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カテゴリ:他人の時計

相棒パネライ

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久方ぶりに会った先輩と飲んだのだが、手に巻かれていたのは結納返しでリクエストしたと言うパネライの二針時計。

うーん、デカい!
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僕のような古時計愛好家には、そのでかさ、質感、形状、仕上げ、どれを取ってもものすごく刺激的である。
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が、なんといってもこの顔。

文字盤の潔さ、夜光は刳り貫いたアラビアインデックスから下のレイヤーを透かせるという手法、シンプルだがオリジナリティの高い二本だけの針…などは大変趣があってよい。

このスッキリとした文字盤のせいで、ゴツいケースが全く気にならない。この調和が名作たる所以であり、このブランドのアイデンティティと言えるのではないだろうか。
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ムーブはどんなもんかなー、と思い裏返す。

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綺麗に面取りがなされており、コートドジュネーブも美しい。視野も広いので迫力がある。

裏返した時にも所有者を癒してくれるというのは重要だ。この持ち主は、もう何年も前からこの時計を大事にしていて、ほぼ唯一所有しているのがこのパネライである。

彼はこの時計と長い間苦楽を共にし、日々ゼンマイを巻き上げてきた。

大切なミーティングの時間も、楽しい飲み会の時間も、辛くて出口の見えない時間も、この世の何より貴重な時間も、このパネライによって告げられてきたのであった。

1日の終わり、彼はパネライをそっと外す。その時に持ち主が裏を見て、ガッカリするような事は許されない。手巻きムーブとはいえ、ここまで美しく仕上げられているならは、きっと、明日もまたこの時計と共にいよう、と彼は思えたはずだ。

自分の時計としては考えたことも無かったが、触ってみるとパネライはやはりとても良い時計であった。気の置けない先輩の相棒として、頼もしい奴だと感じた。


…腕にはめさせてもらいもしたのだが、酔っ払っていたので写真がない。悲しい…

エンポリオアルマーニの時計を預かる…驚きみが深い編

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友人Nくんから預かったこの時計、外装の傷を少し取ってやろう…と思いバラしてみることにした。

見た目はこんな感じの渋さ。
皮バンドの質感が大変良い。かっこいい。

Emporio Armani
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いわゆるファッションウォッチ的な感じなのだが、意外とこれがなかなか良い。

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小ぶりなダイアルにシャープなバーインデックス、夜光が一切ないという潔さ。
そして何より目を引くのは、一見トゥールビヨン的な位置に配置された、両持ちテンプ。


裏側。
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グレード感の高そうなムーブメントである。オメガの如き輝きを放つムーブメント、丁寧なコートドジュネーブ紋様…


すごいなぁ、よくできてるなーと思いながら、まずは少し錆びた裏側のネジを取り外しにかかる。 
 
少しきつかったがなんとか外れた。そして軽く抉って裏蓋を開け衝撃を受ける。

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!!!!!


裏側のガラスが、色付きやん!!!!!


…初めて見た、ガラスに色付きの時計。

サングラスかて!

岐阜出身の先輩が、"〜かよ!"というツッコミの時に"〜かて!"と言っていた史実による


外して見たらこの通り、ごく普通のムーブであった。なんならコートドジュネーブか浅く表面的で、あんまり綺麗ではない…その他のパーツの仕上げもソコソコである。
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そりゃそうだ。なんか騙されたなぁという感じと、よくもこんな工夫をしたなあという気持ちで爽快みが深い。

裏を返せば、持ち主くらいしか見ないであろう裏側にもこんなトリックを仕込んで見てくれを向上させているくらいなのだから、ある意味ユーザーのことをキチンと考えてできる範囲での工夫を凝らしている、とも言える。

伊達に強大なシェアを持っているというわけではないようだ。ファッションブランドとしての努力がなされていて、頭が下がる思いみがある。


オモテ面。

まさか?と思いつつ抉ってみると…
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お前もか!お前も色付きガラスか!
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こっちはダイアル(文字盤)も綺麗なので別に色無しでもいいと思ったのだが。
まぁ、分けるとコスト高になるとかなのかもしれない。
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ファッションブランドだからこそ、自然とサングラス的な概念を時計に適用させる事ができたのだろう。

ロレックスやパテックが今後色付きガラスを搭載したモデルを出すことなど、とてもではないが考えられない。

夜な夜な時計雑誌やマニアの愛用時計画像を舐めるように熟読する、やや時計愛を拗らせたような方々には結構新鮮なのではなかろうか?


