2016年09月
レトログレードの稀代の名作、Wittnauer Futurama
- カテゴリ:
- LONGINES, WITTNAUER
タンタンとお出かけの
Wittnauer Futurama
かっこよすぎる。
この、ヘアラインとポリッシュ仕上げの切り返し部分のデザインが見事。めっちゃくちゃかっこ良い……
モノクロにしても、カッヨイー
ちなみに中身はハイビートのETA2784。精度もとても良いのです。
メモボックスともつ鍋と。
- カテゴリ:
- めし
- Jaeger Lecoultre
久々にもつ鍋を食す。世界一うまい蟻月へ。
白味噌のもつ鍋では飽き足らず、赤もつ鍋も。さっぱりしていて素材の味を楽しめる。うますぎ!!
ごちそうさまでございました。
締めはおじや、このおじやがまた、強烈にうまい…
Seiko 5 SPORTSMATIC オーバーホール その4
各歯車を組み込んで、受けをセットする。これは何回やってもほんま慣れない…
ちゃんと歯車が受けにはまってるかどうかを見るのが難しい。
裏返して切り替え機構を組み込み、ディスクをセットする。ピンセットで、傷つけないように慎重に行っていく。
ここでトラブル発生。デイディスクを抑えるためのバネが無くなっていた!!!
分解の時、受けにくっついてるものやと思ってそのままにしておいて洗浄機にかけたので、洗浄中に外れてしまったのだ…
悲しすぎる。手近にあった針金状のもので代替できないか試してみるが…
これは太すぎ。
これはホチキスの芯を切ったもの、当然これも太すぎ涙
いつかジャンクから細めの針金(スプリングと呼ぶ)を取れる日を夢見て、諦めることにした。
さて、ケーシングに入る。パッキンにシリコングリスを塗布。このスポンジに挟んでぐりぐりすると、オイルが行き渡る。
完成。
デイディスクが白眼を向いているのは、抑えの針金が効いていないからである、かっこ悪すぎ…。実用は無理だ…涙
ま、機能面では問題ないのでたまにならつけてもええかな。
以上、極小のスプリング一つをなくしてしまったばかりに、失敗に終わったSEIKOファイブのオーバーホールでした。
パーフェクトゲームは、なかなか難しいな…
シルバー磨き布、お試し
- カテゴリ:
- LED
さて、こないだシルバー磨き布というやつを買ってみたので、効果を試してみる。
ターゲットは、HP-01. 伝説的なかっこよさ。ケースのステンレスはつや消しとツヤツヤの切り返しで構成されており、各所の面取りやベース部分の黒い樹脂のパーツなど、完成度が異常に高い。四十年前に、こんなプロダクトが作れたのである。
磨く前。
こちらも、磨く前。
磨いたのは側面のツヤツヤ部分。
さて…
おお!!
確かにツヤツヤに。なかなかいい仕事してるじゃないの。
さっそく、お出かけ。
Seiko 5 SPORTSMATIC オーバーホール その3
さて、輪列側へと移っていく。
ここに見えてるのは三番車、四番車。簡素な造りである…
真ん中に見えるのはガンギ車。テンプ、アンクルのいわゆる脱進機に直接制御される歯車で、1分で1回転する。
歯車を取り外したところ。真ん中についている二番車は、分針を取り付ける。これは小さなペンチでつまんで引っこぬく。
分解済みの部品たち。僕は右上から順に並べていく癖がある。必ずネジはそれが付いていた部品の横に置いておくのが基本である。
香箱、いわゆるメインスプリング。この中も汚ったない…
ので、中のバネを取り出す。ものすごい力で押し込まれているので、出すときは弾丸のような速度で香箱を弾き出す事があるので注意。目とか入ったら確実に失明します。
ばねは緩やかなS字を描くように出来ている。よーーーく拭いて、超音波洗浄にかける。
自動巻機構の裏側、苦手なマジックハンド。ものすごく効率のいい巻き上げ方式らしい、ほんとなのか?
ひとしきり部品を超音波洗浄機にかける。
取り出して乾燥させること一時間…
パーツの組み上げに入る。
香箱にばねを詰め、グリスを塗る。スッキリ!
香箱、二番車を付けた図。地板も香箱もピカピカである。
さらにさらに続く。
Sinn EZM3 がお気に入り
最近はもっぱらこの一本。ドイツの特殊部隊用に開発され、実際に現場で使われているモデルである。特徴としては、
傷つきにくい特殊なチタンの外装、
ムーブ内部の湿気を常に取り除くドライカプセル、
オーバーホール時期を飛躍的に伸ばす特殊オイルの使用、
シンプルな三針、とても明るい夜光、
作戦遂行を邪魔しないためリューズが左側についている…
などなど。デイト表示も超控えめにあるのがシブい。
カッコヨイー
本当に丈夫でグレード感もあり、お気に入り。チタンブレスは重いかなーと思ったが慣れるもんやだなぁ、上質な革バンドをはやく見つけてやりたいなぁ。
Seiko 5 SPORTSMATIC オーバーホール その2
さて、サクサクと針と文字盤を外し、分解を進めていく。
こちらは文字盤の裏側、日の裏と呼ばれる部分。デイとデイト表示用のディスクが収まっている見える。
デイディスクを外したところ、花みたいな形の車がディスクを回し、その右上の部品がストッパー的にディスクを固定する。
デイトディスクを外すには、抑えを外す必要がある。ジャンパーも一緒に外れるのですっ飛ばさないよう注意。
さらに一つ受けを外した画像。
ここから切り替え機構などにアクセスできる。
切り替え機構はじっくりやりたいので、ひとまず裏返す。
こちらが輪列側。
時計の世界では、なぜかこちら側を表側という。後ろの蓋を開けるとすぐ見える側だからだろうか。下の写真は、角穴車などを既に取っている。
さらに続く。
Seiko 5 SPORTSMATIC オーバーホール その1
ジャンクで買ったボロムーブの山に入っていたセイコーファイブ。
サビサビのガタガタ、リューズ欠損であるが、振れば針はまだ動く。
せっかく洗浄機もゲットしたことだし、この際フルオーバーホールする事にした。なんか久々に時計バラすなぁ。
ピアノの同じで、ブランクがあると指先がうまく動かない。
裏蓋はコジアケで突いてこじって外す。
パッキンも健在、ムーブも綺麗である。買ったまま放置されたパターンであろう。
パッキンと自動巻機構を外す。
セイコーの誇るマジックハンドレバーである。前に一度、フジツボクロノグラフのやつを折ってから、この辺りのメンテは大の苦手…
リューズを外してケースからムーブを取り出す。
ムーブ。とても綺麗!素人に開けられた形跡がない。分解は当然初めてのムーブなのでドキドキ…
続く。