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2018年07月

イタメシ食うなら赤クロノ

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タイトルに全く意味は無し。


…チーズが美味いピザはそれだけで正義!とれたてほうれん草と合わせて頂く。不味いわけがない…
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カボチャスープ🎃 
甘みが強いのが好き。微妙に夜光の色に合っててよろしい。
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時計はウィットナーの7004Aと呼ばれているモデルで、これはバルジュー7733が載っている。他にたしかランデロンのムーブが載ってるのもあった気がする。


ロリポップな秒針はもちろん、インパクト大の分針のアローハンドが超カッコいい!⇧同じモデルでアローハンドでないものもあるのだが、こちらの方が断然良いと思う。

ベゼルは色あせてしまって残念なのだが、アンティーク感があってこれはこれでよし…

いつか綺麗なえんじ色のベゼルが欲しいなぁ。


滋味深いトマトスープとカリフワなクロワッサン。ほどき方がシャレオツ。
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なんか生ハム?がオレンジに巻かれてる。サラミやサラダもうまし!ブルーチーズ美味すぎる。
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イタリア料理の名前はいつまでたっても全く覚えられる気がしない。大好きなんやけどなあ…


一生のうち、健康で純粋に晩御飯を楽しめるのが、あと何回あるか考えたことはあるだろうか?

それを大切な人と過ごせるのは、あと何回だろう?いつか遠くに行く友人、近くにいても会えない友人、年老い年々弱る自分の親、あっという間に育ち離れ行く子供と楽しめるのは、あと何回?


何もない一日でも、むしろどんな最悪の日であっても、晩飯の時間は限られた回数の貴重な時間として、気持ちを切り替えて楽しみたいものだなあ。

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そして、料理は目でも楽しむもの。人生、残り僅かの晩餐は、オサレなレストランでオサレな皿を、心ゆくまで楽しもう。

…できればお気に入りの時計と共に。



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…犬、じゃなくて豚。


個人的リストショット傑作集 / Great Wrist-shots

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的なものを作りたかったのだが、いまいち…
しかしせっかく画像を集めたのでここに貼っておこう。

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These photos are listed as great wrist-shot of master time pieces.
If you find phto which you had taken by yourself,
please contact me to remove, refer, and any other actions.
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カルティエ バスキュラント
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以前書いた通り、ジャケット越しのシャツの袖口から覗くスクエアケースは攻守最強。
中でもカルティエのグレード感、上品さは群を抜く。



ジャガールクルト、メモボックス E855
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言わずと知れ…てない、僕の中でのベストウォッチ。このコンディションはクレイジーである。しっかりめのベルトと合わせて、肌に映える…


ゼニス エルプリメロ
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恐らくスーパー高価なエルプリ。なんだこのケース、ブレス!かっこよすぎ。
ラフな青シャツはデニムか綿か?


ヴァルカンのビンテージクロノグラフ
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これまたラフな青シャツにシックなジャケットを合わせ、ヴィンテージ感満載である。
ベルトと靴の色を合わせるのは基本とはいえ、こうも見事に合わせるかねしかし?


ランゲ 1815 ラトラパント・パーペチュアルカレンダー ハンドヴェルクスクンスト
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スーパーウルトラゴージャスなランゲのパーペチュアルカレンダー、そしてなんとスプリットセコンドのクロノグラフを搭載しているという超絶ド級の高級時計。でも29万ユーロって(その他のプレミア時計の数々に比べて)安くないか!?
ダイアルに浮かぶ星々はすべて職人による手作業で描かれるもので、見事のひと言。世界で29個限定。


ジャガールクルト、メモボックス E855 ”黒騎士(ブラックナイト)”
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厨ニ全開の二つ名を持つ超レア時計。探し求めている黒のE855。現存するものは、ほとんどがリダンされ黒くペイントされたものである。
このショットのように、黒のスーツに合わせたくてたまらない。

