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天気が良かったので久々にコイツを連れ出してみる…

Synchronar 2100 (シンクローナ)

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(一部には)言わずと知れた世界初の太陽光充電式時計。じつはこれってかなり凄いことでは?と思っている。しかも、モジュール部分が密閉されており、完全防水。操作はスイッチにつけられた磁石で行うというスーパー革新的機構。

見ての通り芝生に放り出して写真を撮ってると身体の影に入ってしまった。そのせいかどことなく悲しそうな表情である。
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この時計のブレスは純正品で大まかに分けて三種類あるのだが、このブレスの質感がめちゃめちゃ良い。あと一種類持ってるが、それもめちゃめちゃ良い。
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手前の窓に時刻が表示される。台形の形、それを包むカーブ、鏡面仕上げとヘアライン仕上げの部分の調和、、、えもいわれぬかっこよさ。
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下の写真はコントラストを上げている。赤く見えるのは太陽光発電パネルがケースに透けているもの。一時期、この発電パネルだけ大量にオークションに出品されていて謎だった。
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この、上部に太陽光が当たったアングル・・・かっこよすぎる!
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もう一度!
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時刻を見るときは、このように上部両端のスライド式のスイッチを操作して表示する。尚、手を離すと消える。カレンダー機能もある(モデル名に2100と付いているが、2100年までカレンダー調整がいらないというのがウリであった)。

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このモデルは古いこともあり、どんどん稼働する個体が少なくなってきている。どこかの会社が互換性のあるモジュールを作って販売していたそうだが、ある情報筋によれば三つ買って三つとも1年以内に壊れたとの事で、残念ながら実用的ではないようだ。

僕はガンガン実用していたのだが、流石にそろそろ壊れるのが怖くなってきたので、自重しようかなあと考えている。どんな高級時計でも、機械式であれば職人の手にかかればなんとかなるものであるが、Synchronarはそうはいかない。治らない、というのは何より恐ろしい。

個人でモジュールの開発・改造に取り組んでいる人も結構いるようだが、どうか、このすばらし名モデルがこれからもより多くの人たちに、より長く愛してもらえるよう、持続可能なソリューションが登場してほしいものである。