僕には新鮮であった…



…ポリッシュ編へ続く。

ガーミンの時計のバンド交換、そしてスゲェなあとおもったお話

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もちろん僕の時計ではない。友人のW君が、バンド交換してくれ〜と頼んできたときの写真。

なんかナイロンバンドから、金属のメッシュバンドに替えた。
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このように、バックル側は磁力で止めるタイプ。Apple Watchのようなやつ。

思うのだが、人混みの中で擦れたり引っかかったりして、落ちてしまわないものなのだろうか?
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裏側には、センサーが埋め込まれている。何を読み取るのかは、知らない…せいぜい脈拍とかだよね!?なぜ光る?!なんか静脈認証でもしてんのか?
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いざつけて見ると…

結構ヨイではないか。

特にこの時刻表示、

重厚な戦車…あるいは漫画雑誌…計器、軍事作戦のブリーフィング、かすれた新聞、古い看板、スタンプ、

そんなものたちを思い起こさせる時計である。(※ディスプレイは変更可能)

文字が斜めに配置されていて、見切れている。これで必要な情報は全て読めるのだから、別に構わないよなあ。見易いし、このスキンを考えた人スゲーとおもった。
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さすが飛ぶ鳥を落とす勢いのガーミン、いいものづくりをしている。

ウォッチメーカーは他業種からの参入に危機感を抱いていると言われるが、さもありなん、機能、モノだけでなく、デザインやUIに至るまで、これまでの伝統的ウォッチメーカーには創れない領域のモノだと感じた。

少なくとも傍目に見ていて、ガーミンの腕時計製品の展開は、大成功のように見える。SUUNTOやPROTRECK、その他中規模スマートウォッチメーカーはかなり喰われたのではなかろうか?

手にとって巻いてみてモノの良さがよく分かった。

別にLINEやフェイスブック、着信の通知機能が便利だとは思わないが、携帯を見ることが出来ない場合などあればより良い人も沢山いるだろう。

スゲェなぁガーミン。頑張れガーミン!


機種は多分これかな?
⬇︎

ポールスミスの時計を試す。これ、意外と良いのでは…

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友人に電池交換を頼まれて預かった、ポールスミス。
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汎用クオーツ搭載の所謂ファッションウォッチであるが、それ以前にポップすぎるデザインから検討もした事のないブランドであった。

開けてみると、これ。
モジュールを囲うのはチープなプラスチックのスペーサー…ペラッペラ。時計自体もめっちゃ軽い。

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電池交換ついでに外装をきれいにするか、と研磨に取り掛かった。

裏蓋。放置しまくっていたという割には綺麗だ。
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ダイアル。
あれ?なんかすごい綺麗だ。風防のガラスが傷つきまくってたので、勿体無いなあ…
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ヘアラインを出すためのスポンジでケースをこすり、傷を取りつつヘアラインを入れる。
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表側を研磨するときは、ガラスをこすらないようにタミヤのマスキングテープで養生する。
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竜頭側もしっかりポリッシュ!
ブレスもブラシで擦って水洗いし、傷を取りつつヘアラインをつける。傷が深いので完全に取るのは無理。
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ケース、ブレス、裏蓋を超音波洗浄機に放り込む。ブレスは完全に固着していて取れなかったので、そのまま。
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裏蓋も傷を取る。こちらもそこそこしか取れない。
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パッキンはこの形のものを持ってないので、再利用。シリコングリスを塗布。
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電池は、電気を通さないプラスチック製のピンセットで扱うべし…
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出来た。
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いつも通り、動作確認と言う名の試着を行う。

…おお!!なんか結構良い感じではなかろうか??
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深みのある青の文字盤ががつや消しのステンレスに引き立てられ、渋い輝きを放っている。バセロンコンスタンタンのオーヴァーシーズの様ではないか?!
(とか言うとバセロンユーザーにギャラ入り外箱で殴られそうですが…w )

焼けた風の色合いの夜光(ダミー)も良い感じである。ワイシャツの袖の丸みと袖口の直線が、同じく丸みと直線で形作られるトノー型ケースに絶妙にマッチしている。トノー型、いいねぇ…!

