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北欧向けに輸出されたジャガールクルトの時計には、Le Coultreと銘打たれている。

ロンジンがアメリカではウィットナーになっていたよーなものである。

これはE855でキャリバーはk.825であるが、同じもののジャガールクルトブランドよりはだいぶ安く手に入る。

金メッキではなく10K gold filled(金張)で、総重量の5%が10kの金。そのため、ジャガールクルトブランドのものよりやや重めで、高級感がある。

もちろん全く性能は変わらない。
Le Coultreロゴ

ムーブが同じだからだ。


僕はどちらも好きなのだが、もちろん違うところもあり、

• ダイアルのサイズが違う。
 アラームセットを示す三角形の書いてあるインナーダイアルが微妙に大きいのである。このため、ジャガールクルトブランドのものと文字盤の互換性がない。
 自分で載せ替えようとして気づいた。なんと間抜けな…

さらにいうと、アラームインジケータの三角形も形が違う。以下はジャガールクルトのものであるが、僕はルクルトの方が好みである。


• ワンピースケースである

スクリューバックで開ける形式ではなく、


この通り、密封されたワンピースケースに収められている。丸い線は見えるが、これはただの装飾。

ジャガールクルトブランドのものは、下の写真のように
スクリューバックになっている。分かりにくいが、四角い穴に普通の裏蓋を開ける器具を入れ、開くことができる。ただし、三点オープナーでないと難しい。二点オープナーを使ったり、開けるのにてこずって傷を作っている個体をよく見る。

僕のものも未熟な時計技術者に目の前で付けられたもので、とても凹んだのを覚えている。

さて、ワンピースケースとは風防を取り外して中身を取り出すタイプのワンピースケースなので、性防水性は高くムーブの状態は非常に良い。

が、リューズがジョイント式になるため分解、組み立てには相当苦労する。しかも、リューズが二個もあるのでなおさらである…

•細かいところで、ベルト幅がちがう。ルクルトのものは1mm太い19mmなのだ。これは、アメリカ人のデカさに合わせたものだろうか?
巻いて見ると、この1mmが随分と違いを生み出すのだ。


ツーショット

どっちも良い!!

早くステンレスシルバーのものが欲しい。