エニカー
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おもしろいケースの時計はそれだけでリストショット映えする。ケースはもちろん、リューズの位置にも注目。人間が時計をみるパースを逆手にとって逆に見やすくなっている。素晴らしい!
そして、地味ながらセーターに合わせるのも重要なポイント。えてして、リストショットは長そでじゃないと映えない。つまり、冬のある国で時計の美は発展するのである。


リシャール・ミル
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…とかいいつつ、長袖とか半袖とかそんな次元を超越しているのがこちら、リシャール・ミル。スニーカーに合わせるだけでも超絶かっこよくなってしまうこの罪深い時計よ…このかっこよさはもはや暴力的ですらある。



ゼニス エルプリメロ Traveller Multicity …となぜかGPU。萌えー
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リストショットの一つのカギを握るのは背景である。このショットは一見、高級時計にあかせてファッションなど何も考えず力業でとった一枚にも思えるがそうではない。背景に映るは今が旬のGPU。仮想通貨採掘に世界中で乱獲されている機械である。
仮想通貨を採掘しまくって売りまくって、もっともっと高級時計を買いたい!!!という持ち主の絶え間ない時計欲を感じさせてくれる隠れた名作。


そして最後は…ハルディマン!!
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憧れの時計をスーツに合わせる。かっこよすぎ。もし手元にハルディマンが存在したら、きっと一日十枚くらいはリストショットを撮る事だろう、マジで。ちなみにオーダーメードでカスタムダイアルもお願いできるらしい(インデックスの色を変える、など)。そんなんされたらますますリストショット最強になってまうやん…


最後に、「How To: Take the perfect wristshot (TIME+TIDE)」よりリストショットをうまくとるコツを引用したい。

  1. 自然光。ただし陰影をうまく調整する事。車の中やカフェが適している。
  2. ストーリーを湛えること。どこで撮られたものか?どんな靴を履いているか?どんなコーヒーを飲んでいるのか?
  3. スーパーカー!超高級車と撮ってみよう。自分のじゃなくても無問題
  4. 2,3人で合わせてみよう。悩みながら、いろいろなアングルや構成で…!遠慮なくお願いすべし。
  5. 照準。初心者は文字盤に合わせてしっかり撮ろう。


ワールドカップと思い出のG-SHOCK、DW-6294

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僕が初めて買ってもらった時計は、G-SHOCKであった。
今でも忘れもしない、アメリカでのワールドカップを記念して発売したモデルで、誕生日のプレゼントとして貰ったものだ。


母が持ち帰ってきたカタログを目の皿のようにして眺め、コレ!!と言って指し示し、誕生日をあと10日、あと5日と指折り数えて待っていたのであった。初いのう。


それが、コレ!(画像は借り物)

DW-6294 アメリカワールドカップ94’ 記念モデル
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んー、今見てもカッコイイ。今のG-SHOCKには無いデザインだよなあ。

胸の奥からこう何か謎の感情がこみ上げるのを感じて直視できない。
憧れの時計を手にして、誇らしく腕に巻いた遠い日の事がありありとよみがえってくるようである。


時計にハマったのはここ数年だと思っていたが、こんな昔から素質はあったのかもしれないなあ。


なお、大切な大切なこの時計・・・・USAでのW杯を記念するあまり、USAにてお星さまになってしまったのである。

ロンバート通りの悲劇

時は9x年、アメリカのサンフランシスコでスコールに遭い、とある民家の軒先を借りたことがあった。

ずぶ濡れになった服を脱いでタオルで拭くため、一度時計をはずして民家の鉄格子にかけ、体をふき、そのまま服を着た。

雨が小降りになったので走ってタクシーを拾いその場を離れたのだが…、この時、民家の鉄格子にかけたままにしてしまっていたのであった。

慌ててタクシーで戻ったが時すでに遅し、30分ほどの間であったが時計はそれだけが綺麗になくなっていた。まるで、元から何もなかったかのようだった。
小雨の中立ち尽くす自分の姿を、今でもはっきりと覚えている。きっとこの先もずっと覚えているのであろう。ぽっかりと心の中に穴が開いたようなあの感じ、まさにあの感覚であった。


