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分解掃除にうってつけ!穴ポコシート

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先日時計具材店で見かけて、タダで数枚もらったプラスチックのシート。元々は電池か何かの仕入れ時のケースだろうか?
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たくさん穴があるので、分解清掃時に部品を置いておくのに役に立ちそう…と思ったのだが、

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ビンゴ!

めっちゃ便利!!

僕はいつも、バラした部品とネジがあってるかどうか、組み合わせを間違わないかどうかをとても心配する人なのだが、これさえあれば、バラした部品とネジをセットで置いておけるので安心。

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僕の癖で、バラした部品は右上から左に向かって順に置いていく。


この写真では、右上に輪列を抑えるブリッジ、その横に輪列、その下にはアラーム機構と、左真ん中にはカレンダーとカレンダー抑えが置かれている。
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カレンダー周りは特にネジが多彩でしかも極小なので、これは本当に助かる。贅沢を言えば、透明な蓋が取り付けられればもっと良い。


こうして写真に撮っておけば、部品を超音波洗浄機で洗った後にまた正しくネジと組み合わせられる、これは久々にかなりいい買い物をした。なんでもっと早く気づかなかったんや…

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今やってるビンテージアラームムーブメント


使用後は水洗いもできるし、清潔。

身の回りに同じようなシートがある人、是非お試しくださいませ。

ちなみに小さいサイズの穴のシートもあり、こちらもネジ置きに使えそう。
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組み立て。Rolex 16233Gの輝きは素晴らしい!

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洗った部品が乾いたら、組み立てに入る。

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部品の一つ一つが美しく、かつ丈夫に作られている。ロレックスのいくつかのモデルは馬鹿げたプレミアがつきまくっているが、この品質を目の当たりにすると納得できてしまう。良いものは良い、以上!
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切り替え機構、日の裏側から組み立てて行く。切り替え機構にはシチズンのAO-3を注油。
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ダイアルは外した瞬間からケースの中でお寝んね。傷や汚れがつかないよう最大限気をつける。
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日の裏が終わったら輪列を組む。組みやすさに驚愕。本当に素晴らしいムーブ。ほぞ穴にはAO-2を注油。
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耐震機構は見たことがなかったので、ユーチューブでかなり予習が必要であった。バネが非常に折れやすいため、全神経を集中させて扱う必要がある。更には注油や石の取り付けなどとてもデリケートな作業になるため、めちゃめちゃ神経を使う。

練習が必要なので、やったことない人は絶対にジャンクムーブ何個かで練習する必要あり。

自動巻機構も、カポッと。
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すでに磨いて洗浄してあるケースに合わせる。
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ホイ。
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綺麗だ。
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パッキンは劣化していたため、新しいのに交換。ストックから合うやつを探して取り付ける。
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グリーシング。このスポンジに置いて、蓋を閉めてぐりぐり回すとグリースが塗布される。
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ピンセットで、ムーブやケースにグリースがつかないよう注意してパッキンをはめ込む。
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爪楊枝とか使う。

完成。
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テンプを調整するための特殊な器具を持っておらず歩度調整はできないので、機械の性能を信じるのみ。

試用、、という名の借用w
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ミーティングに何度か持ち出したが、存在感はやはり別格。

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小傷だらけだったバックルもスッキリ!
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ほんとはガラスの交換もしたいところなのだが、こちらも専用工具を持っていないため断念。十分綺麗なので良しとしよう。
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コンビモデルの16233G、時代を超えた美しさと気品を放っている。

歳をとるとゴールドに惹かれるのは、肌の色から明るさが失われるのも理由の一つだろう。肌はくすみ、黒ずんでも、腕に巻いた良質なゴールドの時計は、その心を照らすかのように輝きを失わない。
持ち主はこの時計に負けず、いつも輝いて周りを明るくしている方である。髪が緑やピンク、紫と目まぐるしく変わるのでいつも新鮮である。

これからどんどん活用してほしいなぁ。
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持ち主のK氏(とその旦那様、C氏)には喜んでもらえて何より。

その後素敵なシュークリームと、スリランカのお土産の紅茶を頂いた、ありがとうございました!


