ELGIN 手巻き時計の修理 その2
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さて。輪列受けを外して歯車を取り出す。パラパラと出て来る。
これが、受石。ジャンク時計の見過ぎで、受け石があると高級品に見えるようになってしまった…
超音波洗浄機の準備に取り掛かる。水を入れて洗剤をほんのすこーし入れる。別に専用洗剤でなくても、台所用洗剤でよいという話もある。液体歯磨き粉とか。…ほんとか?
洗浄待ちの部品たち。この作業シート、それっぽいから使ってみたけどパーツがめちゃめちゃ見にくい。普通にA4の紙をしいて作業するのが一番良い。間違いない。
香箱を開け、ゼンマイの様子を見る。下手に開けるとものすごい勢いでゼンマイが出てきて、目に当たれば失明してしまうので注意。
このように、そーっと…しかし力を込めて開ける。
おお!!
メインスプリングはとても綺麗であった。ヨシヨシ。これは洗浄せず、グリースを塗ってそのまましまうことにする。
機械式時計のことをゼンマイ時計とか、ゼンマイ仕掛けとかいう人がいるが、まさにその、ゼンマイがこのメインスプリングである。
…さて、問題のこいつだ。
チラネジ付きのご立派なテンワなのだが、なぜヒゲゼンマイが外れてるんや…😭なぜや…
どうしよう、と、途方に暮れつつ…
続く。