…今適当に探してみたが、記憶によると確か場所はこのへん!
坂道が美しいロンバート通りの近くであった。
https://goo.gl/maps/7bPK6UKHFfn

こんな感じの鉄格子だった。場所もほんま近い。…ここじゃねーのか!?
aaaaa



しかしほんとカッコイーな。絶対また手に入れようっと。
そして次はなくさないようにしよう。

Related image



以上、W杯といえば…の思い出の時計でございましたとさ。


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時計好きを数年やってきて気づいた事の一つに、

『軽いは正義』

という事がある。言い換えれば、

重い時計は、それだけで着けない理由になる。

着けない時計からは、愛着が薄れていく。


僕が時計好きという事を知っている人は結構いて、新しく時計を買ったり、コレクションを自慢してきたりといろいろな人と時計の話題で盛り上がれるのは幸せなことである。が、その分、それら話題に上った時計がその後どうなったかが気になってしまうのである。

そういった会話の中で、

僕「あれ?最近あの時計していないですね」

相手「ああ、あれね。重いから…」

このような流れの会話がとても多い。

これはほんとに、年に数回はこのような会話をしている。すべて別の相手と、である。

僕がそうなのだから、きっとこれを読んでいる諸兄も同じような体験をしていると信じる。あるいは、ご自身がこのように言う事がままあるのかもしれない。


これは大変に悲しいことだ。


時計の価値は言うまでもなく時を刻む機械であることだが、合わせてアクセサリー的な意味合いもかなり強く持つ。常に身に着け、いつのまにか自分の肌のようになじむ…、気が付けばいつも腕にある、つらい時も幸せな時もともに時を過ごすというのが、時計にとって最も幸せな使われ方ではなかろうか。

それなのに、『重い』というそれだけの理由で持ち主から敬遠されるようになってしまうのは…これは、一時計好きとして悲しい事だ。

例を挙げると、


たとえばこんな時計。
ビンテージのデイトジャスト、よくオジサマやオバサマがキラキラさせてるアレである。
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こーいう時計は、特に着けられなくなるパターンが多い。

持ち主の加齢に従って徐々に重くなってきてしまい、いつのまにか着けなくなってしまうのである。特に手を動かす仕事の人に顕著である。

使われなくなった時計は、人の住まなくなった廃屋同様に風化スピードが速まり、傷みやすくなったり汚れ放題になってしまったりする。そして、ますます着けなくなっていく…という、大変悲しい負のスパイラルに陥るわけである。

解決策は…


ずばり、『革ベルト』にすること!!
これがすべて。

もちろんRolexの美しい高品質ステンレスのブレスレットは魅力的ではあるのだが、いかんせん重い。それならば、もっと気軽につけられるよう軽量化すべく、思い切って革ベルトにしてしまえばいい。

デイトジャストでみてみよう

革ベルトにするとRolexのグレード感が損なわれるのではないか?と心配する向きもあろうが、そんなことは絶対にないと言い切れる。以下、革ベルトでとてもかっこよいデイトジャストをいくつか載せてみよう。


渋い黒バンドに、黒文字盤のデイトジャスト。めちゃくちゃオシャレ。こんなのしてる人がミーティングに出てきたらそれはもう(時計を)ガン見である。
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ビンテージデイトジャストに薄い茶色の革バンド。これも激渋!!肌の色に合わせて選びたいチョイスである。人の肌は年を取るとだんだん暗さが増してくるため、このような時計で手元を明るくすると、きっと気分もあがること請け合い!

