さて、以前ジャンクで手に入れてOHして使っていた45KSなのだが、実はカンヌキ押さえが折れていて、時刻合わせをするには微妙な力加減で竜頭を引いた状態で同時に回転させる必要があり、結構不便なのであった。

別にいつでも直せるしいいか…と思っていたのだが、ようやく思い立ってヤフオクで部品を落札し修理する事にした。

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以下が届いた部品。確か送料込みで1700円くらいだったかな・・・?

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裏蓋を開けるとこうなってます。45ムーブは本当に美しい。
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ケースからムーブを取り外す。
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針のクリアランスはこんな感じ。
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平常心を保ちつつ針と文字板を取り外す。表面に波のような文様が入っている事を知る人はそう多くないだろう。
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折れた部品。竜頭を引いた時のクラッチの状態を固定する役割があり、ここが折れたままだと竜頭を引いてもすぐにバネで戻ってしまうので、時刻合わせをしたければ引いた状態をキープしながら回さなければならずとても不便なのであった。
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右側が今回入手した部品。SEIKOのムーブメントの大きな魅力の一つは、こういった部品が大変安価に手に入る事である。これがもしJLCやOMEGAなどになれば、まあ30,000円は覚悟しなければならない。しかも最近は円安が激しいのでそれでは済まない。
しかし、見るからに折れやすそうな形してるなァ…
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乗せ換えて、ムーブメントのよごれやくすみを取ったらこんなに綺麗になります。
美しい。。。両持ちブリッジや角穴車の加工、直線的な受けの形状、大きなテンプ…
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物によってはシリアル番号のような金文字が入っているムーブもある。これは残念ながら入っていない。しかしほとんど整備された事がないみたいで、とてもきれいな状態のムーブメントであった。
尚、化粧用の綿棒のようなものにクリスタルガードを塗り、時間が経った後にふき取っている。これにより、新品の時以上の輝きと深みをえらるのである。どうせ蓋するから誰にも見れないけど…w
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おしまい。ベルトも実はヤフオクで合わせて買ったもの。どこかの誰かの手作りバンドだと思うのだが、少しいびつな形が逆にこのVintageの雰囲気に合ってていいなあと思ったのでした。
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このムーブメントは特別な調整をせず、OHしただけで日差1-2秒くらいで、精度は恐ろしいものがある。現代にこのムーブメントをそのまま蘇らせたらいいのに。

以上、45KSの部品交換のお話でした。