こやってみてみるとほんとカッコ良い。つーか可愛い。流石のポールスミスと言うべきなのか…。
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尚、持ち主はバセロンも余裕で買えるであろうスーパーエリートなのだが、時計には無頓着極まりないのでありました。

この後、いつまでも大事にして欲しいと伝えて返却。とか言いながら、オススメの時計を聞かれたので、ぜひクォーツ最高峰である"The Citizen"を、と焚き付けておいた。買ったら見せてもらおう…


以上、初めて手に取ったポールスミスの時計が意外と良かった、というお話でしたとさ。

愚かなパチロレ

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某所で見かけた、セラミックベゼルのサブマリーナー…の偽物。

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溢れでるチープ感がとても物悲しい…

このとき、裏蓋を開けてメンテしてるとこを見たのだが、この様になっている。許可を取って撮影した。⬇️
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なんこれ😭😭😭😭😭

ペラペラのプラスチックのようなムーブメントにも衝撃であったが、それ以上に笑ったのがこれ。
切替車、なんか紫色のシール貼ってる…
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本物のロレックスのムーブの切替車は、アルミ素材の歯車に耐久性向上のための加工がされていて色が付いてるのだが、それを色だけ真似ようというのである。

愚かだ…。

ちなみにこれが本物のムーブメント。
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さて、彼らはパチモノを作ろうというのだから本物にも当然相応に詳しいはずでふある。ロレックスの切替車の表面加工なんて百も承知だろう。そういう人たちが、額に汗して考えつき、素材を発注し、決して低くはないレベルの技術で加工した末に出来上がったものが、これである。

無駄な会議に出て、上司のパワハラにもめげず、頭の悪い部下を根気強く指導し、現場をわからない経営陣の文句を言いながら、残業を重ね、手を油と金屑まみれにしながら作り上げたものが、これである。

愚かだ。そして、悲しいお話だ。

こんな悲しいパチモノに、1万円も2万円も出す御仁がいるものだから、わからない。

パチロレの製作も購入も、技術力、生産設備、原料、貴重な人件費の浪費以外の何者でもない、文化的に価値がゼロな行為と言える。

さてもさても、読者諸氏には厳に慎むようお願いしたい。


ま、こんな場末の時計ブログを読むような好き者は端からパチモノには興味ないとは思うのだけれど、あるいは騙されてつかまされたりしないかと申し上げた次第でございました。

SIHH2018で発見された謎時計 (*正体判明、更新済)

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(追記)
   正体判明いたしました、下部へスクロールしてください。
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なんやこれ…

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ちなどこかのSIHH、いわゆるジュネーブサロン参加者の写真からの無断抜粋。そういえば今日は一般開放日であった、行きたいなぁ…
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めちゃめちゃカッコ良いやないか…

手の甲にめっちゃ刺さってるけど…

時刻表示部分はこれだけ。左の黒い丸が気になる、これはなんだろう?ただの軸か?それとも、秒に連動して動くのか???
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なんとも謎な時計でございました。

スペーシーでめっちゃかっこええ…欲しい…

*詳細わかりそうな方、もしいたらコメント欄にて教えて下さいませ。

■追記■

なんとご親切にstella-polare様(SIHH2018 Invitee!)からコメントにてご指摘がありました、SIHH2018にも出展している気鋭の高級ブランド、De BethuneのDream Watch 5  / Spaceshipという時計でした。お値段は約20MJPY也。嗚呼…。

リリースは2014年だそうですので、関係者の私物、あるいは参考展示作品のリストショットかなにかだったのでしょう。貴重な情報を本当にありがとうございました!

なお、時刻表示窓左横の小さな黒丸は、1112年に1°しか狂わない超正確なムーンフェイズ…らしいです。竜頭先端にはルビーが埋め込まれているとのこと。素晴らしい。。。。(HODINKEEの記事へのリンク、写真多数

Omega Speadmasterプラ風防の研磨

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これも時計好きの友人の🅿️君のもの。衝動買いに近い形で買ったらしい、オメガスピードマスターのリバーシブル。

プラスチック風防に傷が多く、特に打ち傷が気になるという事で、磨いてあげることにした。
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カッコヨイね!

