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2019年09月

MB&Fのルイジ・コラーニ追悼ポスト

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なんかストーリーズのキャプチャが続き申し訳ないが、手抜きではない…


産業デザイン界の巨匠、ルイジ・コラーニが2019/9/16にお亡くなりになった。享年91、大往生といえる。

氏の業績はここで語り尽くせるものでもないのだが、腕時計にも彼のデザインが存在する。

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そしてタイトルのMB&Fである。超高級複雑時計メーカーであり異次元の時計を作り出す事で異質な存在感を醸し出すこのメーカーが、彼の死を悼んで以下のようなポストをしていた。

“先週、有名なデザイナー、ルイジ・コラーニ氏がお亡くなりになりました”
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“中略 いくつかのMB&Fの機械の閃きの源泉となりました”
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“例えばこの、HM6 スペース・パイレーツなどです。”
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なんと、この超高級時計ブランドに多大なインスピレーションを与えていたというのは驚きである。

かっこよさ、というのは時代を超えて引き継がれるという事なのだろう。


確かにこの自動車、↑の時計に似ている…
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ペガサスと言う名のピアノ。
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椅子。
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ご尊顔。
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R. I. P. 
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…かっこよさ、とは、何であろうか?人種も、時代も違う人間の心に、強烈な印象を残すその原理はどのようなものだろう?

偉大な業績に敬意を抱きつつ、惜しまれながら逝去された氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。











Only Watch project 今年も始動。ウルベルクとドゥベトゥーンの合作が見たすぎる

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2年に一度行われるチャリティーオークション、オンリーウオッチプロジェクト。

各ブランドが、このオークションのためだけにオリジナルの個体を製作し、売り上げは筋ジストロフィーの研究基金として寄付される。

Luc Pettavino氏により、氏のご子息Paul君への思いと決意によってリードされるこのプロジェクトは、それだけで映画になるようなストーリーである。

詳しくはそのうちまた書こうと思ってるのだが、今年のラインナップがすごすぎ…!!

東京にも10/23-24にプレビューがくるらしいので、行きたい人は知り合いのオークショニアに声かけると良い…のではなかろうか。笑

ということで何個かご紹介。画面はスクショだが公式SNSのポストなので、何の問題もなかろう。

まずはモーザー。めちゃ黒い材質を使ったムーンフェイズ付きのモデル。やべー
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HUBLOT。スッケスケでピッカピカ。しかも、オンリーウオッチのロゴに合わせたポップな色使い!!やべー
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フェルディナント・ベルトゥー。やべー
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ジャガールクルト。なにこの色使い!!昔のオリスみたい…
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FPジュルヌ。この時計は裏側もやばい。撮り忘れた。
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芸術家、コンスタンティン・チャイキン。セルフィーと名付けられたこの時計、氏を投影したデザインであろうか、とっても良い!!
傾けると、飛び出てる方の片目を閉じたり開いたりして可愛い。12時位置の曜日は表情で表していて、ここも開閉する。
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ドゥベトゥーンとウルベルクというスーパーウルトラハイパーメゾンの合作。今回の超話題作。噂によると2000万を超え3000万まで行くんじゃないかと言われている。つーか、そんくらい行くんでない??
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侮れないのがルイヴィトン。バラをモチーフにした文字盤、針は見事!!美しい〜
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サイラス。どんな機能があるのだろう??めちゃめちゃカッコ良いー
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クリストフクラーレ。ヤバイ。かっこよすぎ。
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モリッツグロスマン。表側はシンプルに見えるのだが…
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裏側がやばい!!!カッコいい!
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パテック。流行りのサーモンの複雑時計。これは表側、
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裏側はこれ。きっとすごい値段がつけられるであろう。IMG_8390

ボヴェ。ムーンフェイズと、ダイアルに描かれた人物の幻想的な雰囲気に引き込まれる。
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…と、適当にいくつかご紹介しましたが、いずれまたエントリに書きたいと思いました。

いやー個人的にはウルベルクとドゥベトゥーンのがやはり目玉ではないかなぁと思った。リストショット撮ってみたいなー😂😂







ドライバー研ぐです、ムズイです。

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時計いじりをしていると、必ず使うのがドライバー。様々な大きさのネジに対応するために何種類か持っておくのが普通なのだが、結構すぐ曲がったり欠けたりする。

今までは我流で研いできてのだが、ある日某若き時計師に研ぎ方を教えてもらって目から鱗であった。

ので、早速実践してみるなり。


まずは木を探してくる。スリ台と言って、ドライバーを固定するための台。

適当に庭で木を見つけた。
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ノコギリで適当な大きさに切り落とす。いい運動になった。
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水洗いして、カッターで切り込みを作る。

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ここにドライバーを乗せるわけですな。ちっさ!
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こんな感じ。研ぐ面が木からはみ出るようにする。

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砥石を乗せて…垂直方向に動かし、ひたすらこする!!研ぐ!
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反対側も。横から見て二等辺三角形を目指す。

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砥石のスリ目は直角に入るようにする。未熟すぎてまったく入ってない笑

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先端の厚み調整。地味にむずい。
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この後バリ取りを軽くかけて完了。

その他のドライバーについても同様に行う。
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大事な大事なベルジョンのドライバーセット、リフレッシュできました。良かったね!!

