ジャンク修理 TIMEXの手巻きデイデイト
- カテゴリ:
- Repair

今度はこの時計。TIMEXの手巻き。金メッキがダサいのだがケースの形がかわいく、デイデイト付きであるのがチャームポイント。
裏蓋をパカッとあけると…

ムーブが爪で止まっていた。なにそれ!
と一人ツッコミ。

爪を全部外しても良かったのだが、爪が折れるのが怖かったので、風防がわから取り出せないかと試行。
グラスリムーバー登場。頼りになるやつです。これだけは、少し金を出して良いものを買った方が良い。間違いない。僕は安物を買って二回目で壊れた。

少々お固いものの、無事に取り出せた。
風防リムーバーのコツはしっかり爪を締めることと、すぐに引き抜くのではなく回す力を加えてみたり、片側だけ少し浮かせてみたりすることだ。
こういう安い時計でもっと練習しとくんだった…、僕はなれない頃にオメガでやって痛い目にあったことがある。
案の定、逆さにするだけで中身がコロンとでてきた。

こういう安い時計でもっと練習しとくんだった…、僕はなれない頃にオメガでやって痛い目にあったことがある。
案の定、逆さにするだけで中身がコロンとでてきた。
ダイアル。

ムーブ。

さてどこが悪いかなー、と見て行くと、全体的な状態は良いのだが、竜頭を回しても香箱が巻けない。すぐに巻き戻ってしまうのだ。つまりクリック、いわゆるコハゼの問題であろう。
コハゼというのは香箱(メインスプリング)を巻かれた状態に保つための歯止めなのだが、巻いた感覚に直接影響するため、その時計の印象をつくる重要な要素である。
さぁ、コハゼはどれだ…?
コメント