カテゴリ:
セイコーのダイバーズウォッチ。テニス選手が大々的に宣伝とかしてて結構力の入った作である。

後輩が、時計買いましたとかって見せてくれた。



もちろん自動巻で、値段も高くない。若い人にも機械式時計の素晴らしさを分かってもらえるよう求めやすい価格にしたのであろう。もちろん、マニュファクチュールであるので製造コストも抑えられている面もあろう。

こういう時計がセイコーからまだどんどん出て来るというのは、日本人としてとても嬉しい事である。ブレスがちゃちいのはアンティークからのお約束だが、ブレスにこだわる人なんて数パーセントなのでこれはこれでよい。



裏面。

が…



この時計、名のある百貨店で購入したものらしいのだが、

針がズレている!!


わかるだろうか?本来ならば6時ちょうどというのは針がまっすぐ揃ってないとだめなのだが、少し時針が左にズレてしまっている。


こんなにカッコええ時計なのに…




このように、時針を6時ちょうどに合わせると、分針は十分ほど前を指す。

針の取り付けは、組み立ての中でも最も気をつかう部分である。それだけに、熟練した工員が丁寧に取り付けていると信じていた。


この通り、12時丁度にならない…

せっかくの精悍なフェイスが、マヌケである。
こんな様子では、機械式時計の良さを分かってもらえるどころか、機械式時計、ひいてはセイコーってポンコツ時計なんだと呆れられても仕方ないのではないか。

デパートの店員がいじった説、実は一回売られたもので不具合が判明して戻されたものが誤って売られた説などなんとか、セイコー以外の原因によるものだと信じたいのだが、真相はどうであろうか…

とりあえず、不具合を申告して新品と取り替えるようにアドバイスをしておいた。


以上、セイコーのかっちょよい時計とその不具合について、でした。