懐中時計第一号…!Tavannes (タヴァンヌ)懐中時計ゲット&OH

Tavannes Watch Co.が製造し、Schwob Freres(シュヴォブ兄弟商会)が販売・流通させたと思われるこの懐中時計、、…おそらく1890年代後輩から1910年代くらいまでの時計だと思われ、年齢は110歳を超えているという事になる超ビンテージ時計である。

僕は全然知らなかったのだが、このように明治期に日本に作られた商館が販売させたものを、『商館時計』といって懐中時計の一大ジャンルらしい。名前は聞いたことあったのだが全く興味なかったので全然調べたことがなかったが、ちょっとしたきっかけで懐中時計に少し興味が出てきてしまい、適当にヤフオクでポチったのが届いたものである。

つまり、正真正銘自分自身の懐中時計である。第一号!

風防は開くような仕様になっている。ちょっと緩くなってるみたいで爪でひっかければすぐ開く。腕時計では考えられないので不思議である…
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リューズを押し込むと裏蓋がパカっと開く。ムーブメントはこのとおり錆ていて、不動である。が、腕時計では超高級機でしか採用されないであろうシャトンや、スネイルカムつき緩急芯、独立したガンキ受けなどちょっと信じられないような豪華なつくりである。受けに施されている波線のような模様?は、おそらく「ダマスキン文様」というものなのだろう。
地板にはペラルージュが施されていて、ムードたっぷり。
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くすんではいるものの、つくりとしては最高級といってもいいのではないだろうか。今見てもこんなに美しいので、明治の時代にこれを手に取った人はどれほど魅了されたことか。
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錆はあとでやすりで落とすことにしよう
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OHしようと分解。竜頭はネジをゆるめて引っこ抜くタイプ。竜頭を抜いて、指で文字板側におしこむと外れたのだが、なんとスペーサーとして”紙を丸めたもの”が入っていた!!なんだこれ!?
あとで気づいたのだが、この時計はキドメねじが一つなくなっているのである。それで、ケースの中でムーブメントがガタガタするので、この紙をこよって丸めたものを入れて固定していたのであろう。WOW、なんて技なんだ。
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ケースもこのとおりまっくろけ。ほこりもびっしりたまっていた。
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文字板は琺瑯?だろうか。この時代の琺瑯は普通に水洗いして表面の汚れを落とせばピカピカになると読んだことがある。でも怖くて試せない。
文字板を外したらこんな感じ。素直なつくりであるように見受けられる。
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何やら刻印がある。MODELE…何と書いているのだろう?DHPOSE?DEPOSE?
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これはテンプ受け側だろう。下部にはシリアルナンバーも刻印されている。
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腕時計に比べるとすべてがでかい!しかしでかすぎるというわけではないので、ドライバーとかも普通に流用できるので楽であった。ちょっと大きいドライバーを研ぎなおして使った。
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テンプをはずした状態。アンクル受けが丸い!!wまるで万博の大屋根リングのようである。こころなしかミャクミャクのようにも見える。んで、アンクル受けのねじが一個ないことに気付いたが、まぁいいか…
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アンクル、ガンギ、輪列抑え、角穴車を取った状態。
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輪列を取り除く。積年の汚れがみっちり詰まっている。全部綺麗にするぞー
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これは香箱受けの裏側。非常に単純なコハゼ機構である。
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そして時計の個性が表れれるのでいつもドキドキする、切替機構まわり。非常に単純な仕組みである。そうか、こういうのでいいんだな、こういうので…
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左側に見えるわっかのようなパーツが、ダボを押し込んだら動いてツツミ車を押し上げ、時刻合わせのギアに接続するのである。
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歯車は研磨剤で磨く。そんなにきれいにならないけど、少しでも錆やくすみをとりたいのである。
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部品たち。
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テンプまわりもばらしていく。この受け石にある小さなネジは、古い時計ではボロボロになっていて、閉めにくかったりすることがおおいのだが、幸い状態はそんなに悪くないようだ。でも、ネジ穴が結構ぼろぼろになっていたので何度も開けたり閉めたりしたくないなあ。
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スネイル機構とその下のばねは、ネジで止まっているように見えるが回しても取れない。ので、仕方なくこのまま研磨剤で研磨することにする。
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緩急針も同じように錆をとり磨く。
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香箱の中身。今の時計と比べると密度が低い…!!!スカスカである。
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メインスプリングも分厚くて短い。しかし、こうした機構は120年前も今も変わっていないというのはすごいことだ。
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地板を洗った状態。すっきりしましたw
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注油しつつくみ上げていく。つくりは非常にシンプルなのでなんら迷うところがない。分解掃除初心者におすすめである。
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心なしか、すこしだけ輝きを取り戻した輪列たち。
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テンプ受けも注油し、固定する。
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大屋根リングのようなアンクル受けを取り付ける。これ、とても取り付けやすいし、見た目が華やかでいい。腕時計でも真似すればいいのに!
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テンプを置いたら快調に走り出す、一安心。じつは四番車に、表側からツツカナを圧入するときとてもきつかった。きっともっといいやりかたがあるのだろう。(のちにタガネポンス台を買い、それでしっかりと圧入できることが確認できた)
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タヴァンヌとある。言わずと知れたTavannesである。カタカナで書かれているところにぐっときてしまい、思わず落札してしまったのでした。
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ぱかっとひらいていつでも機構を眺められるのはとてもよい。きっと120年前に手にした人も、折に触れてこうして機構を眺め、どういう原理で動いてるのかと好機の目でまじまじと観察した事だろう。
当時、こうした時計、とくに高級機は今の自動車を買うようなものだったと聞いたことがある。もちろん普通の家庭ではなく比較的豊かな家庭でしか入手することは叶わなかったであろう。
このような美しい機械に見とれて時を刻む音に耳を傾ける…さぞや至福の時だったのではないか。
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針は、もっと小さな風防でも時間が分かるようなデザインのものらしい。が、普通にこれだけでみてもおしゃれなデザインである。もともとは青焼きされていたものだったのだろうが、今やさびてしまっていた。紙やすりで錆をとって取り付けた。ほんとはもっと磨いて青焼きまですればよいのだろうが、そのようなスキル、設備はないのです。
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壁にかけて時を刻む。精度が全然でないのでへこんでいたのだが、どうやら商館時計はつくりも整備もよいというわけではないので精度はそこまで出ないものらしい。この姿勢で日差20秒程度だろうか、まあ優秀なほうなのか?という事で満足することにした。
横にかかってるのはDeath StrandingのBBポッドのスノードーム。
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以上、初めて自分で買った120年前の懐中時計のOHでした。