Rolex 16233G 分解洗浄 日の裏側

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続いて、日の裏側の分解に入る。個人的に日の裏は苦手で、理由は昔セイコーファイブのカレンダー抑えのバネを飛ばして無くしたトラウマと、ムーブによって仕組みが極端に異なるため、部品のそれぞれの役割と組み合わせを考えるのに骨が折れるからである。
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ところが流石ロレックス…こちら側も整備のしやすさを念頭において設計していることが伺える。なんと、カレンダーディスクは一つのネジも外さず、抑えを90度回転させるだけで取り外せるのであった。すごない???
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カレンダー送り機構の抑えの裏側。左上に弓のような部品があるが、カレンダーを正しい位置に固定するためのもの。大嫌いな針金式のバネではなく、部品と一体になっているタイプ。外すのもつけるのも簡単。素晴らしすぎる😭 すごいぞ!3135。
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切り替え機構が丸見えに。

左側の円形の部品はカレンダー送り。その左にある長細い部品も機構の一部。カレンダー送りの回転を止め、一気にジャンプさせる。
この部品の働きにより、日付が変わる直前までカレンダーが動かず、いきなりカシャって日付が変わる。これがデイトジャストというモデル名の由来である。
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時針が取り付けられる筒車を取り外す。
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カレンダー送り機構を取り外す。写真左上に映っているが、ここにはしれっと針金式のバネが仕込まれているため、指で押さえながら気をつけて外す。ロディコで抑えるだけだとバネのパワーに負けて飛ばされることがある。
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切り替え機構の抑えを外す。
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抑え。
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の、裏側。
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さて、切り替え機構。組むときに写真を見ながら組むことになるため、凝視。昔はスケッチして構造を覚えていたらしい…💧
簡単に、好きなだけ写真が撮れて、かつ綺麗な画面でズームまでできるiPhoneに感謝。
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カチャカチャとバラしていく。
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一つの部品を外すたびに一枚写真を撮る。ヘンゼルがパンのかけらを森に落とすが如く、丁寧に…
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全体も欠かさずに。
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切り替え機構は超慎重に。リューズとどう連動するのかを予測しながらバラしていく。古い油でベトベト。
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完了。
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きれいにプレートだけになりましたとさ。ビックリマンのキラキラのような模様はペラルージュ文様という。ゴム砥石を押し付けて作るらしいが、今度ミニルーターでやってみようっと。
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次は自動巻機構。
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抑えを外す。以前、この中の真ん中の黄色い歯車が錆びている個体を直したことがある。
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構造を忘れないように写真を忘れずに…!
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こっから超音波洗浄機に突っ込んで洗う。続く。

ROLEX 16233G 分解洗浄 輪列側

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ケースの方はオッケーなので、分解洗浄へ進む。

針を外す。
このギラついたダイアモンドインデックス、良いねぇ…!
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文字盤も外す。
側面に二つネジがあるので緩めて持ち上げるだけ。さすがロレックス、加工精度が高いのか、すごくスムーズに取り外せる…。安い(といっても数十万クラス)時計だとガタガタで取り外しにくかったりする。
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裏返して駆動系を分解していく。まずは駆動部の息の根を止める、という時計師の言葉を忘れずに…

3135 の素晴らしい両持ちブリッジ。いつ見ても惚れ惚れする…
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ブリッジごとテンプを取り外したところ。
テンプの左右、ねじ止めされていたところにハマっている金色の丸い輪っかは、テンプ受けの高さを変えてテンプのアガキを微調整するためのもの。ロレックス以外では見たことがない。素晴らしい工夫。これを考え出した人は天才すぎ。
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輪列受けを取り外したところ。
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三番車を外す。
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二番車、四番車を外す。波打つようにムーブ全体に刻まれているペラルージュが美しい…!
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香箱受けを外す。
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香箱も取り出す。
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真ん中の抑えも外す。
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これはハック機構部分。時刻合わせのためにリューズを引いた時、秒針を止めるためにテンプを停止させる役割を持つ。この金色の細長い部品がぴょこんと飛び出てテンプを止める。
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これもきちんと分解。
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つづく。



ROLEX 16233Gの外装研磨

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研磨といっても設備がないので、小キズを取る程度である。

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電動のミニルーターとサンエーパールで心を込めて磨く。

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うーん、まぁまぁ…か?🤔
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次はラグのヘアラインの部分。マスキングテープで周りを囲う。

まずはピラミッドベゼル。さらに側面もマスキングテープでカバーする。

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ちと分かりにくいが、下側の側面にマスキングしている。ヘアライン用研磨スポンジで一方向にシュッシュッと磨いていく。まずは荒い目から始め、三段階で細かい目のものに変えていく。
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こんな感じ。ラグ部分のヘアラインから小キズが消えてスッキリ!
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反対側。

奥に見えてるスポンジがヘアライン加工用のもの。

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ブレスも、コンビ部分の金色の所をマスキングした後、サンエーパールとミニルーターでガーッと磨く。

