【訂正あり】SYNCHRONAR、その読み方と書き方について
- カテゴリ:
- SYNCHRONAR
RAGEN社より販売された、世界で最初の太陽光による充電機構を備えた時計であり、かつ、世界で最初の磁力による時刻調整など各種操作を実装した時計。
歴史的な一本であることは間違いがない。間違いがないが、あまりにタフで便利なため僕はいまだに実用している。使いつぶすまで実用しようと思っている。それでヨイではないか。

とある日の昼食時のショット
もう何度もこのブログで取り上げてきたのだが、いまだに謎な点があったのでこの場でハッキリさせておこう。
日本語での読み方、表記の仕方である。
先のUT氏のサイトでは明確に[シンクローナ]と書かれているのでこれに倣うのが本来であるのだが、実際に発音を聞いたことがないので判断がつかないのである。僕が過去に書いた記事も同様で、シンクロナーとかいたりシンクローナと書いたりしてるようで、我ながら適当だなあと思った次第だ。
そんなことどうでもいいやんと思うかもしれないが、こういうのは自分の耳で実際に聞いて、自分の頭で実際に判断するのがとても大事なのである。
英単語を調べるときも、単語帳をめくりながら覚えるのと、何か英作文をする時に単語がわからず、辞書をめくって調べてつぶやきながらスペルをなぞるのとでは覚え方が違う。同様に、Synchronarの発音の日本語表記といった何気ない事項においても、自分で確認を取ることがSynchronar愛をより確かなものにするであろう。
『一次ソースに当たる』というのは、あらゆる情報がやや過分気味に手に入るインターネット社会において、とても大事な事である。原典に当たること、自分の目と耳と足で情報を集めること、そうすることで初めて何が本当で何が本当でないかが分かるようになる(と、昔社会人になったときに教わった)。
…というわけで、UT DesignでSynchronarをゴードン・クーパー氏(宇宙飛行士、故人)が解説しているCM動画?が紹介されているので、それを見てみよう。
ふーむ。これは…『シンクロナー』と言っているように、聴こえる。。。。
これ以外にも誰か製造者あるいは近い人間が"Synchronar"を発音しているビデオがないか探してみたのだが、見当たらなかった。ので、本当にこの時計の発音はこのビデオのみである。。。しかも、しかもであるが、このCMの中でSynchronarを発音しているのは開始6秒のたった一回だけ…
しかし最も大きな発見は、正確なモデル名、”Synchronar 2100”の発音を、以下のように発音している点である。
"Synchronar twenty-one hundred"
Two One Zero Zero でも、 Two thousand and one hundred でもない。
Twenty-one Hundred である。これは2100年までカレンダー調整不要という機能についてのネーミングである。わざわざこのように発音しているという事は、当然の事ながら制作者側から注文があったのであろう。我々愛好家は、この点を無視してはならないのではないだろうか。
…結論として、僕の耳ではSynchronarはシンクロナーで問題なさそうである。のだが、国民的英雄である宇宙飛行士がCMでわざわざSynchronar 2100と喋っているからには、今までの僕のSynchronarとかシンクロナーって表記は片手落ちではなかったかと反省している。
これからはきちんと2100も付けようと思いました。
Synchronar 2100