モルニヤの懐中時計オーバーホール その2

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超音波洗浄機にいれて洗浄…(洗浄かごは使用せず)した瞬間に何やら煙が…w
たまりたまった汚れ、どんどん落ちてください。

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ケースもピカピカ。懐中時計はケースの構造が初めてだったが、かなり単純だったので何も難しくなかった。ベゼルや裏蓋の切れ込みも腕時計より大きいので見つけやすいし外しやすい。
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手でひたすらメインスプリングを入れていく。。。黒く見えるのはグリース。

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注油しつつ組み立てていく。部品が大きいとこんなに組み立てやすいのか…ちょっと難しいプラモデルくらいではないだろうか?


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部品が大きいことのメリットの一つは、汚れや痛みが見やすい事。パーツをまじまじ眺め、不具合がないかどうか確認してからくみ上げていく。


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気を付けるべきポイントはテンプ受けのみ。適切な注油量を守り、細心の注意を払ってテンプ受けに取り付ける。テンプを固定するねじが外れたので少し焦った。ロディコで固めつつねじを途中までいれ、ひげ持ちをはめてねじを締めて固定する。高さが出過ぎないよう注意する。当たり前だが、道具や指が少しでもヒゲゼンマイに触れたらオシマイである。

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ザラ回しが驚くほどスムーズになり、テンプを組み付けると勢いよく動き出した。一安心である。
(上の画像は、角穴車の裏表を逆につけてしまっているので後で直した)

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切替機構は、その時計の個性が非常に強く出る部分なので初めて組み立てるムーブメントで楽しみにしている箇所である。また、同時に細かいねじやバネが多用されるため、なくさないようとても気を付ける部分でもある。


文字板をつけ、針も取り付ける。作りがいいのですべての作業がスムーズである。スイス製といえど、廉価版ムーブはこうはいかず、どこかガタがきていたり、うまくはまらなかったり、針が痛んでいたり、ホゾが曲がっていたり…、今は亡きソビエト連邦の技術力に感謝しつつひとまずくみ上げである。

ケーシング。

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文字板はこの通り美しい。
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この精度みて。ものすごく品質がいい。
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きりっとしたたたずまい!!
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裏蓋はプレスなので高級感はない。が、良いのです。共産主義ではブルジョアは敵なので、外装なんてこれでよいのです。
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めちゃくちゃかっこいい。これで精度も抜群なんて卑怯だ
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こんな時計をつくる国によく戦争で勝ったなぁ…
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以上、古き良きU.S.S.R.時代の懐中時計のOHのお話でしたとさ。
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モルニヤの懐中時計オーバーホール その1

友人から、「昔、父がソビエトに駐在していた頃に買ったという懐中時計を持っているのだが、だいぶ長い間動かなくなっている。もう一度動かすことは可能か?」という相談があったので、懐中時計は見たことが無かったけどまあ腕時計と同じだろう、と思い一度見せていただく事になった。

そしたら預けられたのが茶色い箱で、中を開けるとこのように時計と保証書?が入っていた。

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この保証書の右上にあるマークは、ロシアの品質保証マークというらしい。
(TwitterでFHFさんというその道のプロに教えてもらった)


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Twitterをやっていると、このように普段ならお目にかかる事のできない専門家が気軽にリプライで有料級の情報を教えてくれるので非常に貴重なツールである。と同時に、本来ならばWEBフォーラムやブログで行われていたであろうこのようなやり取りが、Twitterの大きな流れに埋もれ流されていくことによって後世の愛好家が見つけにくくなるのではという懸念もある。


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鎖付きである。実は初めて手に取る本格懐中時計である。その重みと迫力、密度に電撃に打たれたようであった。感動した。と同時に、この沼は決して踏み入ってはならぬ!という天の声を聞いたのでその衝撃をなかった事にしたw

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ソビエト連邦時代のものを手に取ったのは生まれて初めてかも!?書類がこんなにきれいに残ってるとか、ゾクゾクするね!

というわけで早速OH。実はバラす前に裏蓋を開け、テンプをなんどかつつくと緩く動き出したので何度も往復させてると、文字板下の位置の時はちゃんと動くようになったのである。古い時計あるあるで時計油の固着による停止で、故障などではないのが分かり安心した。また、こうした個体は無理して動かされていないので状態が良い事が多い。なので、期待をもってOHできるのが嬉しいのであった。

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風防を外す。針はおそらく青焼きであったものが酸化したのか、真っ黒になっている。もう一度青焼きに戻してもよかったのだが、まあ黒いままでも味があるかなと思いこのままにする事にする。つーか青焼きなんでできません。

文字板にまだらのシミがある。おそらく、昔整備したときに時計油が流れて文字板を汚してしまったのであろう。ロディコで一生懸命こすってみたが、もはや修正できないのでこれもそのままにしておく。ビンテージ時計をいじるときは『文字板不可触の原則』を徹底すべし。


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Amazonで買った安物を自分で加工した剣抜きで針を外す。小さなスモセコの下にもすっと潜り込むすぐれもの。

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側面の二つのねじを外して文字板を持ちあげる。加工精度が高いのか、非常にスムーズに文字板が外れた。こういう地味かつ細かい所で、その時計の品質が分かったりするのです。
切替機構抑えに、ドットのような加工がなされている。初めて見たなあ、、どういう意図があるのだろう?