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驚くべき技ありの一品、ラバーベルト版。ラバーベルトは革バンドよりはるかに肌に馴染みやすく、使いやすい。何よりとても軽い。ごくごく普通のSSデイトジャストが、お洒落な青のラバーベルトで一気に華やかに、現代的に彩られている。これは素晴らしい!!つーか欲しい。ちなみに3万円くらいする。でもいいじゃないか、カッコ良いんだもの。
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レディースではこういったのはどうだろう。女性には、僕は心から、白い革バンドをお勧めしたい。煌びやかに手元を彩るだけではなく、時計本来の美しさを最大限に引き出す色だと思っている。金属ブレスに負けないエレガンスを放つ、飛び道具的な存在である。(画像のものは専用白バンドだが、そこらへんの店で買う普通の白バンドでも十分華やかになる。)

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これなんかはお手本のようなコーディネート。ビンテージのゴールドモデル、しかも縦線の美しいタペストリーダイアルのデイトジャストにピンク色の革バンド。若者がしていてもなんの違和感もない。桜を思わせる色使いが若々しく、どこか少女の可愛さを湛えているようにも思える。
aaaaaa


これなんかは、ダンディさは世界一であろう。これまたビンテージのゴールドモデルに、渋い革バンドを合わせたコーディネート。コンビブレスだと少し嫌味に見えるゴールドのデイトジャストも、驚くべきスマートさをもって迫る。当然ながらグレード感の高いピラミッドベゼル、SSケースは少し離れていてもそれとわかる存在感。センスの塊のような一枚。僕もこういうのやりたい。
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おわりに


ちなみに、僕も以前、SINNのEZM3のチタンブレスが重くてあまり使っていなかったところ、革バンドに変えたとたんめちゃめちゃヘビーローテしだすという事があった。
 → Sinn Ezm3 チタンブレスから本革バンドへ


皆さんも、もしお手元に重くて使わなくなった時計があれば、ぜひストラップ換装をご検討くださいませ。






SICURA GlobeTrotterで一休み

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最近のカフェにはシャレオツなテーブルがあるもので、コーヒーを飲むついでに左手首の換気をすべく時計を机の上に置いて写真を撮った。

正真正銘のビンテージ時計、やはりこういったやや色あせた木材によく似合っている。
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鮮やかなベゼルは、カフェの清涼感によりいっそう引き立てられ、心を静かに癒してくれる。

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忙しい文字盤デザインだが、クッションケースがどことなく昔ながらのおおらかさというか、温かさを醸し出しているようだ。

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この時計がリリースされた当時、今から44年前、ここまで世界が狭くなり、Flatになるなど誰が想像したであろうか?

時は1974年。


カシオが時計事業に参入した記念すべき年。シチズンが画期的なデジタル腕時計、クォーツリキッドを発売。

ワールドカップでは西ドイツが栄光の14番を背負った英雄、故ヨハン・クライフ率いるオランダを破り優勝。

長嶋茂雄が引退し、田中角栄内閣が倒れ、アメリカではウォーターゲート事件でニクソン大統領が辞任し、ゴールドの所有が自由化された。


戦後という一つの時代、四半世紀に区切りをつけ、新たに国際協調、国際競走にひた走る予感を感じさせる激動の年に、この時計は産声をあげた。


自国の時間、世界標準時、ニューヨーク時間が一目で分かり、インダイアルで各主要都市の自国も読み取れるという画期的なコンセプトの時計である。


SICURA Globetrotterの美しく温かいデザイン、そして理念は、決して、経済戦争や資源略取、領土侵犯、宗教対立、環境破壊、人権侵害、いずれをも惹起させるものであってはならない。


それらに立ち向かう世界人類の英知とユーモアを静かに湛えるものであるはずだ。少なくとも、ボロボロのジャンクからこの時計を再生し、愛用している僕にはそう思えて仕方がない。

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インダイアルに所狭しと並べられた主要都市名を見るにつけ、未踏の都市の未だ見ぬ人達、名も無き市井の人々に想いを馳せるのであった。


ベルト、そろそろ変えてあげないとなー、次はどんなのにしようかな。


オメガ スピードマスター ”ウルトラマン” 復刻版、驚愕の即完売

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その昔、日本のTV番組「帰ってきたウルトラマン」第八話「怪獣時限爆弾」において、謎のスピードマスターが登場している。

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スピードマスターといえば精悍な白いクロノグラフ針がチャーミングポイントであるのだが、このモデルは70年代に多く見られる様なオレンジ色の三角形のクロノグラフ針を搭載している。

