以前から探していたZODIACのAstrodigitというLCD時計。

僕の敬愛するUT氏の神サイト、UT Designで始めてみてからずっと探していた。ただのLCD時計なのにただならぬオーラを発していて、大変魅力的に感じたのでした。

このページを一読して分かることはものすごくレアな時計であること、ものすごく格好良い形をしていること、本当にごくわずかの人しか所持してないこと、などである（あと、ユナイテッドアローズがパクリデザインの時計を発売しプチ炎上したこと）。

日本人だと、以下のコレクターが所持している事が確認できる。

デザイン性の高さを示す逸話として、シルバーｘ黒のモデルはスイス最大の時計博物館である、ラ・ショー・ド・フォン（MIH)の時計博物館（Musée international d'horlogerie）にも収蔵されているという話もあるほど。これは僕が裏付けが取れてないので、誰かご存じの方は教えて下さいませ。

ほしいのに見つからない

お世話になっている人から、時刻合わせ、ブレス合わせをして欲しいと言われて預かったこのオメガのクォーツ。

かなりのビンテージ品だったのだが、割と使われていたらしくあまり風化はしていなかった。ただし、その分しつこい汚れと錆あり。そんなもんはいつもどおり裏蓋を開けこすったり超音波洗浄したりかるーーく研磨したりで、割とすぐに治る。

電池交換も一瞬。ただ、時刻合わせがかなりわかりにくく、リューズを一弾弾いても時針しか調整できない。分針は、リューズを押し込んで進めるタイプであった。これが、かなりきつーーく押し込まないといけなくて、おそらく、皮脂汚れで固まったリューズでは十分に押し込むことができず、時刻合わせが壊れていると勘違いしたのであろう。

コマ詰めも同じで、ブレスを外すスプリングが腐って完全に固着していた。時計店で、無理だと断られたのことだが、腐ったスプリングを破壊していいならできるので、これもマイクロリューターでスプリングを削り取り、無事に完了。

そして、動作確認…という名の試着。

これが、ほんまに良い。


写真から伝わらないかもしれないが、この肉厚のケース感、丁寧に面取りされたエッジ、ポリッシュ仕上げのベゼル、本当に美しいのである。

極めつけは、このブレス。

ものすごく質感がよく、仕上げが素晴らしい。装着感抜群。

この通り、ケースはゴルフの砲台グリーンのようになっており、少し下がったところからニョキっとベゼルが映えてて、めちゃめちゃ細かいがめちゃめちゃ格好良い。

文字盤の深いブルーもたまらん。光に当てると、様々な表情を見せてくれる。

正面から見てもすごくヨイ。３連ブレスが上下にちらっと見える。




少し持ち上げてみた所。エッジの仕上げとブレスの質感、ベゼルの生え具合が見て取れる。



惚れ惚れするブレス。軽く研磨とヘアラインの傷取りをしたが、ここまで美しくなるとは思わなかった。。。

驚くべき時計である。

なんというか、この自体のオメガ特有の色気、というのだろうか、それとも妖気、とでも言おうか、、、そんなのをうちに秘めつつも、当時は最新のクォーツムーブを落ち着いたデザインに帰着させていて、見事。

もうほんと、この適度に重量感があって、贅沢に仕上げてあるブレスが絶品。

厚みや折曲具合から伝わるだろうか。。。

丁寧に整形されていることが分かるケースとブレス。



ブレスの側面は、少しカーブのかかったポリッシュ仕上げ。これが、装着時に少し離れてみてもキラキラ光って、きれいなのである。



ましたから。ベゼルの下側側面もポリッシュ仕上げ。今回軽く磨いておいたら、この輝き。。。

じっくりと試着してK女史に返却。素晴らしい時計を見せていただいてありがとうございましたー！

でも不思議なことに、この時計のReferrenceが分からない。。。ぐぐってもそれらしいものが見つからない。ケース、ブレスは↓にとても似ているのだが、これ自動巻きっぽいし…

https://www.omegawatches.com/watch-omega-seamaster-cosmic-st-366-0838

もしご存知の方がいたら、教えて下さいませ。

タイトルの通り。

これ全部で300円ちょいであった笑

そのうち色々つけて遊んでみよう…

試しに一個つけてみた。SEIKOベルマチックの出番である。テカテカの茶色系レザー風味をチョイス。

あれ？結構良くない？？

・・・とか思ってたら。。。。

真っ二つに折れたw なんやこれーーー！