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裏返して、まずはテンプを取り外す。なんと巻き上げヒゲである(懐中時計では普通なのか!?)。緊張。

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テンプの下には謎の刻印。時計のアイコンのようである。アンクルも取り外す。アンクルは見覚えのあるY字?型のものであったが、ホゾが固着してなかなか取れなかった。


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輪列受けを取り外す。一つ一つの歯車の作りがしっかりしている。腕時計のものより大きいのでそう見えるのであろうが、安心感をもって取り扱いできるのが非常に良い。


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角穴、丸穴車を取り外す。非常にスムーズに取り外し可能。

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香箱受けを取り外す。香箱は見た目はいたって普通。。。

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香箱と鼓車、キチ車を取り外し、表側完了。


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裏側の切替機構もばらしていく。

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スプリングは短くてシンプルなもの一つのみ。いたって基本的な構造である。ただし、部品がでかいのでものすごく頑強に見える。(てか実際頑強だと思う)


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ばらした部品を並べていく。こういうのやりたかったw

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さて、テンプである。そっと添付受けから外す。外すときは万一の事故を防ぐため、このように設置したまま行うのがよい。ほんの少し指で力を入れてヒゲを曲げただけで終わるのが時計の世界。。

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テンプ受けの裏側、この時代(1987年)は正直耐震装置があってもいい時代だと思うのだが、まだそう一般的ではなかったのであろう。このように原始的、あるいは牧歌的な構造になっている。これがまた、いいのである。ルビーの左右の小さな(といっても懐中時計なので大きく感じる)ねじを外してさらに分解する。二つつきでている突起は、ひげを通す場所である。


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分解した図。このパーツの隙間の時計油が汚れ、固まっているので洗浄しがいがあります。

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ひげ洗浄のためいったん再装着する。


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メインスプリングを摘出する、香箱の中は大変綺麗である。グリースや油が全くなく、完全に乾ききっている。よく切れずにこれまで39年間、がんばってきてくれた。あとでたっぷりグリースを塗ってあげよう…

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穴石周りは、重点的にベンジンと削った木の棒でごしごしこすって油を落とす。その後、キッチンペーパーにかけ感想させる。

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地板もベンジンに着け、ブラシや削った棒でごしごしこすって汚れを落としていく。


その2へつづく

Memovox Black knight ストラップ新調

Accurate Form で買った豚革?だったかな?の茶色のストラップに変更。かっこいいでしょ?

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画像は健康的なガパオライス。この赤っぽい赤飯のようなものはタイの五穀米?のようなもので、ぱさぱさポリポリしていてガパオにとても良く合う、しかもカロリーは低くとてもヘルシー。

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なんか文字板くすんでるけど実物はもっとキレーです。

ちなみに同じストラップを白文字板E855に着けたらこうなったよ。
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これはこれでたまらぬ。カッコイイ。

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ちょっと色違いのストラップも買った。

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こんなショットが見れるのは「いつかデイトナ欲しいよね」だけ!


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いやー飽きませんわ

下に敷いてる布、超黒いので好き
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以上、Accurate Formのストラップ買った話でした。

45KSのカンヌキ押さえ交換


さて、以前ジャンクで手に入れてOHして使っていた45KSなのだが、実はカンヌキ押さえが折れていて、時刻合わせをするには微妙な力加減で竜頭を引いた状態で同時に回転させる必要があり、結構不便なのであった。

別にいつでも直せるしいいか…と思っていたのだが、ようやく思い立ってヤフオクで部品を落札し修理する事にした。

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以下が届いた部品。確か送料込みで1700円くらいだったかな・・・?

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裏蓋を開けるとこうなってます。45ムーブは本当に美しい。
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ケースからムーブを取り外す。
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針のクリアランスはこんな感じ。
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平常心を保ちつつ針と文字板を取り外す。表面に波のような文様が入っている事を知る人はそう多くないだろう。
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折れた部品。竜頭を引いた時のクラッチの状態を固定する役割があり、ここが折れたままだと竜頭を引いてもすぐにバネで戻ってしまうので、時刻合わせをしたければ引いた状態をキープしながら回さなければならずとても不便なのであった。
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右側が今回入手した部品。SEIKOのムーブメントの大きな魅力の一つは、こういった部品が大変安価に手に入る事である。これがもしJLCやOMEGAなどになれば、まあ30,000円は覚悟しなければならない。しかも最近は円安が激しいのでそれでは済まない。
しかし、見るからに折れやすそうな形してるなァ…
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乗せ換えて、ムーブメントのよごれやくすみを取ったらこんなに綺麗になります。
美しい。。。両持ちブリッジや角穴車の加工、直線的な受けの形状、大きなテンプ…
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物によってはシリアル番号のような金文字が入っているムーブもある。これは残念ながら入っていない。しかしほとんど整備された事がないみたいで、とてもきれいな状態のムーブメントであった。
尚、化粧用の綿棒のようなものにクリスタルガードを塗り、時間が経った後にふき取っている。これにより、新品の時以上の輝きと深みをえらるのである。どうせ蓋するから誰にも見れないけど…w
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おしまい。ベルトも実はヤフオクで合わせて買ったもの。どこかの誰かの手作りバンドだと思うのだが、少しいびつな形が逆にこのVintageの雰囲気に合ってていいなあと思ったのでした。
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このムーブメントは特別な調整をせず、OHしただけで日差1-2秒くらいで、精度は恐ろしいものがある。現代にこのムーブメントをそのまま蘇らせたらいいのに。