これはとても珍しく、以来スピマス野郎どもの垂涎の的となり、”ウルトラマンモデル”などと言われてきた。

なんとこれが復刻され、発売されることが発表された。

SNS界隈では#SpeedyTuesdayというワードがあり、火曜日にスピマスを装着して写真をアップする事が半ば慣例化されていて、時計好きのSNSerなら一度ならずとも目にしたことがあるであろう。僕もそれがうらやましくて何度スピマスを買おうと迷ったことか…

Speedy Tuesday発祥であるRobert-Jan Broer氏とその試みを讃え、OMEGAが繰り出した渾身の新作が”ウルトラマン”の復刻バージョンであるこちら、



 
Speedmaster
LIMITED EDITION 42 MM "ULTRAMAN"
311.12.42.30.01.001
Speedmaster Limited Edition 42 mm "Ultraman" Watch

原作(?)に忠実にオレンジ色のクロノグラフ針を備え、かつインデックスの夜光、ロゴ、ベゼルに至るまでオレンジ色に染められているスペシャルモデル!オレンジカラーのNATOストラップも良い。

個人的にはクロノ針の真ん中を貫く黒線は邪道じゃないかとも思ったのだが、さすがに最新技術で当時のベタ塗オレンジをそのまんま載せるわけにもいかなかったのであろう。

これ、Speedy Tueday発祥の年である2012個の限定販売だったのだが、予約販売を開始してから、なんと

1時間53分17秒で完売

したらしい。早すぎやろ!?!?ww

時差もあろうだろうに、世界中のスピマス野郎がいかに情熱的か、改めて世に示したというところであろうか。

ケースも洒落てるなあ…




キラーコンテンツであるスピマス、かつこれまたキラーコンテンツであるウルトラマン。おそらくではあるがこの双方のマニアというのは結構世の中に存在していて、そういった方々には絶対に負けられない戦いであったことだろう。


時計はストーリが大切というのはよく言われる事だが、まさにこれはストーリーの勝利である。
 
Speedy Tuesdayの記念的新商品の販売にあたり、密やかにWebを通してマニア間で語られ、伝えられてきたウルトラマンモデルの復刻モデルをぶつける。誰の発案か分からないが、素晴らしい采配だ。これでまたスピードマスターに新たな物語が紡がれる事となり、しばらく待てば幸運にも手に入れることができた人たちのリストショットがSNSで大量に出回るのであろう。

楽しみにしておこう!

ちなオリジナルはこんな感じ。↓




うーん、、、やっぱ今回の復刻盤のほうがカッコイイなあw
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某ベイにて大量の新規Memovox出品があったので勝手にレビューをする

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新規かどうかは知らないけど今気づいたので適当にスクショを貼って行く。

ジャガールクルトのメモボックスはロングセラー商品で様々なパターンがあり、欧州ではジャガールクルト、北米ではルクルトの名前で売られていた。

僕はその中でもE855と呼ばれるシリーズの大ファンで、とくにドーフィンハンドのモデルがものすごく好きである。

…まぁそんなことは置いといて、以下にご紹介。

めんどいのでリンクは貼れないのだが、欲しい人は是非凸ってきて下さいませ。
コメントはものすごく適当につけてるので、あまり、真に受けないようご注意を。

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ミックスインデックス、ドーフィンハンド、青いアラームインジケーター。あまり見ないモデルで好きなのだが、ケースの形がアンティークすぎてイマイチ。


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セイコーみたいなケースに、アラームインジケーターの細長い二等辺三角形が特徴。インデックスとよく合ってるね!しかしこれもアンティーク感ありすぎてイマイチ。


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メモボックスはゴールドも美しい!北米向けモデルであることを示すルクルトのロゴが十二時に入っていて、グレード感も高い。六時位置にスペースがあり、オートマチックと記載されているのも北米向けモデルの特徴。なお、キャリバー815はハーフローター式自動巻きのデイトなしモデルである。


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ミックスインデックスのゴールドモデル、これもアンティーク感に溢れている。メモボックスは竜頭が二つある分、ダイアルが湿気で傷みやすくこのような黒ずんだ個体が非常に多い。


