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ずーっと気になってた時計ではあるが・・・

Ressence Type 3

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カッコよすぎる!!!!
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めっちゃめちゃかっこよい!!CGみたいな時計だが、実物がこのまんまなのです。
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でも、これ一体どうやってんだ・・・!?


これが動画。一層ミステリアスな時計である。
 



ヌルヌル文字盤全体が動く様は、異様。もはや、生物的でもある。
針がないのがスゴイとか、そういう次元ではない。



そのまんまであるが、どういうテクノロジーであるか解説しているHPを見つけた。


 How Do They Do That? The Ressence Type 3
http://quillandpad.com/2014/10/06/how-do-they-do-that-the-ressence-type-3/

うーん、これはヤベえ。 考えた人、頭がぶっ飛んでいる。もちろん、ぶっ飛んでるレベルで賢いという意味だが 。

液体を満たして極限まで反射を抑えているとの事で、これがどうみてもCGちっくに見えてしまう原因なのだろう。
 

また、この時計は、裏側をグリグリ回すことで時間の調整をしており、手巻き機構は備えていない完全オートマチックである。が、時間を合わせる動作とゼンマイを巻き上げる動作を同一にしている。
つまり、裏をグリグリ前後に回すことでゼンマイの巻き上げになるという事だろう。その間、文字盤はヌルッヌルに動きまくるわけである。



すげえ。すごすぎる。



機構としては、文字盤側は水?なんらかの液体?で満たされており、当然ながらムーブメント側はドライである。間にはチタニウムプレートがあり、圧力調整機能のついたバルブで制御している…とある。また、文字盤側の複数のスモールダイアルを制御するのは磁力によるであるという事である。
つくづく、恐ろしい機構である。ヒゲゼンマイやその他パーツへの磁力の影響はどのように制御しているのだろうか?チタニウムプレートでカットできるものなのだろうか。



これが文字盤。文字盤だけみると結構ふつう・・・でもないが、組み立てた後ほど特異な印象は受けない。
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以下、怒涛の無断引用。スイマセン。



裏側。たしかに防水素材のように見える。
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ギアを組み込んだ所。中央に見える金色のプレートに入っているのが磁石であろうか。
全体の円周の回転が、各ダイアルに還元される様がよく分かる。中央上部のギアや、右、右下にある円周部と接しているギアである。
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地板。ここに水圧調整バルブのついたパーツが取付られる。半月状の空洞には何かしらの仕切りが入るのであろうか、もしくはローターが入るのであろうか。
この記事からは判別できなかった。
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ムーブメント。意外と?普通。双方向に回転しても巻き上げられるよう二つのギアが見える。
この時計の巻き上げ、めっちゃくちゃ楽しそう。。。
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リューズらしきものが見えるが、これは組み上げ時チェック用であろうと予想。




というわけで、最後に上記ページよりスペックを引用。お値段に注目。33,500ユーロ、約400万円なり。意外と安くない!?と思ってしまった貴方、それ、時計脳です。…僕も意外に安いと思いましたが…



これだけ先進的、かつデザインも超絶オサレな時計が金ぴかデイトナより安いって、納得いくような、いかないような…

 Quick Facts
Case: 44 mm sapphire crystal case top and bottom with titanium separator/lugs
Dial: fluid-filled so that the indications appear on the surface of the crystal
Movement: automatic winding, no crown
Functions: hours, minutes, seconds; date, day
Price: € 33,500 (including VAT)