以上、45KSの部品交換のお話でした。

『クロノス日本版』20周年記念パーティー

時計雑誌といえば洋の東西を問わずいくつもあるが、密度・クオリティ・情熱・深さ・広さどれをとってもクロノス日本版は図抜けていると思う。しばらく電子書籍で購読していてやはり紙で読みたいという事で定期購読していたのだが、この度創刊20周年記念にパーティーを開催されるというので、幸運にもご招待に預かり、分不相応な身ではあるがありがたくも参加させて頂く事となった。

場所は赤坂。江戸時代には紀州徳川家の屋敷があり、近代では韓国併合時に設立されソウルの昌徳宮を本邸とする李王家の別邸として1930年(昭和5年)に建てられ今も尚現存する建物である、赤坂プリンスクラシックハウスであった。なんと立派な建物だろう。

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会場内はとにかく熱気に包まれ、みんなとてもいい笑顔であった。パーティーというのはまあすべからく皆さん笑顔で出席なさるものだが、このパーティーの笑顔はちょっと違う。本当に時計が好きで、心からこのイベントをお祝いしたいと考えているのが顔に出てしまっている、我慢できない類の良い笑顔であった。

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会場に入ると、このように最新号のパネルがお出迎え。『時計産業の過去、現在、そして未来』とある。ここに飾られているこのコピーが、今回のパーティーの裏テーマであると僕は理解した。

このコピーが示すように、Chronosの素晴らしいところは自社だけ、ひいきのメーカーだけ、というわけではなく、「時計産業」を盛り立てていこうという気概が随所に感じられる所である。その上にとんでもなくマニアックな情報(例:このムーブメントのこの部品はOH時に交換リストに入っているとかそういうの)が掘り下げられているので、手練れの時計好きもニッコリな濃厚さも兼ね備えているのが堪らない。

あれだけの頻度であれだけ濃厚な雑誌を作る(かつWEB Choronosも更新している)というのはもはやどうやっているか分からない。編集・印刷に関連する皆様の不断の努力、執念というべき使命感の帰結として生み出されているのであろう、毎号毎号手に取るたびに興奮しながら読ませて頂くのは、時計好きとして無上の喜びである。

会場に一歩入った瞬間に、時計好きの皆様がいかにこの雑誌を愛し、かつ敬意をもって接しているかを感じる事ができた。そしてその思いは会場を後にするまで強まるばかりであった。


しばらくして、セイコーウオッチ株式会社の内藤社長が壇上でスピーチ。このあとケンコバも壇上でスピーチしてて、有名芸能人である彼のお話もとても面白かったが、内藤社長に向ける会場の視線はそれ以上に熱いものを感じたのが印象的であった。

「Chronosは戦友のようなもの」と壇上の内藤社長がおっしゃっていた記憶があるのだが、この披瀝は偽らざる本心だと言ってよいのではないか。日本のブランドがラグジュアリーを押し出して世界と渡り合うのは、途方もない苦労と困難があった事だろう。そんな中で、業界を俯瞰して忌憚のない意見をぶつけてくれる、そしてブランドのメッセージを完全に理解して拡散してくれるChronosの存在は、まさにそのようなものであったと思われる。

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会場のわきにふと目をやると、、、なんと!!?KODOが鎮座しているではないか!しかも自由に触っていいし写真撮影もしていいですよとの事。なんと驚き…!存分に堪能させていただいた。残念ながら会場の騒音のためコンスタントフォースの独特の駆動音は聞こえなかったのだが、この手に取って触れただけでもう大満足である。(なんか途中からKODOが2つに分裂していた記憶があるが飲み過ぎてみた幻覚だったのかもしれない)

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会場を見渡す、僕はオフ会にもほとんど(というか全く)出られないので、誰が誰やら全く分からず完全Awayである。にも拘わらず、腕もとを見ると「あれ?これあの人かな!?」というのが何となくわかるのがまた面白いポイントである(反対に、僕の時計を見て「●●さんですか?」と話しかけてきてくださった方も何人かいらっしゃって感動した)。

Instagramでずっとフォローしていて、「カッコイイなあ、、、」と漠然と思っていたコレクターの方と出会えたり
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HODINKEEの関口さん、和田さんとお会いしておしゃべりできたり…

たまたまテーブルで時計僕の持ってきた時計について話をしてたら、横で熱心に聞いている若者がいて、「若いのにこんなマニアックな時計(Zenithのエルプリパシフィック)についての話をこんな熱心に聞くなんて…なんていい方だ」と思いながら「SNSとかやってますか?」と訊いたら、なんとそれが某超有名コレクターだったり…(右腕に45GS、左腕にPP3970(たぶん)を巻いてらっしゃった…笑)

もちろんお祝いの席なので皆様ばしっとドレスアップしてらっしゃったし、関係者へお祝いの言葉をかけてらっしゃったのだが、一方でいたるところで時計オフ会が開催されているような状況で、なかなかのカオス…あるいは蟲毒…であったw                                            

『目の前にいる人が誰か分からないがなぜかどんな時計が好きか知っている』『はじめましてとあいさつしたばっかりなのに、ずっとXでフォロー・フォロワーだった』『少し飲み物を取りにいき、横にいる人に話しかけたらたまにコメントさせて頂いているWebChronosメンバーサロンの重鎮だった』『再会したかった時計コレクターが来場している事に閉会後退場しているときにようやく気付いた』『日常生活ではまず見ることのないランゲの時計を巻いてる人がその辺に密集している』『若き時計師、あこがれの時計師と会えてセルフィー撮れた』『二十歳そこそこの若者から70は数えるのではという大御所が普通にクラスの友人のように会話している』『クロノス編集者の皆様が芸能人のように引っ張りだこになっている』『目の前の人が多分凄い事は分かるのだがどれくらい凄いかよく分からない』『会場の熱気がすごすぎてコミケ雲のような蒸気が見えた気がする』『昔インスタを始めたときにフォローした、ものすごいおしゃれな写真を上げててしかもロイヤルオークを巻いている雲の上の韓国人モデルだと思ってた人が目の前に存在している(しかも時計を作っていらっしゃる)』『事前に参加者が全く分からないため、終わってからSNSを開いたとき、ものすごく会いたかった人が来ていた事に気づく』『終了時間を過ぎても盛り上がりすぎて、時計コレクターたちが羊飼いに追いやられる羊のように徐々に出口に追いやられる』『編集長が出口付近で写真撮影していたので、携帯もってる人によければ撮りますよーと声をかけたら、”あなたも入って!”と言われよく分からず入ったらとんでもない重鎮たちの集合写真だった』