バックルの裏も抜かりなく…
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ジュビリーブレス、磨いたらキラキラ光ってめちゃ綺麗!最近GMTマスターのヘプシカラーがジュビリーブレスのモデルを出したが、やはりジュビリーブレスの方がカッコよく、グレード感があると思う。


バックル表側はつや消しなので、ヘアラインからラグ部分と同じように小キズを取る。

写真を撮ってないので、仕上がり後のものを載せる。
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つづく。

青文字盤が美しいホイヤーの分解掃除 その5

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洗浄、すすぎ、乾燥を終えて組み立てに移る。乾かすのが時間かかってめんどいんだよなぁ、乾燥機とかあればいいのになぁ…

地板。
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香箱はゼンマイを取り出して洗う勇気がないので、よほど汚れてなければグリーシングと注油で済ます。たぶん新しいのに変えてもそんなに高くないはず…
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日の裏側から組み上げる。毎度のことながら、こちら側はひやひやする。

組み上げたらリューズを回してきちんとキチ車がツヅミ車と噛み合って空回りせず回ること、一段引いてカレンダー送りが無事動くこと、さらに一番引いた状態で日の裏車やツツカナ車がきちんと回ることを確認する。
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続いて香箱抑えのブリッジの組み立てに入る。細いバネがあるのでやりにくい。じつはこのバネで弾いて1つ歯車を飛ばして焦ってしまった。

よいこのみんなは、先にバネを置かずに、ギアを設置して抑えをねじ止めしてから滑り込ませるように細いバネを入れ込みましょう。

このバネは、香箱の逆回転を抑止する、いわゆるこはぜバネの機構である。歯車にきちんと噛んでいるかチェック。

この画像の様にこはぜバネをさきに仕込んではならない。前々から思うことだが、こういうスプリングは往々にしてさきに抑えを取り付けてから滑り込ませる方が安全、確実に取り付けられる。
マニュアル読んでもこんな事書いてないんだよなー、常識すぎるという事なのだろうか?
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ネジ小さい…


ドライバーの先端を完璧に研いで磨いておかないと、ネジがぐらついたり傷つけたりしてしまう。これは抑えを置いていまからねじ止めする所。
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香箱を取り付け、ブリッジをつける。マニュアルを見ながら注油箇所には日本が誇る時計油であるAO-03を注油。ちなみに僕は日の裏側や切り替え機構も軒並みAO-03である。香箱の内側外周にもAO-03を置くように注油する。

じつは香箱を開けた時にしっかり締め切っておらず、少し浮いていたためブリッジをしっかり閉めたあと香箱がうまく回らなかった。
これで20分くらい悩んだ。

みなさん、香箱を開けたらしっかり閉めるようにしましょう💫

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後は輪列の取り付け。日本が誇る時計用オイル、AO-02を石に注油しながら取り付けていく。
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この時、いつも頭によぎるのは抑えの取り付けを失敗して、ガンギのほぞを折った苦い経験である。あの時の悔しさは二度と味わうまいと、最高に注意深く取り付けていく。

ガンギ車まで取り付け終わったら、ザラ回しと言ってリューズを回して少しだけトルクをかけ、輪列が回るか確認する。

ヒューンヒューンと良い音がすると気持ちいい!!…しかしトルクのかけすぎと回しすぎは厳禁。スムーズに回るか確認したら必要以上に回さないこと。
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ザラ回しで異常無しであればアンクルを取り付ける。アンクルをつけたらもうザラ回し出来ず、トルクが溜まっていくだけなのでリューズを回さないようにしましょう。
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最後にテンプを取り付けて、元気に動き出したらオーケー!何度やっても、この瞬間は感動してしまう。時計の神秘を感じる瞬間だ。
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元気に動くことを確認したら一旦トルクを解放して止め、テンプの受け石に注油していく。

耐震装置をピンセットで挟んで外し、ハンバーガーの蓋のように穴石にかぶさっている受け石をロディコで吸着して外し、ロディコで汚れを取って、AO-02を注油してまた蓋を閉め耐震装置で固定する。部品が小さすぎるので一息でやるのがポイント。

下の写真は耐震装置を外したところ。画像加工とかできないためとても分かりにくくて申し訳ない…画面中央、パカっと蓋のように耐震装置が開いてるのが見えるだろうか?
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地板の裏側も同じようにヨゴレ取り、注油をする。右下に写ってるのが耐震装置である。
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…ひとまず動くところまで組めて一安心。



その6へつづーく。




















青文字盤が美しいホイヤーの分解掃除 その4

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ETA2892A2の分解掃除続き。

個人的に苦手とする自動巻機構の裏側をバラす。

じつはこの自動巻機構、スムーズでなく、回す時に少し擦れるような引っかかりを感じていた。

歯車が錆びているか、ローターのボールベアリング部分が劣化しているかどちらかだろうと思っていたのだが、とくに錆びは目視できないので、この感じだとボールベアリングかなぁ。