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この作業は慣れが必要で、教えてくれた方も毎日練習して身につけたと言っていた。僕も精進します。

以上、ドライバー研ぎのお話でした。天才若手時計師のE様、心からありがとございました。







さても美しいJLCメモボックス E855 ロングインデックスSS

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ジャガールクルトのメモボックスSSを久々に着用。
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んーカッコ良い。アナログ時計の中ではコレが一番カッコ良い。と思う。
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このモデルは複数デザインがあるのだが、1番のお気に入りはこのデザイン。六時位置のバーインデックスが、アラームインジケーターダイアルまで伸びているパターンのもの。

他にはこんなのも持ってて状態はこっちのが断然いいのだが、デザインはロングインデックスの方が好き。
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側面もかなり良い状態。ブレスはゲイフレアーのオリジナルブレス。
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竜頭もオリジナル。JLロゴが輝く!
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その昔、コレがジャンボサイズと言われた時代が有ったのです。
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普通に実用、精度も申し分なし、でもそのうちオーバーホールしようっと。
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木製ベンチで撮影会。



いつになってもカッコ良いメモボックスのお話でしたとさ。

Citizen xC 二次電池の入手、交換

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シチズンのエコドライブ、かつ電波時計であるところのこの時計…

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5年くらい前?に買ったものだが電池が切れて動かなくなったということで、しばらく放置されていてらしい。

時計屋に持ち込んだところ電池はないと言われ、諦めていたそうだ。

何とかなりませんか?と言われ預かったはいいものの…

難なく裏蓋を開け、
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電池を取り出してみる。うん、見たこともない型番だ。そらそうだ、充電可能な二次電池である。
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裏側にはこんな金具がくっついている。
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色々調べたのだが、似たような電池を無理やりヤスリがけなどして加工して使ってる人がいたのだが、他人の時計なので無理はしたくない…


というわけで、探し出して買いました、純正電池。Amazonだと3万円くらいしてギャグなので、別ルートで5千円以下で購入。それでも普通の電池に比べたら十倍くらいする!
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大層な箱に入ってくる…
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この箱が全く開かない!!くっついてんのか?と思うくらい開かない。まさかと思いコジアケで抉ったら開いた。

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ビンテージ時計の裏蓋より固いがな。


金具の形状に気をつけつつ、滑り込ませるように電池を入れる。素手や金属製のピンセット、ドライバーなどで触らないように注意。
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裏蓋を閉めて完成。
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電池には説明書まで付いていた。ので、記念にアップ。
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マニュアルを読みながら国合わせ、時刻、カレンダー合わせなどを行う。ふつうにうるう年対応のパーペチュアルカレンダーです。

無事持ち主の元へ戻りましたとさ、めでたしめでたし!
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この時計、デザインも良いし、なにより正確だし他の国の時刻も読めるし、とても良い時計だと思う。3万円から5万円だろうか?時計選びに迷ってる女子にはオススメしたいモデルだ。電池交換もほとんどしなくて良いので、めちゃめちゃ便利である。


以上、シチズンのxCシリーズの電池交換でしたとさ。ググってもあんま情報ないが、みんなどーしてんだろうか…??






カルティエ 手巻きタンクのオーバーホール その4 (完)

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さて、仕上げに組み立てに入る。

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文字盤。

裏側。
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小さくまとまってて綺麗!
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ブロワーとロディコで丹念に汚れや指紋を取り除く。このとき、時計油にロディコが触れないように気をつける。もしついてしまうと、その油が文字盤とかにつき汚してしまう。
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また、テンプが微妙にムーブからはみ出ているため、ムーブを持つときに指でテンプに触らない様、細心の注意を払う。テンプに指をかけたまま少しでも力を込めれば、天芯がポキっと逝きます。

そのまま時計の裏蓋にカポッとはめて…
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ちゃんと収まるのを確認し、
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針を取り付け。
二針デイト無しモデルのなんと簡単なことよ…
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針同士の干渉や、巻き上げ、時刻調整を一通り確認する。針の汚れもないか確認。
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そのまま勢いよくケースにはめれば完成。パッキンとかないので、防水性はゼロに等しい。

さて、バンドは、と…
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オリジナルの革ベルトについてたバネ棒、謎の汚れがビッシリ…!😓

爪楊枝でこそぎ落とす。地味に時間がかかる作業である…
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オリジナルバンドは硬くなってしまっているため、及び、僕の手には短すぎるため、手元にあったレディース用のNATOバンドに変更。
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んー、

斬新だけどイマイチ!と思ったので以下の様に14mmの皮ベルトを買って取り付けた。

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完成。
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んーやっぱ皮ベルトの方がよいね!!
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ちなみに、スーツに着けるとこうなる。小さいのだが、とても上品な仕上がりになるのであまりおかしくない。
自分でも驚くほどに馴染んだので、しばらく普通に仕事で使っていたくらいだ。
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というわけで、ジャンクのアンティークタンクを復活させた話でした。50年近く経ってるだろうにこの上品な輝き、さすがのカルティエ…






SEIKO WORLDTIME と青白サンダル

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前買ったサンダル、この時計と配色が似ている…

SEIKO WORLDTIME 6117-6010
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白、青、紺
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ズボンもそれ系の色。
登山ブランドなのだが、以前川崎で何気なく買ったズボンのあまりの履きやすさに感動し、三年くらい色違いを探し求めてようやく買えたのがこの色。
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うーん。ワールドタイムかっこ良い!!!って今気づいたが、これ、夜光塗り直されてないか…?🤔あとで削り落とそう…
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ブレスはなんとオリジナル。売ってくれて人ありがとう。

グランドピアノで遊ぶ🎹
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つーか何も悪い事してないのに、何でこんなゴミ画質になるのだろう…Livedoor blog さん、直してください。


以上、セイコーワールドタイムと過ごした一日でした。



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