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2017年09月

RAGEN Synchronar とお散歩

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世界初のソーラー充電式腕時計、Synchronar。

RAGEN社より1973年に650$で発売されたアメリカ生まれの時計。ドル円三百円の時代、そして日本の初任給が10万円以下の時代であった。


とにかくカッコ良い!


太陽の下、元気に充電中…


時刻合わせもバッチリ!

本体右側についてるスイッチを、奥に入れたら時刻が表示される。黒い二つの窓がスクリーンかと思いきや、この隙間の部分が時刻表示部。このスイッチはバネですぐに戻ってしまうため、指で押さえている間しか時間が表示されない。ので、時間を見るのに両手が必要。


つまり、時間を見るのに携帯電話を取り出すより不便なのです。


カッコ良いから全てが許される感じ。


飯に連れて出てもよし、


ドライブ連れて出てもよし。


このLED感、たまりません。



オリジナルブレスの質感も極上。44年前の時計とはとても思えないデザイン、そしてグレード感。…て書いときながら、この写真見ると汚れてるな…。長さもイケてないので今度コマ抜いてみよう。


語りつくせぬほどカッコ良いSynchronarでございました。



どうでもいいが、Synchronarを日本語で表すとどうすべきなのか分からない。シンクローナ?シンクロナー?…ちゃんと調べてみよう…


ORIS 自動巻の風防交換 その2

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風防を探しに時計屋に飛び込むこと二軒目、

ようやく目当てのサイズの風防に出会う。



合わせてみると…ピッタリ!


圧入するために微調整を施す…と、この時にこの時計屋で珍しいものを見た。

この道具、


どうやって使うかお分かりだろうか?

裏面


風防の外径、内径を削るものらしいのだが、僕は初見であった。


このようにセットして、指でゴリゴリ回して削って行く、らしい。外周に面してる四角い部分が刃のようになっていて、ここで削る。


へえー、なるほどなー。


風防貰うだけで良かったのだが、僕が既に風防外した状態で持ち込んだのもあり、このまま入れてやるよということで入れて貰う。


とはいえ、持ち帰ったあと風防をさらにきちんと圧入するのと、ベゼルをはめるのとで圧入マシンを取り出し、圧入。ヘタレなのでいつもサランラップか布で保護しながらやります。合ってるかどうか分からんので真似しないように…



続いて、ベゼルを載せて…


このベゼルのリングの部分にフチが当たるコマを選んで、グイッとな。センター出すのにすごく気を遣う。


完成。

ツルッツルになりました、とさ。


オリス、よいね!!


その後、時計は無事Tさんへ還っていきました、とさ。めでたしめでたし。

ほんとはケースごと洗浄と研磨したかったのだが、裏蓋が開かず断念。小さい時計のスクリューバックって、手持ちタイプのオープナーでは開けにくい…

そしてもちろん、旧風防もお渡し。


SEIKO BELL-MATIC を巻いていこう!

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セイコーのベルマチック。

言わずと知れ…ているはずの、国産機械式アラーム時計の雄である。イメージでいうと、バブル前夜の勤勉だった日本人が巻いてるよーな感じ?なのだろうか?
長い間製造されたので、物も多く出回っており、欲しい人は今日今からでもどこかですぐ買えると思います笑



心地よいまでのシンプルさ、それでいて溢れ出るセイコーデザインの力強さ…。アラーム時計好きとして、シビれさせてくれる一本である。

裏面。

ちなみに、竜頭の上にあるボタンは、日付早送りボタン、兼、アラームスイッチ。

そしてなんと竜頭はアラームのハンマーを作動させるゼンマイしか巻けないようになっている。時計を動かそうとすれば、手巻きでは巻けず、自動巻のみなのである。

セイコーの自動巻機構はマジックレバーと言われるレバーがせっせとゼンマイを巻くのであるが、手巻きで巻かせないとは、相当の自信と見て取れる。


あるいは、一点のものを長く大事に、しかし毎日使う…という古き良き時代の習慣を反映したものでもあるのだろう。クォーツ時計という物がまだ存在していない時代、時計をいくつも持って、日毎取り替える…という使い方をできた人はそう多くなかったのではなかろうか。


だから、久々に使うときは…

手でくるくる回して蓋を開けて…

ドライバーで指しているこの部分のネジを…


こやって回して使う笑。ここを回すと動力源となるゼンマイ、所謂、主ゼンマイが巻けるのです。


手間のかかる、しかし愛着のわく一本でしたとさ。

初SICURA 🙌 Globetrotter 🌏

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Get!!