僕もいつかはスピマス野郎になりたいのだが、いかんせん種類が多く選びきれない、かつ、気軽に買えるお値段ではないため二の足を踏んでいるのであった。

今回は分解せずに磨くだけのため、美しいベゼルを傷付けることのないよう、ベストオブマスキングテープであるタミヤのマスキングテープでしっかり養生を行う。


大まかにまるーく貼って、そこから爪で押しこんで風防の形に合わせる。
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磨く流れはいつもと同じ。
新しく買ったミニルーターを使おうかとも思ったが、速度調整にやや不安があるため従来の手作業で研磨を行う。
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いつも通り耐水ペーパーの1000番でゴシゴシこすって傷をならしたあと、1500番、2000番、 3000番とよりきめ細かい目の耐水ペーパーに変えていき、徐々に段差をならしていく。

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最後はサンエーパールをつけたキッチンペーパーでこすって仕上げ。

細かな擦り傷を見ながら力加減を調整し、何度かやり直す。
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完成。
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マスキングテープオフ!
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一番深い打ち傷はほんのわずかまだ残っているのだが、まあ他の傷は消せたのでこれでよかろう…

僕がプラスチック風防を好む理由はまさにこれで、あまり気を遣って使わなくてもどうせ研磨で傷が取れるというのが大きい。

サファイアガラスは高級感はあるのだが、研磨ができないためキズがつかないよう気を遣ってしまうのが好きではない。
この理由で、狭いコックピット内で計器やスイッチで時計をぶつけてしまう可能性の高いパイロットウォッチの一部は、未だにプラスチック風防を採用したりする。

ほんとはケース研磨、超音波洗浄とかもしたかったのだが時間がなく断念。カッコ良い時計でございました。

ブレスが小さかったため、テストという名の1日試着ができず残念…




リセットボタンのないクロノグラフを見せてもらった

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時計好き友達である🅿️君が、新しく入手したらしい一本。

詳細は全く不明ながら、コンディションの良さは文句なし。やや針にくすみが見られる他はとてもきれいである。

ロゴには、Lucerneとある。スイスメイドと書いているからには、そうなのだろう。



裏面。ビンテージ時計らしい清々しさに溢れている。

側面。打ち傷はあるものの形は綺麗に残っている。


ベゼルもピカピカ!

この時計、面白いことに、クロノグラフが通常のスタート、リセットボタンではないのである。

どういう操作になるかというと、二時位置のプッシャーで、センター針を動かすことができるのだが、止める時には、四時位置のプッシャーを押す。

そして進める時にはまた二時位置のプッシャーを押すのである。

…そう、それだけ。

リセットできないのだ。笑 純粋にスタートボタンとストップボタンがあるだけ。

安価なクロノムーブにはこのようなものもあると聞いた事はあったが、実際操作してみるのは初めてだったのでした。

ゼロリセットがないため、写真を撮るならカッコよく写すためにものすごくタイミングよく秒針を十二時位置で止める技術が求められる。

一度やらせてもらったが、一秒前に止めてしまい失敗したのであった…




SEIKO 自動巻パワリザ黒文字盤

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一緒に飯食った人の時計がイケてたので見せてもらった。



カッコヨイ!




テスト着。


ええがな…


黒文字盤に金の針、というのが有りそうでない。金色は肌に馴染むから、いざ着けてみるとすごく自然なんよなあ。

ティソの革ベルトを選びに行く

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友人のティソ、ステンレスのブレスも良いのだがいかんせん重いため、以前よりストラップへの換装をお勧めしていた。

(前整備したときの写真)


…ので、お気にのストラップ屋さんへお買い物に行くのに同伴の巻。

ところがラグ幅22mmは意外と少なく、めぼしいものを出して並べてもらう。


最初に目に付いた、というライトブラウン。とてもよい!他のを試す前に決めようかとも思った。腕の色に近いためよく馴染むだろう。


こちらはさわやかな茶色。薄い茶色は若々しいイメージを与えるが、このくらいの色の濃さだとだいぶ落ち着いて大人っぽい清潔感を感じさせる。

重厚な雰囲気の茶色。これはこれで迫力あって良いなぁ…!

取り敢えずという気持ちで試した黒。あれ?!これ、なんかいいぞ…!?ってなってた。

と、言うわけで…

黒お買い上げw

文字盤が黒いから大変馴染んでいる。黒のベルトや革靴に併せれば、引き締まった印象を与えられるであろう。黒髪の彼にもぴったり!


その後少し貸してもらった。

うーん、良いね!!めちゃ良いね!

…ブレスから革バンドに変えると戻れなく現象って、なんか名前つかないのだろうか。

気に入ってもらえてよかったよかった。できれば二本買わせたかったです。

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