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愚かなパチロレ

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某所で見かけた、セラミックベゼルのサブマリーナー…の偽物。

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溢れでるチープ感がとても物悲しい…

このとき、裏蓋を開けてメンテしてるとこを見たのだが、この様になっている。許可を取って撮影した。⬇️
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なんこれ😭😭😭😭😭

ペラペラのプラスチックのようなムーブメントにも衝撃であったが、それ以上に笑ったのがこれ。
切替車、なんか紫色のシール貼ってる…
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本物のロレックスのムーブの切替車は、アルミ素材の歯車に耐久性向上のための加工がされていて色が付いてるのだが、それを色だけ真似ようというのである。

愚かだ…。

ちなみにこれが本物のムーブメント。
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さて、彼らはパチモノを作ろうというのだから本物にも当然相応に詳しいはずでふある。ロレックスの切替車の表面加工なんて百も承知だろう。そういう人たちが、額に汗して考えつき、素材を発注し、決して低くはないレベルの技術で加工した末に出来上がったものが、これである。

無駄な会議に出て、上司のパワハラにもめげず、頭の悪い部下を根気強く指導し、現場をわからない経営陣の文句を言いながら、残業を重ね、手を油と金屑まみれにしながら作り上げたものが、これである。

愚かだ。そして、悲しいお話だ。

こんな悲しいパチモノに、1万円も2万円も出す御仁がいるものだから、わからない。

パチロレの製作も購入も、技術力、生産設備、原料、貴重な人件費の浪費以外の何者でもない、文化的に価値がゼロな行為と言える。

さてもさても、読者諸氏には厳に慎むようお願いしたい。


ま、こんな場末の時計ブログを読むような好き者は端からパチモノには興味ないとは思うのだけれど、あるいは騙されてつかまされたりしないかと申し上げた次第でございました。

ロレックスのオープナーゲット!

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工具ゲットシリーズが続くが…

 
フロンティアのロレオープナー。ヤフ某クでゲット。古そうだが一式揃っているので問題ないであろう…


右奥にあるパソコン用のマウスと比べて貰えばわかるのだが、想像してたより1.5倍くらいデカい。

開けたところ。右のレバーのようなやつに、黒いコマを取り付けて使うようだ。

左上に見える金具は、裏蓋を開けるための大型工具である側開器に取り付けて使うためのアタッチメントであろう。いつか欲しいなぁ…


ロレックス、でなくてロレックスを開ける工具であるところがやや悲しいのだが、開けるときはいつも店まで行って金払ってただ開けてもらうだけで悔しかったので、良い買い物をしたと思いたい。

一点心配は、ちゃんと使えるかの確認をしてないことであるが…、ま、いいか。


24年前の時計のお値段

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古本屋で入手した昔の時計雑誌を読んでみた。

昔の時計って、ほんま安かったんやなぁ…



エクII。このモデルは現行品と違って、短針がベンツ針でなくストレートなタイプである。僕はめちゃめちゃこのデザインが好きで、ほんとに、いつかこの腕にはめて見たいと思う一本なのだが、みんな思うことは同じのようだ。

オークションやらみても凄まじく人気があり、凄まじく高価である。一本300万を超える個体も珍しくなく、完全に高嶺の花である。


それがなんと…




お値段28万円から


パチモノ級の安さと言える。



他にも、僕の大好きなメモボックス、アメリカモデルのルクルトロゴである。

メモボックスとしか書かれてないが、このブラックダイアル、三つのリューズは超スーパーレアモデル『ポラリス』だ。

ただ、見慣れないダイアルなので少し調べてみると、どうやらプロトタイプが、作成された直後に500個のみ販売された、いわばプレポラリス…らしい。


言うまでもなく、事案レベルのレア度である。お値段はつけようがないが、あえてつけるとすれば150万は堅いのではなかろーか。


それが、




20切り。こんなのはもはやポラリスのリューズ三つ分のお値段である。


四半世紀とはいえ、そんなに物価って変わってないのではないか?三十年前のビッグマックも四百円程度である。


と言うことは、やはり時計自体の価値がこの二十年で大変に上昇しているのだろう。

時計を愛する者として今が不当に高いとは思わないが、この時代か激安であったとは言ってもよいのではなかろうか。クオーツショックからまだまだ脱しきれず、機械式時計の価値がまだ定まっていなかった…というのもあるのかもしれない。


誰かタイムマシンとお小遣い下さい、と思いました。切実に。


余談ながら、憧れのユニバーサルジュネーブのトリコンパックスについて、栗崎氏の記事がある。

熱量のある素晴らしい記事。ボタンの操作まで解説してくれていてたまらん。

氏とは一度だけ、ものすごくたまたまではあるが、電話で話をしたことがある。時計愛がひしひしと伝わってきた。そしてめっちゃめちゃ丁寧で優しかった。 



以上、時計の価値というものについて考えさせられた一冊でして、とさ。

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