SICURA GLOBETROTTER

通好みの時計ブランド、SICURA。その中でも異彩を放つこのモデル…!

グローブトロッターというモデル名は、世界中を旅する人、という意味なのだが、
この通り、インナーダイアルにはこれでもかと言うくらい、世界中の都市名が書かれている。ベゼルを回すと都市と都市の時差がわかる仕組みだ。

ところで、このモデルは個人的に初めてのGMT針(と言って良いのだろうか?)を持つ時計となる。
しかしこの時計のすごいところは、普通の時針、分針、秒針の他に、GMT、さらにはニューヨークの時間である NYTと二つのタイムゾーンを指し示す針がある事である。

状態は見ての通り、ボロッボロ。

夜光の剥がれ、
文字盤のくすみ、スリキズ、
風防の中割れ、
針の塗装のハガレ、
怪しげなリュウズ(と思ったらどうやら純正っぽい)、
カレンダーのズレ、
色のくすんだベゼル…


しかーし、そのぶん格安で手に入ったから良いのである。この時計は数年前から狙っていたやつだが、普通に買うと十五万くらいするので二の足を踏んでいた。そこに某bayでコレである。

カレンダーのズレは普通に修正するとして、くすみとかもできる限りクリーンアップしよう。この時計で一番カッコ良いのは分針の鮮やかなオレンジなのだが、見る影もなく色あせている。ので、このオレンジの再塗装も必須。もちろん、夜光の入れ直しも…

ベゼルはもともととてもビビッドな水色と黄色なのだが、これはどうしようもない。ので、デッドストックを探してオーダーした。時計とあんまり値段変わらなかった。早く届け…!!


見よ、この貫録…




裏面。
シクラの時計は、このようにオープナー用の穴が空いているのが多い。穴は周りが星型に縁取られている。弾痕みたいで、個人的にすごくカッコ良いと思う。


手に入れてワクワクする時計ってすごいよいですなあ。


ついてきたベルトも渋くていいな!と思ったのだが、


接着剤ハガレ。まあこうなるよね…



以上、シクラの超カッコ良い時計、Globetrotterでした。

雨の日の SEIKO SPACEMOVEと皮ブレスのススメ

雨の日にも安心してつけていけるから嬉しい、SEIKO SPACEMOVE

併せて装着している皮のブレスレットは衝動買いしたもの。

皮ブレスは、こーいう時計の金属ブレスのゴツゴツ感をうまく緩和してくれるので、見た目だけでなく使用感も向上する。

TPOが合えば皮系のブレスレットを是非合わせてみて下さいませ。


雨は止まない…

YEMA x NATO の脱力巻き

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ビンテージ手巻き三針イェマに、NATOストラップ。あまりにも気を遣わなくて良いため、完全に脱力している。シャツの色とも(偶然)合っている…


青文字板、銀色の針、白の秒針。バーインデックスとアラビアインデックスが交互に配置されていて、ポップカラーも相まってどこか憎めないデザインである。白い秒針が特に良い!

昔、遠い国のイェマのマニアからルパン三世の時計として名高いMeangraf Superを譲ってもらった際、オマケとして頂いた品。



もつ鍋と。ウマー


こんな色使いなので、ドライブにつけても気分がアガる。

ベゼル部分の左右がグニッと盛り上がっていてかっこ良い。多分、40年前くらいの品だろうなぁ。



以上、イェマらしいエスプリの効いた手巻き時計でございました。

ロシア(ていうか旧ソ連)のアラームウオッチめっちゃいい

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いやー良い!

時計好きの友人がサラッと付けてたので、すぐに外して見せてもらうようにお願いしたもの。こないだ買ったばっからしい。

剥がれかけのメッキもよい。ダイアルの金と白のコントラストもよい。ケースの大きさも程よく、小さすぎず大きすぎずで腕に綺麗におさまっていた。

良くないですか?


僕は個人的にアラームウォッチが大好きなのであるが、この一本もツボである。

ダイアルがとても良い。立体的で、奥深い。バーインデックスも真ん中が黒くなっていて、凝っている。

地味なところだが、バーインデックスエンドに黒いドットがあるのもポイント高い。

アラーム針は、短く突き出た赤い針なのだが、控えめすぎて分からない。でも、これも共産主義の控えめな自己主張なのだろうか…!?


竜頭も上下二つ、メモボックス形式である。中のムーブめっちゃ見てみたい…😋


このブランド、Poljotと読むらしいが、こんなの買うなんて物好きな人だなあ…


以上、かっこよいロシアンアラーム時計のご紹介でした。

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