Horology』である。カンボジアでビジネスをしたことのある人ならすぐに分かるのだが、Princeというのは当地の不動産開発の一大企業グループで、この企業の設立した財団から援助を受ける形で開校している旨がサイトに記載されている。以下はこの基金のロゴ。
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つづーく。



カルティエ 手巻きタンクのオーバーホール その4 (完)

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さて、仕上げに組み立てに入る。

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文字盤。

裏側。
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小さくまとまってて綺麗!
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ブロワーとロディコで丹念に汚れや指紋を取り除く。このとき、時計油にロディコが触れないように気をつける。もしついてしまうと、その油が文字盤とかにつき汚してしまう。
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また、テンプが微妙にムーブからはみ出ているため、ムーブを持つときに指でテンプに触らない様、細心の注意を払う。テンプに指をかけたまま少しでも力を込めれば、天芯がポキっと逝きます。

そのまま時計の裏蓋にカポッとはめて…
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ちゃんと収まるのを確認し、
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針を取り付け。
二針デイト無しモデルのなんと簡単なことよ…
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針同士の干渉や、巻き上げ、時刻調整を一通り確認する。針の汚れもないか確認。
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そのまま勢いよくケースにはめれば完成。パッキンとかないので、防水性はゼロに等しい。

さて、バンドは、と…
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オリジナルの革ベルトについてたバネ棒、謎の汚れがビッシリ…!😓

爪楊枝でこそぎ落とす。地味に時間がかかる作業である…
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オリジナルバンドは硬くなってしまっているため、及び、僕の手には短すぎるため、手元にあったレディース用のNATOバンドに変更。
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んー、

斬新だけどイマイチ!と思ったので以下の様に14mmの皮ベルトを買って取り付けた。

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完成。
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んーやっぱ皮ベルトの方がよいね!!
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ちなみに、スーツに着けるとこうなる。小さいのだが、とても上品な仕上がりになるのであまりおかしくない。
自分でも驚くほどに馴染んだので、しばらく普通に仕事で使っていたくらいだ。
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というわけで、ジャンクのアンティークタンクを復活させた話でした。50年近く経ってるだろうにこの上品な輝き、さすがのカルティエ…






カルティエ 手巻きタンクのオーバーホール その3

カテゴリ:
引き続きETA2512の分解掃除。

ここまでくれば、ツヅミと切り替え車を外せば完了。オシドリは裏側からネジを緩めてやれば外れる。
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パーツを並べたところ。こうして写真を撮っておけば、洗った後にどのネジがどの部品のものかを悩む必要がないので助かる。
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でも、こないだ話した時計師さんによると、ネジとかは適当に置いていくらしい。どのネジがどこかは何となく覚えるとの事、すごくない??

地板。
華やかなブランドイメージとは違い、武骨だ。あまりに武骨…
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テンプ。
ヘアスプリングには極力触りたくないため、特に問題なさそうであれば分解して洗わずにそのまま放置。ホゾはロディコでこすり、受けは後で耐震装置をバラして注油する。
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長年頑張ってきたのであろう…綺麗にしてやるからまってて下さい!
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ケース。
ガラス研磨とか再メッキとかしたいのだが、知識、技量ともに及ばないため諦める…。タンクはガラスの形がかるーーくピラミッドのようになっててカッコ良い。
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部品を超音波洗浄機にぶっこんで洗う。ほんとは白のプラスチックのバスケットに入れるのだが、この時見つからなかった…笑。
時計パーツ用の洗浄カゴ、早く欲しいなぁー
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専用洗剤を使い、4、5分洗う。
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ふと、ものすごい小さいリングが泳いでるのを見つける…。変な汗かきながらやべーなにこれと思いパーツ表をググって探してみると、422番に描かれているのがそれっぽい。
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名前(Crown wheel ring)から察するに、どうやら丸穴車のネジにかますリングのようだ…グーグルがあって良かった…
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さて、洗い終わったら濯いで乾かして組み上げていく。一行で書いたがこれが時間がかかって悲しい。しかしこればかりは仕方ない、専用の機械なぞ高すぎて買えない…
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セイコーの作業台から挟むタイプに変える。バラすのは台でいいのだが、組み上げるのはしっかりホールドしとかないと揺れたりして困る。
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後で気づいたが機械台のサイズおかしかった。

まず輪列から組んで行ったのだが、なんかなかなか合わなくてめちゃ苦労した。
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んで、先に香箱やら受けやらを取り付けたほうが簡単なことに気づいた…
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正しい機械台にセットし直す。輪列を組む。やはり先に香箱受けをセットしてたからやりやすかった。アンクルまでつけた。

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裏返して、日の裏を組み始める。
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切り替え機構は、部品を飛ばさないよう気をつけながら、適切な量を適切な場所に注油する。
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終わり。特に難しいところは無し。
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次に、テンプ受けの耐震装置を外して、受け石に注油する。ここは本当に折れやすいので、ピンセットあるいは極小ドライバーで抉るように外す。
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受け石はロディコで吸着させて外す。素人は間違ってもピンセットで摘もうなどとは思わないように…
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CITIZENのAO-2という油を注して、石で蓋をして耐震装置をはめ込んでおしまい。

テンプを取り付ける。元気に動き出してくれて何よりです。ここも耐震装置をバラして注油。
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その4につづーく。












カルティエ 手巻きタンクのオーバーホール その2

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ではバラしていこう。

ETA2512。小さい。
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この通り、ムーブメントの状態はお世辞にも綺麗とは言えない。

テンプを取り外したところ。
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続いてアンクルも取り外す。当然香箱のトルクはゼロ。皆さん、くれぐれもトルクが残ったままアンクルを外さないようご注意を…!色々死にます。
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続いて香箱受け。
角穴車、丸穴車を外すとコハゼバネが見える。そしてコハゼはめちゃめちゃ汚い…ネチョっとした茶色の汚れがこびり付いている。何これ?

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はい、香箱が見えました。
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香箱を取り除き軸の摩耗を見る。良かった、あんまり摩耗が見られない…
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という事で輪列の受けを外すと、パラパラと歯車が音を立てて崩れ落ちる。ここに、おそらく数十年にわたるであろうミクロン単位の均衡が崩れ、彼らは晴れて自由の身になった訳である。
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表側はもはや何も残っていない。
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ので、裏返す。
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ツツカナなどを外し、切り替え機構の分解に入る。切り替え機構とは、リューズの押し引きによる動作を切り替えるための機構である。
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少しずつバラしていく…
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切り替え機構の歯車は小さい上に微妙に、上下があるので、こうして写真を撮って記録しておく。
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切り替え機構は時計の中でもメカニカルな部分で、機械によって違いがあり見ていて面白い。し、時計の美しさを感じさせられる部分でもある。
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カンヌキを抑えているバネは、このように、ロディコを押し付けて吸着する。さもないと、飛んでいってしまい全裸あるいはパンイチで這いずり回って探す羽目になる。
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ほら取れた!ついでに汚れも取れた!
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カンヌキを取り外す。もはや丸裸も同然。
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その3へつづーく。









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