異物が挟まってるだけかもしれないので、とりあえず超音波洗浄で様子を見てみよう。

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裏側から3つのネジで、まずはローターを取り外す。金ピカできれいなローターなので、傷つけないよう慎重に…
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受けを外す。相変わらず、小さいネジや歯車が多いため苦手である。⚙
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外し終わった。
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下の写真は切り替え機構の部品。

僕が機械式時計に感動するポイントの1つに、この切り替え機構というものがある。

切り替え機構とは、リューズを回してゼンマイを巻き上げたり、一段引いてカレンダーを合わせたり、さらに一段引いて時刻合わせをしたりと、リューズの役割を切り替えるための機構を言う。

めいめい好き勝手な形状をしているように見えるのだが、じつはその全てに意味があり、それぞれは”この形でないと機能しない”という絶対性を持っている。

バラしたり、特に組み上げたりするたび、畏敬の念を抱かざるを得ない。
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こちらはカレンダー機構。当然ではあるが、カレンダーディスクは超音波洗浄機にかけてはならない。多分文字とか塗装が剥がれまくります。
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洗浄する前に、全ての部品の位置をこうして写真に撮っておく。どこに置いているネジと組み合わせるかを忘れないための措置。自身の記憶力の悪さ対策である。

かつてはこいうのは都度スケッチしたと聞いたことがある。気軽に写真を撮って見返せる、良い時代になったものです。

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その5へつづーく。


※…iPhoneがまだおかしくて、写真を撮って保存するということが出来ない。なので、記事に書くときはlivedoorアプリの機能で写真を撮ってから直接貼り付ける必要がある。ので、このような細切れなエントリになるのであった。不便なことこの上なし。

パソコンにバックアップしてから初期化しようと思っても、バックアップが失敗するという始末…iTunesとiOS、相変わらず自由度が低いくせに質が悪い…













青文字盤が美しいホイヤーの分解掃除 その3

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さて、日の裏をバラしていく。

時計は、外側と中身のムーブメントで裏表が異なる。時計として存在する時はこの面はオモテだが、中身になった瞬間この面は裏になる。不思議だなぁ。

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日の裏をバラす前に、テンプを取り外す。作業中、テンプに工具や指が触れて壊さないようにするための措置だが、一般的な手順なのかどうかはわからない…

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カレンダー抑えは全部で三箇所。
まずは巻き上げ機構のオサエにもなっている、リューズ近くのとこを取り外す。写真の右側あたり。
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次に下側のオサエの1つを外す。ネジ1つで止まってるだけ。
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最後に、カレンダー抑えはのスプリングや送り車を抑えている部分を外す。

カレンダー周りはいつもスプリングを飛ばしやしないかとヒヤヒヤするのであるが、この機械、ETA2892A2はカレンダー抑えに一体化して平べったいスプリングがつているのでその心配がない。素晴らしい!
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カレンダーディスクを外す。
すると、巻き上げ機構が丸裸に…

この時点で写真を撮ることはとても大切で、部品の組み合わせや裏表をしっかり確認しながら、組み上げの時に迷わないよう写真に収めておく。
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歯車一個でも、取り外すたびに写真に収めることをお勧めする。

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全ての部品を取り外し、日の裏終了!
最後にツツカナを引き抜いておしまい。
細いスプリングがどこかに残ってないか、入念に確認する。

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裏返して…

輪列をバラす。

香箱の抑えや香箱を取り外す。
まずはブリッジから。

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すると大きめの金色に輝く香箱がお目見え。キレーだなぁ。

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香箱を取り外す。
残るはわずか…

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二番、三番、四番車、ガンギ車を取り外す。

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最後にアンクルの抑えとアンクルを取り外して終了!!

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影で見づらいが、自分の場合はバラした順に右上から並べる習性がある。
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ブリッジも忘れずに!

裏返すとこんな感じでパーツが付いている。

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この細いスプリングは、主ゼンマイのトルクを解放した時に抑えたコハゼ。丁寧にバラしてゆく。

余談ではあるが、組み上げの時はここの組み立てが一番難しかった…


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綺麗に掃除して注油しないとなあ。

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部品の並び、特にネジの組み合わせは入念に写真を撮る。

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巻き上げ機構。

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あとは部品を超音波洗浄機で専用洗剤で洗い、ゆすいで乾かしていく。

…その4へ続く!