…などなど。おそらく今後10年はないであろう非日常な空間でとても楽しいひとときを過ごさせて頂いた。


Chronos日本版の皆様、おめでとうございます!これからも楽しく拝読させて頂きます。そして、これだけの面々を一堂に集めパーティーを開催するのはとても大変だったかと思います、お疲れ様でした&ありがとうございました。皆様のお身体第一、ご家族第一に今後のご活躍を祈念申し上げます。


シンプルながら思いの詰まったLONGINESの時計。
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著名な彫金師の方とリストショット
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人生の新たなステップの記念として購入されたというIWC3針
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著名な画家に文字板のペイントを依頼したというスペシャルなスピマス
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あらゆる時計へのこだわりを詰め込んで非常に限定的に生産されているAV-98
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僕の今回のパートナーはWittanuerのFutrama 1000と呼ばれているモデル。ダブルレトログラードの左右非対称な見た目が特徴で、僕が最初にWatchismoというサイトで見て衝撃を受け、いつか手に入れたいと願っていた時計、、なのでした。「こんな風に時間を表示してもいいんだ!」と驚いたのが、今の時計嗜好に未だに大きな影響を与えております。




東京タワーとMemovox E855

それだけ。

黒い背景に黒い文字板が映えるなあ

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この時計は、ジャガールクルトの Memovox e855の黒文字板である。大変レアで、かつ、僕の考える一番カッコイイ時計のひとつだ。僕は『Black Knight』と呼んでいる。

黒文字板にも実は数種類あり、これは夜光のドットが無いモデル。元々あったのが落ちたのではなく、「ない」バージョンが存在するのだ。スイスのジャガールクルトの博物館の画像で見たから間違いない(僕がそこを訪れたわけではなく、訪れた人の撮影したE855の文字板のレパートリーを展示したパネルで確認した)。

ブレスレットはオリジナルのGay Freresブレス。シャリシャリとした軽い感覚、きらびやかで曲線的な外観が特徴の当時物のブレスレット。軽いため強度があるわけではなく、現存するのは比較的レアである。

夜光の入ったドーフィンハンドの針と、外周から内周にかけて直線的に配置されたインデックスがチャームポイント。このインデックスは途中で曲がっているため色んな方向の光を反射し、視認性向上に貢献している。

あこがれ続けた時計に、ふさわしいブレスレットを装着して手首に巻く。この瞬間は、何度体験しても何とも言えず感動するものだなあ。

Jovial Vision 2000 との邂逅

その昔、僕が時計を好きになるきっかけになった、あるWebsiteがある。『Watchismo』というWebsiteで、古今東西の珍しい形の時計をブログ形式でいろいろ紹介しているサイトであった。
その後Watchismoは時計販売サイトとなり、今はWatches.comと名を変えている。ちなみに当時もビンテージ時計の販売はしており、今考えるとかなり珍しい時計が安く売られていてお得であった。

その中で、かつて『こんな広告見つけたけど・・・・なんだコレ!?』という感じで記事で取り上げられたとある時計があり、僕はその時計がずっと気になっていた。

1970 Jovial Vision 2000 - Today's Time with Tomorrow's Styling
https://watchismo.blogspot.com/2007/07/1970-jovial-vision-2000-todays-time.html


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かなり変な形のこの時計、その名を Vision 2000 という。Jovialという、今も続くスイスの時計メーカーが大昔に作ったモデル、らしい。

その後海外のフォーラムなどで話題になることもあったが、実物がほとんどなく、Webに資料が全くない。しかしその異形から、僕のようなスペースエイジな時計好きの間では幻の時計としてしばしば語られる事もあるモデルであった。

僕もずっと探していたのだが、どうやら上記の広告を作りバーゼルワールド(1969? -  1970?)に出展したが、その時に販売したプロトタイプのみで回り、一般販売はなされなかった、という説があり、きっとそうなのだろうなあ、と思っている。

※追記
昔のEuropa Star(時計情報誌)のアーカイブを見ていたが、VISION2000の広告が最初に登場するのが1968年。そして、1969年のバーゼルにはJovialは参加しておらず、1970年のバーゼルフェアに参加していることが分かった。(なんとブースはRolexのすぐ裏w)

この時に、販売までこぎつけられなかったプロトタイプが持ち込まれ、展示販売されたのではないだろうか?そして、日本のヤフオクで出た事があるというのは、この時バーゼルフェアを訪れた時計関係者の日本人が「お、ナイスデザイン」みたいな感じで買い上げ、日本に持ち帰り忘れ去った…というのはありうるだろうか。僕は大いにありうると思うのです。


1970年のバーゼルフェア参加企業に、Jovialの名がある↓
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会場のマップ。Rolexの真裏にJovialが位置している。
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 --- 追記終わり ---



だがしかし、探しているとたまーーーにebayで見かけることがあった。なんとなく5年に1度くらい?かな?そして実際に出品者と会話しつつ落札するチャンスがあったこともあったが、状態が非常に悪くかつあまりに値付けが高いために見送っていた。