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リーフハンズがエレガントなモデル。インデックスの内側にスペースが多めなのが個人的にイマイチ。時代を感じさせるデザインという意味では素敵。


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北米向けモデル。バーインデックスの内側に夜光のドットが入っているのは高ポイント。北米向けモデルは金色が多いのは国民の嗜好を反映したものであろう。いまでもアメリカ人は金色好きが多い印象。

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やや珍しい、六時位置にロゴのある北米向けモデル。細長いアラームインジケーターはやはりアンティーク感満載。


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コレ。大好物のE855である。六時位置のインデックスが、アラームインジケーターのディスクまで伸びているのが素晴らしい。このデザインこそがキングオブメモボックス!
ダイアルは見ての通りひどい状態で、しかし上述の通りメモボックスは傷みやすく、ほとんどはこのような状態のものばかりである。

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同じくE855だが、違いがわかるだろうか?このモデルは、バーインデックスが短く、内側にかけて少しスペースがある。さらに、9時、6時のインデックスがそれぞれ太くなっている。

コレはコレでよいのだが、少しシャープさに欠ける印象。


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うって変わって、縫い針のように細い針の北米向けモデル。この辺りの時代のモデルには、リューズがこのようにやや小さく、ぽってりしたものがある。ジョイント式巻き芯だからなのか?ケースの形は好きなのだがこれか残念。



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ラグが広がるように伸びていて、ややドレッシーな印象を与える。古き良きアメリカの社交文化を思い起こさせるあつらえで嫌いではないが、やはり古臭さのほうが勝る。


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楔形のインデックス、黒い秒針が特徴的。これも末広がりのラグで、ドレッシーである。が!やはり文字盤の状態が悪いのが残念である。


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これはジャガールクルトでもメモボックスではないが、似たようなモデル。ぱっと見よくにているが、やはりケースの作りの安っぽさは否めない。

よい時計というのは、ケース自体がえもいわれぬオーラを纏っているものである。のだが、これにはそれが無い。機械式アラーム時計の入門としても割高感が否めないなぁ。


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アラームインジケーターの部分が、パーキングメーターになっているモデル。車を止めてアラームをセット、その後設定した時間にアラームが鳴り、駐車時間を持ち主に伝える…という趣向。

鮮やかな青色のため見た目のインパクト強く、個人的には好き。

パーキングメーターのメモボックスには北米向けのルクルトロゴのものが多いイメージだったがそうでもないのかな?
あるいは、欧州向けモデルのアラームディスクを置き換えた可能性もあり。


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夜光の入ったリーフハンズの針がドレッシーなゴールドモデル。ミックスインデックスは悪く無いが、個人的にはやはりインナーディスクとのスペースが気になってしまう・・・。


しかし一番は…

というわけでいくつかコメントをしてきたが、やはり、僕の中での最高峰のメモボックスはこちらである。E855のSSモデル。この個体は状態も最高で、インデックスも細長いタイプ、しかもピカピカに磨かれている。JLのオフィシャルメンテにでも出したのであろうか?
三針アナログ時計では世界最高のデザインだと思っている。
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もう一枚別の写真。ピカピカ!!かっこよい!!!最高。たまらん!
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僕のもこんなに綺麗だったらいいのになぁ。。。。

サービスに出したら綺麗にしてもらえるのだろうか?ブティックに持ち込めば2,000ユーロほどでオーバーホールついでに文字盤の再印刷をやってくれると聞いたことがあるが、どうなのだろうか。

リアルではまず見ない

ちなみに、リアル生活では一度だけ、アンティークのメモボックスを巻いてる人を見たことがある。空港のラゲージクレームにいた西洋人であった。それでも確か北米向けモデルで、E855の欧州モデルは皆無である。


もし街でE855を巻いてる人を見かけたら僕である可能性が大であるので、是非お声がけを!(違ってたらすみません。)

以上、メモボックスファンによる勝手気ままかつ無責任な出品物論評でした。


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