やっぱ画像加工アップロード機能がないと大変不便です…ついでに加工機能もないので、気をつけるべきポイントとか、部品のスプリングの組み合わせとかを図示することができず、内容としてもイマイチ…livedoor blogがんばれ!





青文字盤が美しいホイヤーの分解掃除 その2

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ではバラしていこう…

まずはじめに時針が取り付けられていたツツ車をワッシャーごと持ち上げる。ワッシャーは向きに注意。反っている谷側が文字盤側になる。
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次に裏返す。
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自動巻ローターを外しにかかる。
これはブリッジを先に外すタイプ。黒い色のネジを外し、そーっと持ち上げる。
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持ち上げるとこのように外れる。自動巻機構は避けておく。
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外したところ。
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自動巻機構の裏側。
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また裏返して、輪列を外しにかかる。

先に忘れないようにハック(秒針規制、時刻合わせの時に秒針を止める仕組み)用のパーツを取り出しておく。下の画像にある金色のL字型の部品がそれである。避けておかないとぽろっと落ちて見失いやすい。
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そして主ゼンマイのトルクを解放する。これを忘れると色々部品を壊すことになる。素人愛好家にはお心当たりのある方もいらっしゃることだろう…

自身も然り😭


巻芯を挿し直して…、
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トルクを解放する時は、香箱の逆回転を抑えているパーツを探す。この時計の場合だと下に写ってる針金となる。これが香箱を逆回転しないよう歯止めをかける役割を果たしている。

ここを、リューズを捲き上げながらピンセットでそーっと浮かせると、そのままゼンマイが解けていくので、最初から最後までリューズをしっかり摘みながらゆっくりと巻き上げとは逆方向に回し、トルクを解いていく。
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その3へつづーく。

青文字盤が美しいホイヤーの分解掃除 その1

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Y氏より預かり、しばらく寝かせておいたホイヤーの自動巻きを整備しようと思わんとてするなり。


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パッキンが固着してめっちゃめちゃ固かった。卓上式の裏蓋オープナー、マジで欲しい…某bayとかで二万とかで売ってるやつ興味あるのだが、ちゃんと使えるのだろうか…

金色のローターがとてもカッコ良い!!裏蓋がシースルーでもないのに仕上げに気を遣っているところはとても好感が持てる。
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ムーブメントは安定のETA2892a2。慣れてる人なら暗闇の中で目隠し・耳栓をして、一時間以内に分解、組み上げできるムーブ。…というのは盛りすぎだが、それくらい普及している。


では、バラしにかかるか…
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リューズを抜くときは、かならずマイナスドライバーでここを軽く押しながら抜き取る。

針とかピンセットの先とかで押し込んでしまうと必ずオシドリがズレて、文字盤までバラし直しの憂き目に遭う。訓練されたしろうと時計愛好家ならこれはもはや常識…


…はよいのだが、


これ、、、
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スペーサー、プラスチックだった😭

僕は結構時計の良し悪しはこのスペーサーに出てくるという持論を展開しており、ここが金属でがっしりと作られていれば、例え無名でもしっかり作っているなァと感心するのだが、これは薄〜いプラスチック…。摘んだだけでグニュっと形が変わる。

溜息をつきながら持ち上げたのだが、ふと頭によぎったのは「あえてぺらぺらの柔らかいプラスチックをスペーサーとして使う事で、クッション性を持たせて中のムーブメントを保護する意図があるのでは?!」という事であった。だとしたら、さすがホイヤーと言わざるを得ない。多分違うけど。

裏返して取り出してみる。
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ブルーの文字盤がめちゃめちゃかっこいい!!

ガラス越しにみるより五倍くらい良い。持ち主のyさんに観てもらえないのが残念…
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さすがホイヤー、針も美しい。間違えても傷などつけぬ様、サランラップの上から丁寧に針を外す。

外した針はピンセットで摘むのではなく、ピンセットで摘んだロディコに吸着させてすぐにケースに格納する。

文字盤が時計の顔だとしたら、針は時計の目。くすみや傷をつけない様、気を遣って遣いすぎという事はない。

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画像がとても悪いのが申し訳ないが、本当に綺麗なブルーだ。インデックスの仕上げも美しい!夜光も美しい!!

こちらもいそいそと外し、すぐに保管する。

文字盤を外すときは、
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文字盤の足に圧力をかけて固定しているこのネジを半分ずらす。少しわかりにくいいがネジの頭に切り欠きがあり、そこに合わせる。

文字盤とムーブの間にこじ開けをいれ、回しながら軽く抉っていきすこーしずつ開ける様にする。
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おおー。結構こすり傷入ってますなぁ…


その2へつづーく。












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