んでこの度、ようやく満足のいく個体に巡りあい、手に入れた。

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どうだろうこの異形…。まるで宇宙服のヘルメットのような形状で、下から文字板と針をのぞき込む必要がある。かなり横長の楕円形で、およそ従来の時計とはかけ離れた見た目をしている。

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レバートリーとしては白文字板や金ケース、針に夜光がついているもの、そして日付表示のあるものまで存在する。以下拾い画像であるがいくつかご紹介。
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このモデルはイタリアのさるコレクターのものらしい。
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幸運にもフリーマーケットで入手した、という持ち主。
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その筋では有名なHorolovoxさんのインスタでも彼のコレクションとして登場。これも夜光・日付アリで、よく見るとインデクスに夜光のドットもある。ただし、ケースはほかのSSがヘアライン加工されているのだが、これはポリッシュ仕上げである。再メッキされ磨かれたのか、あるいはカレンダー付のバージョンはポリッシュ加工のバージョンとして存在したのだろうか!?(↑のイタリア人のものもおそらくSSだが、元はポリッシュかサテン加工っぽく見えなくもない)
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以前ヤフオクで出た個体。そして多分これが一番状態がいい。文字板なんて完全MINT…ヤフオクで出たという事は日本人が落札したと思ってるのだが、果たして今はどこにあるのか…
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まあ、困ったことに…ほんとに数が少ないのである。上記にあげてる個体も比較する同じモデルの個体が無いので、本当に何もわからない。仮に各色の組み合わせ1個ずつの販売だった、と言われても納得できるくらい、本当に数がないw

唯一、SSx白文字板、カレンダー無しは、↑のように二つ個体が確認できるので、ほかの組み合わせのものも複数あり、どこかの蔵で眠っているか、土に還っているのであろう…。

そんなこんなで幸運にも僕が手にしたのはSSのヘアライン加工、青文字板のカレンダー無し、という組み合わせである。もちろん、ほかの個体をネットで見たことがない。これからも見ることは多分ないであろうw

実際に手にした感想は、
  • 思ったより横に長い
  • 思ったより作りがしっかりしている
  • 蓋がパカパカ動くw(なので、プロトタイプという説は正しいと思っている)
  • 意外と時計が見やすい
  • ってか可愛すぎる…!!
というわけで、ひとしきり愛でたので、早速OHへ。。。。(手に入れてからバラすまで2時間w)

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トケマッチとは何だったのか

何だったのか、も何もない。捜査の中で貸出し実績がないというのが明るみとなり、計画性の高いポンジスキームである事が明らかになったわけで、まあ詐欺事案だった訳です。ネット上で時計を預けた人を非難するポストも見かけるけどそれは事後孔明というやつで、詐欺の被害者という事で大変気の毒に思うより他にない。

と、結論が最初の2行で出てしまうのだが、この事件には、非常に興味深い点が一つある。
それは、だまし取ったのが現金ではなく時計だったという点である。

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マネーロンダリングと時計
僕は常々、時計の世界というのはマネー・ロンダリングと非常に親和性が高いと考えていたし、以前、WebChronosのメンバーサロンで腕時計とマネー・ロンダリングについて何回かに渡って長文を書いた事がある(最下部にリンク掲載。ぜひみなさんもWebChronosに参加してみてください、濃いですw)。

マネー・ロンダリングの入り口には、略奪や詐欺、強盗など犯罪行為やによる収益があって、次にそれをいかに『普通に使える』クリーンな金にするのかが来るのだが、普通、腕時計がダーティーマネーに関わるときは当然ながら現金⇒時計の流れでマネロンスキームに組み込まれ、どこかで時計⇒現金という出口にたどり着く。

翻ってトケマッチは、『いきなり腕時計』である。

報道にある数字をよむ
直近の報道では、今年の1月を中心に在庫(?)を売りさばき、およそ1億円ほどの現金を作ったとあり、その後首謀者は会社を解散、住居も退去後にドバイに高跳びした、とある。尚この記事は非常に詳しく書かれていて、被害者グループの人数は「190人」、判明している不明分は『866本(計18億4000万円相当)』との事だ。

それぞれの数字を見ていこう。

まず、『1億円ほどの現金』である。これを多いとみるか少ないとみるかは難しい所だが、高跳びして国際手配される身としては、まあ涙が出るほど少ない、と言っても過言ではないだろう。しかも行先はドバイである。青天井のお金持ちが悠々自適に過ごす楽園である。実際にはもう少しあるだろうが、激しい円安のこのご時世、資金は2年も持たずに底をつくのではないだろうか?

次に、被害者グループが『190人』。これは、スキームの規模を考えれば予想外に少ない数字である。あれだけ人生をかけて、シェアリングエコノミーという時流に乗ってTVCMを打つなど壮大な仕込みを行い詐欺を敢行しても騙せたのはたったの190人なの!?とさえ思った。

ちなみに、僕のTwitterは1500人くらいの人にフォローされている。僕のつまらない呟きを好き好んでフォローする奇人たちであるが、まあ、それでも1500人は居るわけだ。この規模のポンジスキームにしては、非常に少ない人数だという印象を受けるし、それが被害発覚が遅れた(っていうか会社を潰すまでに時計を集める時間が十分とれた)ポイントだったのかも知れない。

んで、行方不明な時計の『866本』という数字。これを被害者の数(被害者グループ+αとして200人とする)で割った場合、一人当たり4-5本を預けていた、という算段になる。毎月の配当金が欲しいばかりに借金をこさえてまで時計を預けていたという人もいるくらいだから、まあ中央値で一人だいたい2本くらい預けていたのではないかな、と思っている。高級時計ってやはり一本だけ持っていても物足りないと思うのが普通の人だと思うので、まあ普段使いの時計を一本残し、あまり使わないものを預けて配当に与ろう、という人が結構いたんじゃないかなあと想像できる。

