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さて、部品が届いたのでムーブメントを直す。
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ムーブ。
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針を外し、文字盤を外す。ペラルージュ文様が美しい!カレンダー無しはこれはこれで新鮮…
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裏返したところ。しかし、時計の機械という観点ではこちら側を表という不思議。

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自動巻機構を取り外す。
ネジ二つで難なく外れる。
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美しいムーブだ…
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角穴車を取り外す。香箱の上にある歯車。
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美しいムーブだ…(again
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輪列抑えを取り外す。
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セオリー通りだと初めにテンプを取り外すのだが、トルクが完全になくなっている為、もはや置物同様。
構わず輪列からバラしていく。
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二番車、四番車を抜けば香箱も外れる。
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こちらが香箱の中身。案の定、メインスプリングが切れてしまっている。
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そこで取り出だしたるは…純正の3130用香箱。
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中身を開けて比較。こんなに違う!!
白く輝く新品のメインスプリングを見よ…!ここにさらにAO-3とグリースを注油。
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地板は、ベンジンを含ませた綿棒とロディコで入念にお掃除。
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抑えの裏側も入念に…

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先に仮組みしようと思ったのだが、テンプもガンギ車も外してクリーニング。
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注油の後、新しい香箱を入れ、組んでいく。
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テンプにも忘れずに注油。
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耐震機構を開けると、このようになる。この針金がめっちゃ細いので、いつもめちゃめちゃ緊張する…

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さすがロレックス、テンプ上下、かつガンギ車のホゾにも耐震装置が付いている!!

良い時計には値段に見合う理由があるのである。

あ、時計は元気に動き出しました。


分解してクリーニング、注油した自動巻機構を取り付ける。アルマイト加工された紫色の切り替え車が、いつ見ても美しい…
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この風格漂うムーブ、ただ事ではない…
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針を取り付ける。

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ケーシング前にパシャリ。
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うーん…
カッコ良い…😭😭

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裏蓋。
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裏蓋に貼られたステッカーはそのままで。
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出来上がり。美しい…!!
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つづーく。