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ジャンクで、憧れのMemovox E855のステンレスシルバーを購入した。


ジャンクといっても、ケースが綺麗なのが非常に好印象であった。症状はほとんど何も書いていなかったのだが、とりあえず届いた段階で時間あわせができなかった。あと、ゼンマイがろくに巻けなかった。それでも秒針は元気に動いていたので、それだけでも御の字である。


この時計は伝説的ともいわれるK.825というCalを搭載していて、このキャリバーの特徴はなんといってもハーフローターという自動巻き機構である。コツンコツンとローターがばねに接触して巻き上げられていく感触は非常に心地よく独特なのだが、この自慢の機構もうんともすんともいわないのである。 

文字盤もまぁ綺麗な部類ではあるが、汚れが付着している。風防も傷だらけで、風防とケースの間には黒いゴミがたまっている。おそらく、清潔でない部屋に長期間放置されていたものであろうと推測される。
壊れ具合から見て、それを無理に使おうとしたがまともに使えなかったため、ジャンクとして放出したものであろう。



なおしがいがあるなぁ・・・と、 思いました。


しかし、ケースはホンマに綺麗!!!



これだけでも十分買った価値があった。


尚、このモデルのこの色のケースは、ゴミ一歩手前の状態のものであっても某ベイで10万円くらいで落札された過去があるくらい、入手が困難なのです。


ステンレススチール なんてゴールドより何倍も多く作られているのに、なんでだろか。人気あるからだろうなあ。カッコヨイもんなー…


 
最近、僥倖により憧れのMemovox E855を購入。ただし、ジャンクとして。

その上僕の憧れるデザインのE855とは違うのだが、このケースでE855、しかもケースの状態は良いというのが素晴らしい。

生産数は多いくせに人気のステンレススチールは特に貴重で、過去にはボロボロのゴミのような状態のケースのみで10万円したモデルである。
風防はキズだらけで、ケースこそ綺麗なもののリューズがまともに使えない。時計が合わせられない。ゼンマイ巻くのも難しい。

このムーブの超素晴らしい特徴であるバンパー式自動巻きも、まったく動かない。ローターが抜き取られてるのではないかと本気で心配した。


ケースの縁もゴミだらけ。


上記のような説明は買う時にはなかったのだが、これぞジャンク道。上等である。アラーム機能が動くだけで奇跡。




あまり好きでないデザインだったのだが、手に入れてみると不思議と愛着が湧いてくるものだ。