そして最後にそれらの価値、『計18億4000万円相当』という部分。これがひっじょーに気になるのである。

盗品の(物理的な)重さと国内での在処について
現在判明しているだけでキャッシュでおよそ1億円。たぶんまあ判明していないのがその3倍あるとしても合計で4億円くらいは換金されているかもしれない。それでも15億円ほどの価値が、まだ時計の形をしてどこかに存在している訳である。これには首謀者の福原某も頭を抱えているのではないだろうか。

腕時計は、時計単体でも実は結構重い。プラトナだと300g近くある(びっくりドンキーの300gハンバーグを思い出してほしい)というのは有名だし、SSのデイトナでもその半分くらいはあるだろう。18億円を866で割るとだいたい200万円の単価となるが、それなら相当数の貴金属の時計が含まれているだろうから、まあ平均は200gとしよう。200gx800本で、160kgである。しかも、ほとんどの場合は箱やら紙袋やら保証書やらと一緒に預けていただろうから、それらを含めると全部で400kgくらいはあるのではないだろうか。

こんなもの飛行機で運べるはずもないし、頑張って10本くらい持って行ったとしても税関で引っ掛かるリスクもある。日本のどこかに保管していると考えるのが自然である。

その保管されてる在庫を現金化しドバイに送金するスキームももちろん準備されていたとは思うのだが、それが一体どのように行われるのかという点において興味が尽きない。

現金化する方法とは
日本で業者に売り込むのは不可能だろう。詐取された時計のシリアルは集められて業者に共有されているだろうし、当然ながら大手のバイヤーやオークショニアには警察から相応の要請が入っていると考えらえれ、非常に警戒しているに違いない。

ここまで読んで、一旦、手を止めて考えてみてほしい。あなたなら、どのように現金にするのだろうか。手元に800本の高級時計があり、店に売りに行くことはできない…こういう場合、マネー・ロンダリングならぬウォッチ・ロンダリングが、どう展開されるのだろうか。

・・・おそらく一番可能性が高いのは、個人間取引による現金化かな?もちろん、こんなに報道されている中で手あたり次第に買い手を探しても上手くいかないどころか自分たちの身が危険になるため、時間をあけて少しずつメルカリやヤフオクで流していくか、ダークマーケットに投入するか、という事になるだろう。

もし首謀者グループにツテがあれば、一番合理的なのは海外の顧客に売りさばいてしまう事だろう。たとえば、中国から団体でやってくるツアー客に安く時計が買える店があると持ちかけ、詐取した時計を安価に販売する。これなら顧客は安価に本物の高級時計が買えてハッピーだし、首謀者は現金が手に入りハッピーである。あるいは、密輸で少しずつあるいは大量に東南アジア某国、あるいは首謀者の逃亡先であるドバイなどに運び、そこで売りさばくという手法も考えられる。

(余談)最も恐ろしいのは、首謀者の福原某がただの操り人形だったというケースである。この詐欺はすべて黒幕が考え福原某に指示通りに実行させたものであり、時計は黒幕のマフィアなり半グレがまとめて買い取り、彼らの中の、あるいは海外の独自のネットワークだけで販売するとなったらどうであろうか。仮にトケマッチが詐取した時価15億円相当の時計を黒幕が5億円で買い取ったとして、それをさらに8億円、つまり市場価格の半額程度で仲間内にだけ販売するとなれば、黒幕はほぼノーリスクで3億円儲け、買い手は安く高級時計が手に入り、福原某は5億円+売り抜け分のキャッシュ数億円の収益を手にするわけである。もっともこの場合福原某は切り捨てられた駒のようなもので、後述する通りドバイで早晩立ち行かなくなるであろう。下手すると自殺にみせかけて口封じに殺されるかもしれない。黒幕の発案者は天才的である。ま、こんなシナリオがあったら映画だけど。

時計の在処をどう見つけるか
が、いずれにせよ800本もの盗品高級時計を直ちに現金化するのは非常に難しそうに感じるし、仮に現金化できたとしてもその資産をどう移動させるかというのも同じくらい難しい。被害に遭った時計はしばらくは国内のどこかに積みあがって放置されるのではないだろうか。そしてこの場合は国内に協力者が欠かせないと見られる。
もしも協力者が居るならば、首謀者の身辺調査から怪しい人物を割り出すのはそう難しくないであろう。割り出してしまえばあとは泳がせておけば時計のありかは掴めるかもしれない。嘘か誠か、近頃時計の保証金が振り込まれたと主張する人物も現れたので、これが協力者による振り込みだった場合は徹底的に追跡される事になるだろう。

もしも協力者がいないのであれば、時計は既に「売却あるいは密輸されている」か、本当に「ただ放置されている」。トケマッチは2023年末より預かり強化キャンペーンを打って時計を集めたあとすぐに会社を潰して逃げているため、どの程度密輸で越境移転させる暇があったのか甚だ疑問。海外に流れてしまっている時計はまだまだごく一部でほとんどは国内にあるのではないだろうか。送られてきた時計を移動させる際の監視カメラなどのデータがまだ多く残っていると考えられ、首謀者の行動調査から時計が置かれている場所の判別も可能となるかもしれない。

勝利条件と敗北条件
200人ほどの被害者の方々の勝利条件は、『時計が戻ってくること』。毎月の配当金をすでにもらっているため、もし時計(あるいは賠償金)が戻ってくれば詐欺の被害に遭ったが利益が出た、という奇妙な事になる。無論その利益は、だまし取った時計を売約した利益なのであるが。おそらくその勝利条件のオプション程度で、『首謀者の逮捕』というのがあるだろう。

翻って福原某の勝利条件が中々厳しい。『ドバイで捕まらない事』はもちろん、『1億円のキャッシュの目減りを防ぎドバイで生活基盤を構築すること』、『いつか日本に帰る事』、『日本に残してきた時計が見つからないよう保つ事』、『日本に残してきた在庫の現金化を行い、その収益を自分に移転させること』、『協力者の逮捕を避ける事』あるいは『黒幕に殺されない事』などウルトラハード級の勝利条件を背負って生きていかなければならない。裏返せば、これらのすべてが敗北条件であり、それをすべて回避する必要がある。無理ゲーである。

浜の真砂は尽きるとも…
ポンジスキームは非常に強力な仕組みであり、金融商品はもちろんのこと仮想通貨からエビ養殖、はては和牛なども組み込まれた事がある。原理的に根絶は不可能なのだ。それがたまたま、高騰&希少化が進む高級時計に焦点があてられただけである。それだけに、ただでさえこの風潮を快く思っていなかった多くの時計愛好家の胸を痛めている。

はたして何人が勝者たりえるのか、首謀者の福原某は今後どう立ち振る舞うつもりなのだろうか。僕のような時計愛好家には特に、目が離せない事件である。


※彼らが愛しているのは、時計か、カネか。(1)
https://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=77162

時計雑誌の編集者というお仕事

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一昨年から、縁あって時計雑誌の編集者・ライターの方々とお話しする機会が、ぽつぽつとあった。

もちろん彼らはプロフェッショナルなので時計の知識はすごいし、書いている文章もとても勉強になるし、ちゃんと事実を裏どりして書いてくれているので安心である。

そして、実際にお会いして話をしていたら、書物に書いてあることの数倍濃いお話をしてくださる。つまり、彼らの経験や知識をオレンジジュースのようにぎゅっと絞って絞って、いろんな事情で出せないものを取り除いて、きれいにパッケージングして値段をつけたのが、我々が目にする彼らの『仕事』である。

しかし、これって凄いことだよなあ、大変な仕事だよなあ、といつも思うわけです。

何故なら、彼らは誰よりも時計に詳しいかもしれないが、きっと時計好きの誰よりも、『自分の好きな時計』に拘る事ができないと思うから。

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(手がおかしいのはAIのせいです)

どういう事か。

彼らの仕事は日進月歩で進化し、目まぐるしく情勢の入れ替わる時計業界の最新情報を常にとらえておく必要がある。ので、常にアンテナを高くかかげ、膨大な情報を処理し、新しいことや人に取材をし、記事化する必要がある。時計業界で最新情報を幅広く常に追い続けるって、どれだけ大変なことか想像がつくだろうか?

自分の好きな時計、ひょっとしたら自分の持ち物についてすら、振り返ったり、ゆっくり愛でたりといった暇もないのではないだろうか。そして、会社もそんなものは求めない。なぜなら、読者にとって価値がないから。

たぶん、自分の苦手な分野についても情報を追い、取材し、記事化し、その記事について誰かに怒られないといけない。その度に「こんなもの俺だって書きたくないよ」と、心の中でだけ呟くしかないのかもしれない。

もしも自分がただの時計好きなら取り上げもしない、目もくれない、自分にとって全くどうでもいい時計についても、だれがどういう意図で発売し、どう出来上がっているか、どの写真が一番マシに見えるか、噓をつかない程度にどう魅力的に書くか…というのに頭を悩ませる必要もあるのだろう。

そしてもちろん彼らは公平な立場からものを書く義務があるため、自分が好きなブランドを感情をこめて賞賛するような文章を書くことができない。いや、ひょっとしたら少しはあるのかもしれないが、そうすると今度は他方から文句を言われることを覚悟しなきゃいけない。

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(最近買ってOHしたSEIKO 45-7000。精度が異次元に素晴らしい。もちろん本文とは関係ない)

きっと、彼らの真似なんて誰にでもできるものではない。

時計が好きだからという理由でやってみようとしてもすぐにやめたいと思ってしまうんじゃないかと思う。少なくとも僕には、手持ちの愛すべき時計たちを端において、そんな時計たちを眺める間もなく最新の情報を逐一追って行って調べなきゃいけないなんて、とてもじゃないが無理だ。

じゃあ、僕と、編集者の方々は何が違うのか?

思うに時計雑誌の編集者とは、『自分の好き』を犠牲にして、まだ未知のもの、いつか誰かの『好き』になるものの探索に身をささげている、いわば『殉教者』のようなものなのかもしれない。だからこそ、大人な時計愛好家の皆様から、尊敬の念をもって迎えられ、賞賛され、慰労されていると思うし、もっとされて欲しいと思っている。

彼らが探索を行ってくれるから、それを市井の時計愛好家が活用し、愛すべき時計を新たに発見し、学び、ゆっくりと自分のコレクションを楽しむことができるのである。たぶんこれは時計だけじゃなく、もちろん、音楽雑誌や、クルマ雑誌の編集者にも通じる事なんだろうなあ。

僕は彼らに敬意を抱いている。そして直接お会いして、なおさらその思いを強くした。


願わくば、世の時計愛好家の皆様も、彼らの仕事への対価としてお金を払うことで、つまり本を買うことで、その思いを示してほしいなと思う次第でございます。そして彼らの会社には、高騰するスイス時計のように彼らの給料を毎年5パーセントとか10パーセントとか上げていってほしいなと、思うものです。


※余談ですが、以前ある時計雑誌編集者の方と飯を食いに行くのにクルマを運転した事がある。そのとき、毎日時計漬けで疲れているだろうから、何か時計以外の、気が楽になるような話題がないか探していて少し言葉に詰まってしまった。そしたら、先方から、ヨーロッパで取材した時計メーカーの未公開の話をしてくださった。きっと、僕が知りたそうな情報を選んで口にしてくださったのだろう、申し訳ないなと思うと同時にこれがプロなんだなあと感心させられたのでした。

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